【観光列車の王様】リゾートしらかみ4号「ブナ編成」乗車記《青森→鰺ヶ沢》鉄道ファンでなくても楽しめる?

東北

2020年9月15日
新幹線で青森へ行き、ねぶたの家 ワ・ラッセ と 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 などの観光・見学を行ったあと、一度乗ってみたかった観光列車リゾートしらかみ号に乗りました。
今回はそのさいの様子を紹介します。
今回は、リゾートしらかみの青池、ブナ、くまげらの3編成あるうちのブナ編成に鰺ヶ沢まで乗りました。

始発の青森駅

青森駅に13時29分に入線します。秋田駅8時20分発のリゾートしらかみ1号の折返し列車です。

観光列車らしい素敵なデザインですね…

3編成あるうちの青池編成とブナ編成は、HB-E300系と呼ばれる新しく製造された観光列車専用の形式が使われています。
この車両の特徴は、エンジンで発電して蓄電池に電気を貯めて、加速時にモーターを回す、ハイブリッド方式の環境に優しい車両となっています。

清掃作業終了 乗車

発車の10分前に清掃作業が終わりましたので、早速乗りましょう。

ブナ編成の車内は?

木目調を基調としたおしゃれな車内となっています。
床や天井もブナの木をイメージしています。

天井には、リゾートしらかみや五能線沿線を紹介するモニターが設置されていました。
リゾートしらかみでは、津軽三味線や津軽弁「語り部」実演などの様々なイベントを行うのですが、その時の様子をモニターに映し出すのにも使われます。

先頭車展望スペース

リゾートしらかみでは、景色をより楽しめるように先頭車の運転台後ろに展望スペースが設置されいます。
リゾートしらかみ号の窓はとても大きいですが、それよりも大きい窓が設置されています。
ブナ編成ではブナの木をイメージしたオブジェクトも置かれています。

デッキ

リゾートしらかみの各デッキには、五能線の観光パンフレットや乗車証明証が置かれています。
この乗車証明書を提示すると、あきた白神駅の目の前にある温泉施設「八森いさりび温泉 ハタハタ館」の入浴料が1割引(500円が400円)になるサービスを受けられます。

車いす対応の大型トイレが、1号車と3号車に設置されています。

3号車 車内売店

3編成あるうちの、ブナ編成にしかない特徴になりますが、3号車に車内売店が設置されています。
売店では、リゾートしらかみのクリアファイル、りんごジュースや地酒、アイスクリームなどの様々なものが販売されています。
また、簡単なイートインスペースも設けられています。
※肖像権侵害を防ぐため売店を直接撮影するのは控えました。

その他設備

リゾートしらかみ号には、フリーWi-Fiが設置されています。
車内で沿線の観光情報を調べたり、リアルタイムでSNS等への投稿ができます。

13時51分 青森駅を発車

列車は定刻通り、青森駅をゆっくりと発車していきました。

津軽線と分かれる地点で、90kmぐらい出していました。
リゾートしらかみは、窓が大きいため鉄道ファン的に、配線や信号機観察にもってこいです。

売店でアイスと飲み物を購入

3号車の売店で、ブナの森アイス(310円)とスパークリングアップルジュース(390円)を購入しました。

#シンカンセンスゴクカタイアイス のようにスプーンをつくのに時間がかかるくらい固いです。
スパークリングアップルジュースは、りんごと炭酸をダイレクトに感じられめちゃくちゃ美味しいです。

リゾートしらかみ号は、津軽平野をそれなりのスピードで駆け抜けていきます。

桜の名所 弘前に到着

列車は、弘前を経由するため、五能線の始発駅川部を通り過ぎます。

弘前駅にある五能線の給油施設にもうすぐ引退が近いキハ40・キハ48が留置されていました。

弘前で、多くの乗客が乗ってきました。
そして弘前~川部間のわずか数分間だけ進行方向が逆転します。

五能線の始発駅川部到着

青森駅を出て約50分、五能線の始発駅川部に到着しました。川部から五能線に入ります。

川部から、途中の津軽鶴田まで津軽弁「語り部」実演が行われました。

「語り部」のときに、ふじリンゴの発祥の地は藤崎であることが言われました。

藤崎より先の区間では、ふじりんごの果樹園と青森県最高峰岩木山を楽しめました。

津軽鉄道乗換駅 五所川原到着

ストーブ列車で有名な津軽鉄道との乗換駅である、五所川原駅に到着しました。
五所川原では、くまげら編成のリゾートしらかみ4号とすれ違いました。
鰺ヶ沢から先は、このくまげら編成に乗ります。

太宰治記念館 「斜陽館」へは、津軽鉄道線で約20分、金木駅が最寄り駅です。

海が見えてきたらわさおの地 鰺ヶ沢

五所川原を出て約30分、鰺ヶ沢に到着します。今回、温泉に入るため鰺ヶ沢で下車しました。

鰺ヶ沢は、今年6月に天国へ旅立ったわさおが住んでいた場所になります。

鰺ヶ沢では、リゾートしらかみを見送りました。

鰺ヶ沢到着です!

まとめ:観光列車の王様だけあって飽きない

今回の乗車は、リゾートしらかみの一番の見所である海が見える区間に乗りませんでしたが、
車内イベントや、津軽平野の景色と岩木山を楽しめあっという間に感じました。

観光列車に乗ると、一番の見所の区間までは、ただ乗っているだけということもありますが、リゾートしらかみは乗客を飽きさせない演出が多くあり、青森~秋田を5時間掛けて全区間乗り通したとしても飽きることはないでしょう。

デッキには観光パンフレットがあり、今度来たときにはここ行こうって考えることもできます。
観光パンフレットを見れば、見どころの区間を車内ですぐ知ることもできるので、もっと楽しむこともできます。
リゾートしらかみは3編成いるので、今回は青池編成の乗ったから次はブナ編成に乗ろうとなるかも知れません。

今回乗ってみて、また乗りたくなりました。おそらく鉄道ファン問わずリピートもそれなりにいるでしょう。

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