【リゾートやまどり】臨時快速谷川岳もぐら号乗車記≪大宮→越後湯沢≫

関東

乗車日 2021年10月02日

みなさん、こんにちは!keitripです。今回は、高崎線・上越線を走る臨時快速列車「谷川岳もぐら号」に乗ってきました。

この谷川岳もぐら号は、大宮から越後湯沢を結ぶ、水上や谷川岳の観光シーズンに合わせて運転される臨時の快速列車です。
時刻表の臨時列車や上越線のページを見ると、その時刻が頻繁に掲載されており気になっている方がいると思います。そんな方々に車内や車窓の様子をお届けいたします。よろしくお願いいたします。

始発の大宮駅 入線まで

鉄道の街で、多くの路線が乗り入れる大宮駅です。快速谷川岳もぐら号は、前述のとおり大宮駅を発着としています。

大宮駅の発着番線は、定期列車の発着が比較的少ない7番線です。

9時19分 高崎方面から回送列車として入線してきました。

車両は、2011年の群馬DCに合わせて誕生した485系電車「リゾートやまどり」

そういえば、この車両って誕生してもう10年も経つんですね~…

隣の8番線には、草津31号が停まっています。バラエティー豊かですね~

側面の行き先表示器は、“快速”ではなく“臨時”と表示がされています。誤乗を防ぐためでしょうか…

車内の紹介

485系「リゾートやまどり」の車内の紹介をします。
その前に、この車両は改造前は、お座敷車両「せせらぎ」「やまなみ」でした。そこを踏まえるとこの車両の面白さが分かるかもしれません…

デッキ等

車体は新造されているこの車両ですが、そのころの面影を残すかのように、デッキに段差が設けられています。

また、連結面には段差があり、そこを埋めるために段差プレートがあります。

1号車・6号車にある男女共用トイレと男性用トイレになります。485系のお座敷車両「華」と全く変わりませんでした。

3号車には、車いす対応の大型トイレがありますが、その日は故障中でした。

3号車と5号車にある共用スペースになります。ロングシートみたいな感じですね…
3号車は赤系のモケットで、5号車は青系のモケットになります。

2号車にあるミーティング室「和」です。お座敷ではないものの、こうやって畳椅子のスペースがあるのが面白いところ…

他の方がいたため撮影は控えましたが

  • 1号車・6号車 運転台後方 展望室
  • 4号車 キッズルーム※土足厳禁

があります。
なお、これら共用スペースは、感染症拡大防止のため、飲食は禁止となっています。

客室

リゾートやまどりの座席です。1+2の3列がけになっています。

ご存じの方も多くいらっしゃるでしょうが、この座席は、253系成田エクスプレスのグリーン車の座席となっています。

シートピッチは1200mm、座席を深く倒されても、狭いと感じることはない十分なピッチです。
元グリーン車の座席ということで、フットレストも完備されていて、4時間近くにわたる乗車でも、とても快適に過ごすことができました。

こちらも有名な話ですが、「2号車」の座席はシートピッチが1550mmと、特段広くなっています。

号車シートピッチテーブルフットレスト
1・3~61200mm背面テーブルあり
1550mm肘掛けテーブル(やや小さめ)なし

となっており、シートピッチが広いからと言って特段快適になるとは思いませんでした。

続いて天井ですが、お座敷車両「華」と同じような、和室風の天井となっています。

9時36分 大宮発車

あともう少しで、大宮駅を発車します。その2分前 “9時34分発 普通新前橋行き(15両編成)”が隣の8番線から発車しました。

9時36分 定刻通り大宮駅を発車、見送るかのように宇都宮線と並走します。

乗車率は、9割程度となっています。運がいいことに前の席が、終点の越後湯沢まで空席となっていました。

2分前に先行列車がいる関係で、45km~60kmぐらいでゆっくりと、鉄道博物館の横を通り過ぎます。

9時47分 上尾到着

9時55分 桶川に到着です。

特急あかぎが停車する鴻巣を通過して、
10時21分 熊谷に到着しました。

熊谷貨物ターミナルを通過して、秩父鉄道三ヶ尻線の廃線跡を横に見ます。

その後、切り離しの駅として有名な籠原に運転停車

1分ほど停車して、再び発車します。
先行を走る新前橋行きの姿はありませんでした。

10時36分 ネギとレンガの街 深谷に到着です。

大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一の生誕の地として、近年話題となっていますね…

深谷駅発車後、110kmまで加速し、特急さながらの走りを見せました。

新町駅通過後、神流川(かんな)を渡り、群馬県へ入ります。ここで群馬県に関する案内が車掌よりありました。

その後、高崎駅に近づきます。上信電鉄線の車両が多くみられました。まだ乗ったことがないので、乗ってみたいところ…

11時04分 高崎駅到着

11時04分 大宮から1時間28分 高崎駅4番線に到着しました。
特急草津だと、大宮から高崎まで50分少々で到着するので、ゆっくり走ってきたことがうかがえます。

11時06分 高崎駅を発車しました。

11時13分 新前橋駅に到着しました。

隣には大宮駅を2分前に発車した、新前橋行きの電車が停まっていました。こちらは09分の到着です。

籠原駅の切り離し作業中に、追い越すかと思いましたが、抜かしませんでしたね~

新前橋駅発車後、車掌より観光難内が行われました。進行方向右手には、前橋の群馬県庁舎(33階建て・153m)を見ることができます。

そして、進行方向左側には、榛名山を望むことができます。

11時26分 渋川駅に到着です。吾妻線、中之条・長野原草津口方面は乗り換えです。

渋川駅発車後、利根川の橋梁を渡ります。SLの撮影スポットとして有名ですね…ここから一気に山岳区間になります。

特に津久田~岩本間では、3回も渡り、利根川の渓谷の姿をはっきり見ることができます。

紅葉に染まった景色が楽しみですね

列車は、尾瀬方面や、日本三名瀑のひとつ「吹割の滝」やたんばらへの観光拠点、沼田を通過します。

沼田駅通過後に、この列車の由来となった谷川岳を見ることができます。この後、この谷川岳を貫く新清水トンネルを通過します。

諏訪峡と水上の温泉街が見えてくると、水上に到着です。

12時04分 水上駅到着

12時04分 大宮から2時間28分 水上駅に到着しました。ここで3分停車、乗務員交代を行います。
水上駅は、乗り換えのイメージなので、ここを乗り換えなしで出ていくのは、新鮮な気持ちになりました。

12時07分 水上駅を発車します。

利根川の渓谷に沿った後に、新清水トンネルへ入り、湯檜曽駅に到着です。

こちらでは3分ほど停車します。

12時20分 土合駅に30分停車

12時20分 この列車の目玉、日本一のモグラ駅として有名な土合駅に到着です。30分ほど停車します。

ここから改札口まで486段ある階段を上っていきましょう。

登り始めてから約5分、大急ぎで登り切ったかと思いきや、この先にも少し続きます。
ホームからここまでは462段あるようです。

ということで駅舎に到着です。ここは当然のように無人駅ですが、駅事務室跡には「駅茶 モグラ」があり、多くの方々がここでコーヒーや紅茶などを購入されていました。

2番線の水上方面は、普通の地上駅となっています。

ということで、この長い長い階段を再び降りて行きましょう。トンネル内部は、地下水等で涼しいですが、一部ぬれて滑りやすい箇所があるので、気を付けて上り下りしましょう。

7分ほどかけてゆっくり降り、再びホームに到着です。

12時50分 土合駅を発車します。30分ほど停車時間ですが、あっという間に終わりました。

新清水トンネル内を60kmまで加速したのちに、上り勾配で徐々に減速して、30km~40kmぐらいの低速で走行しています。

13時07分頃 土合駅を発車してから17分、ゆっくりと新清水トンネルを通過し、土樽駅を通過します。

通常の普通電車だと、土合から土樽まで8~9分で着くので、かなりゆっくり走っていることが分かります。

土樽駅通過後に、長いトンネルで勾配を下りながら、次は越後中里を通過していきます。
下り勾配で速度は上がるかと思いましたが、45km~60kmを維持していました。

越後中里を通過後に、Ωカーブを描きます。ここの景色が地味に好きな方が多いのではないでしょうか?

その後、到着放送が行われた後に、新幹線の高架線が見えてきました。

13時32分 終点:越後湯沢到着

13時32分 大宮から3時間56分 終点の越後湯沢に到着しました。

到着ホームは2番線です。21分後の13時53分発 臨時快速谷川岳ループ号 大宮行きとしてすぐ折り返します。

この光景を見ると、越後湯沢って感じがします。

谷川岳もぐら号の運転時刻

停車駅着発時刻備考
大宮09:36発7番線発
上尾09:47着
09:48発
桶川09:55着
09:56発
熊谷10:21着
10:22発
深谷10:36着
10:37発
高崎11:04着
11:05発
4番線発
信越本線普通横川行き 11:23発 5番線
新前橋11:13着
11:14発
両毛線普通伊勢崎行き 11:18発
渋川11:26着
11:27発
吾妻線特急草津1号長野原草津口行き 11:37発
吾妻線普通長野原草津口行き 12:09発
水上12:04着
12:07発
湯檜曽12:12着
12:15発
土合12:20着
12:50発
越後湯沢13:32着上越線普通長岡行き 14:14発
ほくほく線直江津行きは六日町で乗換
上越新幹線とき321号新潟行き 14:01発

今後の運転予定

  • 11月/13日・14日

秋の臨時列車の運転について

2021年度の過去の運転日

  • 6月/6日・12日・20日
  • 9月/11日・12日・18日~20日
  • 10月/2日・3日

感想

大宮から越後湯沢まで、沿線の景色や土合駅をのんびり楽しむことができ、4時間をあっという間に過ごすことができ、この機会に乗ることができてとてもよかったです。

鉄道ファン目線になりますが、車両が485系ということもあり、特急「水上」「谷川」の疑似体験もできました。

この「谷川岳もぐら号」は高崎、新前橋はもちろん、渋川や水上へ停まるので、温泉アクセスの列車としての利用もできます。

観光シーズン中に数回、運転されるので意外と見かける機会があるかもしれません。
気になった方はぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

臨時列車の予約はこちらからできます。

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