【天空に一番近い観光列車】HIGH RAIL 1375 星空号乗車記|夜の観光列車の実力は?≪小淵沢→小諸≫

中部・甲信越・北陸

乗車日 2021年10月02日

みなさん、こんにちは!keitripです。

JRで最も高い位置を走る路線「小海線」。その小海線の観光列車 HIGH RAIL 1375 の3便目、星空号の乗車記です。

JRで一番高い路線を走るということで、夜には星空観察に適していて、日本一高い駅として知られる「野辺山駅(標高1345m)」の近くには、国立天文台があります。

そんな、星空を売りにした珍しい観光列車「HIGH RAIL 星空号」の乗車の雰囲気をお届けいたします。よろしくお願いします。

始発の小淵沢駅

ここは中央東線と小海線の接続駅、小淵沢駅(標高884m)です。

小海線の乗り場は、跨線橋を渡って4・5番線です。

行き先表示機です。行き先と列車名が交互に表示されます。

乗降口は、前寄り車両(2号車)のドアのみです。アテンダントさんに、指定席券を提示して乗り込みます。

車内の紹介

デッキ

車内に入ると、簡単な洗面台が一つ設置されています。

その横には、大型の男女共用トイレが設置されています。

トイレの内装です。E353系のトイレに雰囲気が近く、明るくて清潔でした。

客室

座席紹介の前に、天井のご案内です。
星空をイメージした天井となっており、星空観察の雰囲気を列車内でもなんとなく感じることができます。

今回座ったのは、1号車のAB座席です。窓側に座席が向けられている、ペアシートになります。
大雑把にいうと、逆ロングシートです。この席は、リクライニングシートではないので注意してください。

固定式のテーブルが付いていているので、飲食をしながら景色を楽しむことができます。

1号車D席です。一人がけのシートで、進行方向に対し斜めに配置されています。

回転式リクライニングシートとなっていて、ペダルを踏んで90度回転させて、2人で列車を楽しみながらの利用もできます。

1号車の連結面寄りの席は、BOXシートとなっています。

3~4人での利用に最適です。こちらも大型のテーブルが付いており、食事などを楽しみながらの利用が可能です。

※1号車には網棚が設置されてないので、大きい荷物を持ち込む際は注意してください。

2号車の座席です。2+2の4列(一部は1列)で、リゾートしらかみや特急列車と同じ、回転式リクライニングシートとなっています。

2号車には、網棚が設置されています。

その他

2号車の運転台後方には「HIGH RAIL ギャラリー」があり、星空に関する本や

プラネタリウムがあります。

スペースでの撮影は控えましたが、1号車の運転台後方には、車内販売スペースがあります

コーヒーはもちろん、八ヶ岳高原サイダーやチョコウエハースクッキー、HIGH RAIL 1375のクリアファイルなどが販売されています。

このHIGH RAIL星空号では、小淵沢駅発車後から中込駅到着前までの営業です。
駅到着前後は、アテンダントが検札業務行うため、営業が中断します。

18時17分 小淵沢駅発車

18時17分 始発の小淵沢駅を定刻通り発車します。車内は7~8割の席が埋まっていました。

発車直後、元国立天文台の職員の方による星空ガイドが行われました。その際に、国立天文台のパンフレットが配られます。

その後、中央東線と分かれて一気に、急勾配を上ります。
光量の関係で写真には納められませんでしたが、甲府盆地の夜景や、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳を見ることができます。

列車は甲斐小泉(標高1158m:JR第3位)に運転停車、反対方面小淵沢行きとすれ違います。

列車は暗闇の中、33‰の急勾配を進んでいきます。車内販売で八ヶ岳高原サイダー(250円)を買ってきました。

また、道中では野生動物により急ブレーキが2回かかりました。

18時44分 清里駅(標高1274m:JR第2位)に到着しました。清里高原のアクセスの駅です。清里高原でソフトクリームを食べたくなってきました。

上り急勾配を終えると、JR最高地点(1375m)になります。近くには、八ヶ岳グレイスホテルがあります。

18時53分 野辺山駅到着 星空観察会

18時53分 野辺山駅(標高2345Mm:JR第1位)に到着しました。

ここで49分間停車し、駅目の前の銀河公園で、星空観察会が行われます。

写真には納められませんでしたが、東京では見ることの無い、無数の星々の世界が広がっていました。

ちなみに、高原だけあって寒かったです。

19時42分 野辺山駅発車

19時42分 定刻通り野辺山駅を発車しました。ここで星空案内人の方とお別れします。

その後、急勾配を一気に下り、次の信濃川上駅(1153m:JR第4位)を通過します。ここで小淵沢行きとすれ違います。

20時13分 小海駅(標高865m)に到着しました。ここでは9分停車します。

ここから先は、佐久鉄道が建設した区間で、飯田線のように駅間が短く、徐々に平野の景色になります。

20時22分 小海駅止まりの列車の到着後、定刻通り発車しました。

20時41分 中込駅(標高673m)に到着です。小海線の車両基地・乗務区である小海線営業所が併設されています。

その後、急勾配で高架線を上り、20時50分 佐久平駅(701m)に到着です。
20時57分 はくたか576号東京行きに乗り換えができます。

その後、高架線を下りて平野を走ります。

21時02分 小諸駅到着

しなの鉄道線と合流、乙女、東小諸を通過して、21時02分 小諸駅(664m)に到着しました。到着番線は4番線です。

到着後、4分の乗り換えで21時06分発 長野行きに乗り換えました。

HIGH RAIL 星空号の時刻

停車駅時刻備考・乗換列車等
小淵沢18:17発16:53着 特急あずさ33号松本行き
18:08着 特急あずさ50号千葉行き から接続
清里18:44着
18:45発
野辺山18:53着
19:42発
星空観察会開催
小海20:13着
20:22発
中込20:41着
20:42発
車内販売終了
佐久平20:50着
20:51発
20:57発 はくたか576号東京行き
21:29発  あさま629号長野行き
小諸21:02着21:06発  普通長野行き
21:11発 普通軽井沢行き

感想

夜を走る観光列車ということで、小海線の高原らしい景色を見ることはできませんが、野辺山駅での星空観察会で、星空の世界を体験し、とても楽しい列車でした。

短い2両編成ながら車内販売やHIGH RAIL ギャラリーなどの充実した車内設備により、飽きることなく全区間過ごせました。

気楽に星空の世界の世界へ連れて行ってくれる「HIGH RAIL 星空号」気になった方はぜひ乗ってみてください。

のってたのしい列車 HIGH RAIL 1375

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

HIGH RAIL 1375号のツアーのリンクはこちらです。

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