【最終こだま】500系V7にて新大阪へ!哀愁漂う深夜の新幹線を味わう

日本初の300km/hでの営業運転を行った500系新幹線電車。
私にとって憧れの存在であり続けてくれた500系新幹線に、9月20日~23日の間、会いに行ってきたので、その様子を4回の記事に分けて好きなように紹介してゆく。この記事は、4回中第4回目の記事だ。

当記事は、9/20~9/23の4日間の内、乗り納め3日目(9/22)の様子である。ちなみに乗り納め4日目は、500系に乗ったわけではなく新大阪駅を出発する前に、500系新幹線を見送るだけだった。

こだま970号 上りこだまの最終列車 岡山から新大阪まで

  • 乗車日  :2026年9月22日(SW:のぞみ全車指定席期間)
  • 列車名  :山陽新幹線上り「こだま972号」
  • 区間   :岡山 22:18発→岡山 23:18着
  • 編成名  :500系7000番台V8編成(引退記念ロゴ付き)
  • 号車・座席:2号車・普通車自由席車両A席(3列側席窓側)

22時00分 24番線に入線 18分間停車

22時00分 こだま970号が24番乗り場に入線した。博多駅を19時25分に発車し、3時間53分かけて新大阪駅まで駆け抜ける。

暗い中、500系特有のヘッドライトがわかる写真を撮れた。

低速時もまるで空気を切り裂くかのように入線する。

今回やって来たのは、V7編成だ。2026年9月下旬(シルバーウィーク時点)では、V7・V8・V9編成の3編成のみが在籍している。

乗り納め初日と2日目後半にV9編成、2日目前半はV8編成に乗った。今回のこのこだま970号の乗車で、現在走っている500系全てに乗った事となった。

22時05分発 熊本からの772Aさくら772号と接続。乗客が乗り換え来る前に座席を確保した。
反対側のすれ違う新幹線を見れるようにA席(3列窓側席)に座る事とした。

夜でもそこそこのギャラリー集まる

500系の凛々しいテールライトを欠かさず撮影。

このV7編成も、V8編成同様、引退記念ロゴが1号車と7号車側面に掲示されている。

その編成を見かけた証拠として、編成番号が刻まれている乗務員室扉も欠かせない。

22時18分 岡山発車 終点新大阪まで通過待ち無し

22時18分 岡山駅を定刻通り発車した。2号車の座席定員は100人(5席×20列)。
4号車のサルーンシート化後、8両編成ある内で最も座席定員数が大きい車だ。

2号車の車内は、私含め10名以下だったと記憶している。予想通り自由席は定員が多いのでノビノビできた。
岡山駅発車前、指定席車両を覗いたところ、4・5・6号車全ての号車が、8割近く座席が埋まっていたように見受けられた。

中には私のように乗り納めの方もいらっしゃると思うが、様子を見る限り、指定席のパックツアーや最繁忙期(のぞみ全車指定期間)で、念には念を入れて指定席を取った一般層のように見受けられる。

何はともあれ、私の目論見通り、広々と自由席を使えた。

車内散策 Liminal Space in 500series

今回の乗車が、おそらく最後の500系乗車になると思われるので、軽く車内散策をした。

まずは男性小便所の壁面。壁面上部が内側に傾いており、円形断面であることを伝えてくれてる。
せり出した壁面上部には蛍光灯もあり、閉鎖的な空間に拍車をかけている。
壁面が黄色系であり、薄暗い車内も相まって、写真だけ見ると人によっては少しだけ不気味に思えるかもしれない。

こちらはデッキ、乗降扉の様子だ。何度もご説明した通り、円形断面のため扉上部が内側に曲がっている。
頭上の蛍光灯の光も、ドア本体にはあまり届かない事や、灰色壁面のため今の車両と比べると薄暗い印象を受ける。

この薄暗さも500系に限らず、E2系やE3系など平成に生まれた新幹線電車や特急電車の特徴とも言えるが、500系の場合は薄暗さに加え、圧迫感を若干感じる。
今の車両であれば、似たような系統の内装であっても、LED照明の技術が上がり、上手く輝度を調整できているので、これもある種の懐かしさだろう。

また500系のデッキは、特有の圧迫感も相まってリミナルスペース味を感じることがある。

西明石で700系ひかりレールスターとすれ違い

あっという間に、相生、姫路、西明石と停車。2号車は、客の入れ替わりは無かった。

西明石では、最終の岡山行き977A こだま977号と行き違った。
最後の2000年代山陽新幹線二大スターが揃った写真を撮る事としよう。

西明石を発車し、明石海峡大橋が遠くに見える。スマホを窓に近づけ、ブラインドを下げて撮った。

新神戸に到着。姫路まで回送される700系ひかりレールスターとすれ違った。

新神戸を発車し、六甲トンネルを抜けて住宅街を通り抜ける。
減速し始めるとマンションなど、高い建物が徐々に新幹線線路の近くに集まるようになった。

大阪のキタの街並みが見えてくると、旋回するかのように大きく内陸側に曲がり、新大阪駅に到着した。

23時18分 新大阪到着 往年ののぞみを彷彿とさせる東京方へ発車

23時18分 終点の新大阪に到着した。最後に通路を歩き、無人になった車内を軽めに撮影。

まずは最後尾1号車にあいさつに向かう。ありがとう500系。

到着したのは、真ん中のホーム24番乗り場だ。
こだま号と言えば、ずっと手前の渡り線から下り線を一時的に逆走し、20番乗り場もしくは21番乗り場に入線する。

今回は最終列車で折り返すこともないため、そのまま上り線を順走し、通常は東海道新幹線が着発する24番乗り場に入線したのだ。

のぞみ号現役当時は、26番乗り場に到着していたと思うのだが、まるで当時を彷彿とさせるような瞬間であった。

続いて東京方の先頭車両を拝みに行くとする。天下の新大阪だ。いくら深夜とは言え、ギャラリーはそれなりに居た。

26番乗り場には、東京からの新幹線も到着していた。500系のまなざしは、かつて向かっていた東京方を見つめているようにも見えた。

23時27分 鳥飼車両基地へ向けて回送された。東京方へ向けて発車のため、のぞみ号を彷彿とさせるようだった。

おわりに 現役全編成制覇

今回のシルバーウィーク乗り納めであるが、乗る予定の列車には運用が予告されてた通り、500系新幹線が充当された。
そして上手く5列車に乗る予定を組んだ結果、現役の3編成V7・V8・V9の全ての編成に乗る事が出来た。

夜の広島発岡山行きを除き、あえて自由席にして最繁忙期なのに窮屈な思いをせずに済んだのもあるが、それは主題ではない。

この4日間500系を乗り納め、見納めをして、そしてほんのわずか10分程度であるが、様々なところで出会った方々とお話しして、500系新幹線はかっこよくて愛されている事が本当によくわかった。

500系は時には悲運な名車だとか言われる時もあるが、常にいろんな世代から愛され続けた、世界一の新幹線である事が改めて分かった。

私の一生の憧れであり続けてくれた500系に、めぐり合わせてくれてありがとう。
Thank You 500系。永遠に500系のぞみ!

最後に堅苦しい話となるが、近年ではマナーやモラルが一層厳しくなっており、それらを守って欲しいと多くのブログやSNS等での投稿で見かけるが、それはもう前提なので私の口からは改めて注意喚起、忠告を申し上げるつもりは無い!

私から願いたいのは、以下の通りだ。

2027年1月13日の定期運行終了および7月の完全引退まで、重大なトラブルや事故が無く、無事に安全運行を全うしてほしい!

それがどの鉄道車両にも与えられた最大の使命であると私は考えている。

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