【冬ならでは】増結した特急おおぞら号 4時間の列車旅 まさかの混雑理由≪札幌~釧路≫

北海道

乗車日 2022年1月08日

みなさん、こんにちは!keitrip/須田 恵斗です。

この日は年始明けの3連休、飛行機、鉄道、道路などあらゆる交通手段が混雑を見せています。

今回は、冬の3連休の北海道で、混雑対応のために大増結した特急列車に乗ってきたので、その様子をお届けいたします。よろしくお願いいたします。

始発の札幌駅

北海道の中心都市・札幌の玄関口となるJR札幌駅…

旭川行き特急ライラック号(奥)、室蘭行き特急すずらん号(手前)

ここ、札幌駅は道内のいたるところを張り巡らせるように走っている、特急列車のほとんどが集結する駅…

函館行き特急北斗、室蘭行きすずらん、旭川行きライラック・カムイ、稚内行き宗谷、網走行きオホーツク、帯広行きとかち、そして今回乗車する釧路行きおおぞらと、

8種類の特急列車が発着する特急好きにはたまらない駅となっています。

ホームで待っていると、網走からの特急オホーツク、キハ183系4両編成がやってきました。
4両編成と聞くと、ディーゼル特急としては割と短くも長くもない両数と言ったところ…

11時26分 今回乗車する特急おおぞら5号が、札幌駅8番線に入線してきました。

増結したおおぞら号 編成の紹介

反対側に行って撮ってみると、長い長い…

なんと先ほどのオホーツク号の倍近い、7両編成となっています。

グリーン車が1号車、指定席が2号車から5号車、自由席が6・7号車となります。
増結を行わない場合は、自由席が4・5号車となります。

通常時は、5両編成での運転。2022年3月のダイヤ改正から4両編成で、自由席は4号車のみが基本となります。

車両は、先頭の1号車から…グリーン車(Mcs)と、車掌室・多目的トイレ付きの普通車(M1)が繋がった、ST-1100ユニットの2両と、

トイレ付き普通車(M2)と、運転台付き普通車(Mc)が繋がったST-1200ユニットの2両の間に、

トイレ付き普通車(M3)を、編成の長さに応じて、ST-1100ユニットとST-1200ユニットの間に増結しています。

この日は、7両編成ということで、ST-1100(Mcs+M1) + M3 + M3 + M3 + ST-1200(M2+Mc)の組成となります。

この日は、先頭のユニットがST-1104(札幌運転所:札サウ車)と後方のユニットがST-1221(釧路運転所:釧クシ車)で、札幌と釧路の混結編成でした。

よく鉄道マニアの中で、キハ183系はバリエーションが多すぎて沼と言われていますが、

このキハ261系1000番台も、座席やヘッドマーク、行き先表示機、車体側面の違いで意外と沼だったりします。

11時50分 札幌駅発車

11時50分 札幌駅を発車。今回は5号車に乗車しました。5号車の車内は4割程度で、窓側座席が半分以上埋まっていました。

それなりの盛況を見せています。

10分ほどで次の新札幌に到着。ここでは5名程度が乗車されました。

快速エアポートなど、多くの列車が走る千歳線を走行…

南千歳到着 多くの方が乗車

12時24分 新千歳空港と道内をつなぐ拠点駅 南千歳駅に到着しました。

自由席号車に多くの方が並んでいます。

指定席5号車も多くの方が並んでいます。

乗車に時間がかかり、3分近く遅れて発車、5号車はほぼ満席となりました。
南千歳から千歳線と分かれて石勝線に入ります。

次の停車駅はトマム、1時間ノンストップで進みます。

荷物棚に多くの荷物が乗っていて、ほぼ満載状態となっています。

石勝線に入り、120km近い速度で駆け抜けて行きます。

特急とかちが停車する、追分駅を通過。通過線を堂々と進んでいきます。

夕張線として開業した区間を、夕張川の流れを見ながら進み…

そして新夕張駅を通過。特急とかち6号とすれ違います。

新夕張駅からは、1981年と近年に開通した区間。
北海道の背骨・日高山脈を新登川トンネルなどの、長大トンネルで一直線に貫いて山脈越えに挑んでいきます。

そして占冠駅も通過。

E38 道東自動車道と交差し、車内放送が鳴ります。

トマム駅到着 混んでいる理由が判明

13時25分 トマム駅に到着。標高538m JR北海道で最も標高が高い駅になります。

ここは、星野リゾートトマムがある場所として有名なところ…
スキーシーズンということもあり、星野リゾートトマムスキー場を訪れる方で、多くの方が降りられました。
降車に2分~3分ほどかかりました。

この増結と混雑は、星野リゾートトマムスキー場の観光客の輸送によって、起きたのです。

その後、狩勝峠を非常に大きなS字カーブを描いて下っていきます。

根室本線と合流して、トマム駅に到着。
車掌より、南千歳とトマムでの乗り降りに時間がかかり、5分ほど遅れて運転していることが伝えられます。

十勝平野の中心都市・帯広に到着。特急とかちの終着点ということで、2割近くが降りられました。

十勝川を渡り…

14時39分 定刻より5分ほど遅れて池田駅に到着。

15時00分頃 常豊信号場で、3月に釧路・帯広地区にて運転が開始されるH100形の4連の試運転列車とすれ違います。

厚内駅を過ぎると、美しい太平洋が見えてきます。

キハ40 1700の国鉄一般色とすれ違いました。帯広駅では、首都圏色も見れて個人的に満足です。

白糠駅に到着。白糠では編成全体で30名近くの方が降りられました。

その後も、夕日で赤く染まる太平洋をずっと見ながら東へ進み…

沈む夕日と西港大橋を見ながら新釧路川を渡ると。

終点・釧路到着

15時56分 5分遅れて終点・釧路に到着しました。

折り返し、16時12分発特急おおぞら10号として、急いで折り返していきます。

まとめ 多くの需要で長い編成

今回は、1月の3連休の乗車、道内や道外から多くのスキー客が、トマムを訪れるために乗車されました。

また、十勝の中心・帯広や、道東の中心・釧路などへの、観光需要も高まっていることもあり、7両編成でないと足りないというのが、乗ってみてわかります。

混んでいる列車は正直言って苦手ですが、こういったご時世の中、多くの方がレジャー・観光を楽しむために移動する、活気あふれる北海道を見れて、安心しました。

かつては、繁忙期にキハ283系による10両編成があったのですが、現在は多くて8両程度となっています。
両数は残念ながら少し短くなりましたが、気動車特急が長く統一された編成を連ねて走る姿は実に頼もしいです。

TOMIXの模型を買って10両編成で遊んでみたい!!!!

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

鉄道コム

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