2026年6月12日
運行不能区間を除く、JR全線走破を目指す友人に付き添う乗り鉄旅。今回は4日間の内、2日目の様子です。
いよいよJQ CARD限定のフリーパスを使って福岡を出発し、九州新幹線を活用し南九州に
鹿児島中央から、鹿児島交通加世田・枕崎気に特急直行バスに乗って枕崎へ…
そこから、JR最南端の路線「指宿枕崎線」に乗車します。その後、知名度が低いと思われるJR線「吉都線」に乗車し、最終的には京町温泉を目指します。

旅程記録の前に、今回使ったお得なきっぷ

今回の4日間の乗りつぶし旅、中日(2日目・3日目)は、JQ CARDおでかけネットパスを使って列車に乗りまくりました。
JQ CARDおでかけネットパスの種類は、以下の表2種です。
| エリア名 | 利用可能範囲 | 金額(小児料金) |
|---|---|---|
| 北部九州版 | 豊肥本線以北のJR九州在来線(日田彦山線BRT含む) 熊本~三角線三角間 九州新幹線博多~熊本・西九州新幹線全線 | \11,300(\5,650) |
| 全九州版 | JR九州在来線全線(日田彦山線BRT含む) 九州新幹線全線・西九州新幹線全線 | \22,800(\11,400) |
普通・快速列車の他、利用可能範囲内の新幹線・特急列車の自由席も乗り放題と、上手く使いこなせば非常にお得なきっぷです。
なおD&S特急は2026年現在、全ての座席が指定席です。そのため、指定席特急券を購入の上、乗車可能となっています。(要するに運賃のみ有効)
今回の旅のためだけに、JQ CARDを申し込みましたが、その価値は十分ありました。
JQ CARDおでかけネットパスを使って、またJR九州を旅したいなと考えています。
博多南出発 800系「さくら」で川内 在来線で鹿児島中央へ

バジェットホテル博多南よりおはようございます。今日も素敵な新幹線日和ですね~

7時くらいに起き朝食を食べます。朝食は和食と洋食から選べます。
飯を食べ終わった後、列番が2000番台のいわゆる「博多南シャトル」の充当車両を見てから、10分二度寝して出発しました。
6月12日の博多南シャトルは「ONE PIACE新幹線」の700系E9編成「トニートニー・チョッパー号」でした。
バジェットホテル博多南は新幹線観察が楽しいので、また泊まれる機会があれば泊まってみたいです。

8時過ぎにチェックアウトし、博多南駅へ。平日の博多南駅の様子です。西鉄バスからの乗り換え客で賑やかなのが分かるかと思います。

博多南08:21発2812Aに乗車し博多へ…

竹下で、ゆふいんの森Ⅲ世・ゆふ・ゆふいんの森Ⅰ世の3本の久大本線特急を見て、圧巻されます。

博多08:40発さくら403号に乗車します。(乗り換え時間11分)


このさくら403号は、数少ない800系での運用です。
そのため博多駅始発で、10分前(08:30発)にみずほ601号もあるため、繁忙期は存じ上げませんが、自由席車両はかなり空いている穴場列車です。


800系新幹線はフルサイズ新幹線電車で唯一、全座席が2列+2列の車両。
N700系と異なり、自由席も2列+2列とかなりゆとりのある車内となっています。
2004年の九州新幹線部分開業から22年。元となった700系車両も引退し、レールスター車両(7000番台E編成)も半数の置き換えが発表されています。
そのため、10年以内にN700Sの山陽・九州直通仕様車の導入などで置き換えが発表される可能性は、十分あり得ます。
車内も水戸岡デザイン特有の木目や黒を基調としているためか、同年代の東日本の車両と違って古びた感じはありませんが、800系ももう直ぐカウントダウンが始まるのかもしれませんね…

今回は友人がコンセントを使いたいという事で、最前部の座席を確保。1号車であれば余裕でした。

終点の一駅手前、川内駅で下車します。

川内10:26発 2443M普通鹿児島行きに乗車。
この区間は、鹿児島へ向かうとき、新幹線or高速バスで通り過ぎてしまうようなところ。
地元の客に紛れながら、ゆっくり南下していきます。
ここにかつて王道の特急が走っていた事、貨物の主要ルートである事に変わりないため、線路設備はそこそこ高く、哀愁漂う雰囲気が漂っていました。

11:16 西鹿児島に到着しました。←思想が強い…
新幹線1駅分だけですが、在来線で来たこともあり、謎の達成感がありました。
鹿児島交通 加世田・枕崎行き特急直行バスで枕崎へワープ

西鹿児島駅11:35発 いわさきグループ鹿児島交通の加世田・枕崎行き特急直行バスに乗車します。このバスは市内中心部、金生町・天文館からやってくるバスです。
なお支払いは現金のみ、紙幣は千円札のみです。
両替機は二千、五千、一万円札利用不可で、千円札でも新紙幣に対応していません。

車内はそこそこ空いており、観光客は我々2人のみでした。

JRの線路を陸橋で跨ぎ、新武岡トンネル、鹿児島ICから指宿スカイラインに入ります。
その後、谷山ICで降り、県道20号からひらすら山道を走り、加世田へ走っていきました。
バスでよくある大人しい走るでは無く、地元の普通乗用車のようなパワフルな走りでどこか楽しかったです。

そして40分強で、加世田バスセンターに到着しました。
西鹿児島を出るときに5分ほど遅れていましたが、加世田には12:20に到着。所定では12:30発なので10分の早着です。
加世田~枕崎間のみの乗車はできないため、そのまま早発していきます。
加世田バスセンターには、鹿児島交通がかつて運営していた鉄道「枕崎線(通称南薩線)」のDD12と4号機関車が展示されています。

12:50 枕崎駅前に到着しました。10分早着で、所定は13:00着です。

5月9日に「急行花たびそうや号」で稚内に行った事、初めて枕崎を訪れたこともあり、快適な直行バスでの到着ですが、かなり達成感がありました。



最南端終着駅の「枕崎」も、最北端終着駅「稚内」も、最果ての地で想像しがちな哀愁漂う雰囲気は感じられず、多くの人々の生活を感じられるのが、両地点の共通点かなと思いました。
どちらの町・都市にも賑わうチェーン系ファミレスがあるし、徒歩圏内に様々なコンビニがあり、生活に不便を感じる要素はあまり見当たらないなと思いました。
なおマクドナルドは、枕崎には無く、加世田にあるようです。


12:56 枕崎に到着する、乗車予定の折り返し列車を撮影。


ここに来る1カ月前、稚内に行ったからこそ感慨にふけていました。
【生鶏】指宿枕崎線に乗車 揺れる車内で「鳥刺し」食う

旧枕崎駅跡地にて営業している、鹿児島・宮崎のローカルスーパー「タイヨー」枕崎店にて、せっかくなので、他地域ではなかなか食べられない「とりさし」を購入。
薩摩なので、もちろん「かつおたたき」も購入。300円台とかなり非常にお値ごろな価格でした。
スーパーで生鶏を買って食べるという体験ができただけでも、薩摩の地を訪れた価値がある。

枕崎 13:27発 普通5326Dに乗車し、指宿を目指してゆく…


とりさし、かつおたたきうんめぇぇぇ!!!!!!
東南アジアの鉄道みたいな光景の中を、JR線内とは思えないガッシャンガッシャン揺れる車内で食うので、より情緒が際立ち、最高の思い出で。
にんにく・しょうがもありますが、ただ単にたれをかけただけの状態でも、十分に美味しかった!超満足

薩摩富士こと開聞岳と、時々東シナ海を見ながら、列車は東進してゆく…

枕崎から乗って、最初の交換可能駅西頴娃にて、枕崎行きの汽車とすれ違う…

JR線最南端の駅 西大山に到着(14:32着→14:34発)
駅の座標 北緯31度11分 東経130度34分
同じ緯度の都市 カイロ(エジプト) アメリカ(ニューオリンズ)
駅構造は普通の無人駅であるが、観光客向けに2分の停車時間があり、わずかな時間であるがホームに降り立つことが可能。発車時刻の30秒前に、汽笛が鳴る。


西大山では多くの観光客が乗車し、旅慣れてない大きなキャリーケースを持った方も見られました。
停車中、安全の確認をし、走行中は絶対できないような撮り方もしました。

西大山から2駅 日本最南端の有人駅 山川駅
有人駅といっても指宿市が簡易委託を受けている駅で、平日の朝夕ラッシュ帯のみ委託された係員が配置。
完全有人駅は隣の指宿駅で、2018年に子会社であるJR九州鉄道営業(現JR九州サービスサポート)による簡易委託駅であったが、2023年になり、まるで時代に逆行するかのようにJR九州直営に戻ったとのこと…

山川~指宿間では、山川の漁港の美しい景色を眺めながら進んでゆく
D&S特急「指宿のたまて箱」に乗車

14:52 指宿駅に到着。乗換時間15分で、15:07発 D&S特急指宿のたまて箱に乗車。

車両は、キハ47 8060(1号車)+キハ47 9079(2号車)での運転ですが…

6月12日の運転では、1号車は予備車キハ140 2066での運転。
はやとの風との共通予備車両として走っていた車両で、元々はやとの風として改造されたという経緯から内装が異なります。

今回乗車したのは2号車の海側席。リクライニングはしないが、錦江湾と桜島を首を回すことなく眺めることが可能。連続した大型テーブルがあり、車内販売を楽しむのにも最適。

キハ47 9079(2号車)は、九州産の杉材を使い、照明も明るいLED埋め込み照明。
海側座席は前述の通り、1人席(A席のみ配置)で錦江湾を見やすいように配置。
山側座席の一部も一人席で、ソファーシート(D席のみ配置)となっており、眺望を少しでも多くの方に楽しんでもらえるような構造となっている。

キハ140 2066(予備車:今回の運転では1号車)の車内。
元々山岳部を走る観光列車のため、電球風の照明に少し暗めのブラウン系の木目デザインで整っており、全体的にログハウスのような落ち着いた印象。
中間部には、天窓を配した展望フリースペースが備わっている。
照明器具の形状や配置から、キハ71ゆふいんの森Ⅰ世に近い雰囲気を感じられる…

1号車車内販売カウンターにて、コーヒーといぶたまプリンを購入。
なお車内販売では、交通系ICカードは使用不可。クレカのタッチ決済は利用可能との事…

いぶたまプリンの特徴は、下層の部分が竹炭をブレンドした黒ゴマペーストの、二層仕立てとなっている事…
甘いプリン生地と芳醇な黒ゴマが絶妙にマッチする…

指宿を発車すると、時折トンネル区間を通るものの、錦江湾に沿って走行し、景色を眺めることができる。

鹿児島中央駅へ近づくにつれ、街が徐々に広がっていき、桜島も眺めることができる。
火山と共に生きている都市の雰囲気を感じることができ、自然の雄大さと人々の営みを同時に感じれる…

鹿児島中央駅手前では、鹿児島車両センターにて運用離脱した713系サンシャインが留置中。
方向幕は「西鹿児島」となっており、その光景を見て大興奮!

16:00 西鹿児島に到着←思想が強い
特急直行バスの倍近い時間をかけて、鹿児島市内に戻ってまいりました!
駅到着後、屋根から玉手箱をイメージしたミスとが噴射され、指宿枕崎線の旅が終わります。
特急きりしまで都城 吉都線で吉松へ

駅改札を出て、お土産コーナーを散策。大隅うなぎ丼を購入!

西鹿児島 16:18発 特急きりしま14号に乗車。
国分・霧島神宮まで、多くの地元客や出張客などで、混み合っていました。

1時間ほど乗車し、都城17:38に到着。
18:00発 吉都線に乗車し、終点の吉松へ。今回キハ47ばかり乗っている…
夕方の吉都線は、地元の高校生が入れ替わり立ち替わり乗っており、賑わっていました。
景色は時折、えびの高原・霧島連山が見えるくらいです。

車内では、西鹿児島で買ったうな丼を食べて、のんびり過ごしました。


1時間半ほど乗車し、吉松19:35に到着。吉松駅での下車は、我々含め2組4名のみでした。

肥薩線隼人方面への代行バスの案内がありました。
復旧直前の訪問となりました。6月28日に復旧予定でしたが、同月中旬の大雨の影響で同社流出が新たに発生。
7月12日より復旧し、列車での運行再開となりました。昨年8月7日の大雨から約11か月ぶりの再開です。
肥薩線山線(矢岳越え)は、相変わらず復旧のめどは立っておりません。

駅前には代行バスが待機していました。

2020年7月の豪雨により、人吉・八代・熊本方面との観光ルートが寸断。
2022年3月21日には、鹿児島中央~人吉間のD&S特急はやとの風も廃止となり、観光列車乗換ターミナルとして賑わっていた吉松駅も、非常に哀愁漂う駅だと感じています。
行ったときは、肥薩山線も完全にストップしており、尚更漂っていました。
肥薩川線(八代~人吉間)は、2033年の再開を目指すとのことですが、矢岳越え区間は前述の通り、復旧のめどが立たず…
肥薩線が、外国人観光客でより賑わう九州。D&S列車で賑わう日が見られるのを楽しみにしたいと思います。そしてもし復旧したら乗りに行きます!
京町温泉に宿泊

吉松19:48発 の上り最終に乗り、2駅戻って京町温泉にて下車!今日は京町温泉に宿泊します。

列車の発車を見送り…

今回宿泊したのは、駅から徒歩7分くらいの所にある「旅館あけぼの荘」です。ちなみに外観を撮るのは完全に忘れていました。
巨大なひのきの浴槽に入った自然温泉が、24時間いつでも入浴し放題です。


その後、ラストオーダー直前に「一休草庵 和楽」で夕飯を取って、ひとっ風呂浴びて、トイストーリーを流しながら寝ました。
このごく普通の和食が染みるゥ…このやわらかくて優しいおうどんが堪らない!そして茶碗蒸しも最高!
ということで、翌日3日目は日南線で志布志へ!マルチョンラーメン喰らう!お楽しみに…
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