実質鉄道研究部の部活を旅行部に変えた話

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私は3年前、高校3年生の時に地歴・交通研究部という部活の部長をしていました。
地歴・交通研究部とはざっくりいうと、鉄道研究部です。

活動内容をざっくり説明すると

6月くらいに、観光地に行ったり
8月には一部の部員で集まって、鉄道模型コンテストに出場し
10月の文化祭のときには、鉄道模型を走行展示したり
3月下旬には、卒業生の卒業旅行を兼ねて各地の鉄道に乗りに遠征をしてきました。

僕は、人に指示するのが苦手だったため、指示の役割を別のものに任せたり
例えば文化祭の時では、それぞれの部門ごとに裁量を委ねたりして、
部長らしい部長ではありませんでした。

僕が部長の時に挑戦したこと

僕が部長の時に、挑戦したのは鉄道模型コンテストの初参戦と、
3月の巡検の形を変えたことです。

鉄道模型コンテストに関しては、別の機会に話そうと思います。

3月の巡検の形を変えたとは、具体的にどういうことかと言うと
鉄道に乗るのをメインにすることから、観光をメインにしたことです。

そのため旅程の構造も従来とは異なりました。

きっかけ

10月の文化祭が終わったあとの集会で、「副部長が巡検を2泊3日にしていいですか?」

と顧問の先生に聞いてきたことです。その事に対し、顧問は「予算内だったらいい」と言ってました。

ちなみに今までは、2泊3日で長い距離をただひたすら列車に乗るだけでした。
観光要素は、1年生の時に岡山に向かう途中、姫路で降りて姫路城含め4時間の観光だけでした。
バリバリの電車オタクだったので楽しかったですけど、なんか微妙に足りないなとは感じてました。

副部長の質問によって、2泊3日の巡検を作ることになったのです。

予算は同じで2泊3日ってことは、ホテル1泊追加料金分
移動を抑えなければなりません。
そこで、時刻表の運賃計算ページを見ながら、目をつけたのは長野と富山です。
一泊目を長野にして、二泊目を富山にすれば上手く行けることがわかりました。
時刻表とにらめっこし、大まかな旅程は完成しました。

長野に昼頃に着くようにして、現地で半日観光したのちに長野に一泊。

翌日(2日目)長野から富山は、交通費を抑えるために北陸新幹線開業前はJR線だった第三セクター線を使うことにしました。
途中に高田と糸魚川の2つの観光地があるからです。
今までの巡検であればおそらくスルーしてたでしょう。

朝早くに長野を出発して、途中下車しながら夜7時前に富山に到着した後、富山で宿泊。

富山で一泊した後、富山県内を夕方発の北陸新幹線が来るまで、丸一日観光にあてました。

まとめると

  • 従来と変わらない予算で2泊3日の旅程を作ること
  • 結果的に移動を抑えなければならず、現地で長い時間を観光
  • その結果、乗ることから観光がメインとなった

現地での観光時間が長くなったことによって得られたメリットとして
個人での行動ができるようになったことです。

今までは観光の際には、時間の関係で団体行動とならざるを得ませんでした。
自由行動もあまり出来ませんでした。

現地でしたいことは、人によって異なりますよね。
例えば長野に行ったら、戸隠山に行きたい人もいれば、小布施に行きたい人もいれば、姨捨からの景色が見たい人など人それぞれです。

時間が出来たことにより、みんなそれぞれ行きたい場所に行けるようになりました。
もちろん、部活ですからその日は、どういった旅程をたどるかを提出させます。

旅程を作成させて提出させれば、これからの時代必要になってくる行動力検索力を身につけられますし。

巡検当日

朝9時の北陸新幹線に乗車です。
長野に着いた後は、ホテル宿泊まで自由行動です。
私のグループは、長野電鉄を楽しむことと、湯田中温泉入浴でした。

他のグループは、上田に行ったり、小布施を観光したりいろいろしていました。

糸魚川での観光は、フォッサマグナミュージアムに行った組と、トンネル駅で有名な筒石組に別れました。
筒石で降りた時、せっかくなので、往復30分掛けて筒石の町を見てきました。

最終日は、僕のグループは宇奈月温泉に入浴しに行きました。

昼飯を食べた後、富山のガラス美術館の中を見学、高校生までは、作品を見るのが無料だったのでいろいろ作品を見てきました。
時間が合ったので富山市役所の展望台に行き、合流した後
夕方の新幹線で東京に帰りました。

他の部員は、氷見や雨晴海岸、飛行機好きの子が居たのでその子は富山空港を見学していました。

この巡検が終わった後、顧問の先生に去年とは違って楽しかったと言ってもらえました。

最後に

僕が卒業後、どのように変化したかは詳しくは知りませんが、
昨年の巡検も、2泊3日で僕のときと近い形式の巡検となったそうです。
少しですが、観光を楽しむことを意識するようになったそうです。

私は、この経験を元に、行きたい専門学校を決めて国内旅行業務取扱管理者
そして総合旅行業務取扱管理者の取得することを決めました。

この経験は、運賃計算や観光地理を覚えるのに役に立ちました。

他者から見れば、たかが1泊2日を2泊3日にしただけとは思いますが、
個人的にものすごい誇りを持っています。

鉄道ファン的には、目的地を決めて電車に乗れば、電車に乗るワクワク感がより増しますし…

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