【格安】関東で一番豪華な通勤特急が面白すぎた

小田急ーロマンスカー

みなさん、こんにちは!小田急線ユーザー、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

首都圏を始め、日本全国でラッシュ時に着席保証型の通勤ライナー・通勤特急が走っています。
通勤特急は、着席保証で快適に運ぶのを目的としているため、基本的に特別な設備が付いておらず、強いて言うならJRの通勤特急びわこエクスプレスや特急湘南のグリーン車くらいです。

今回は、通常の特急料金で乗れるのに、いろいろと豪華な通勤特急に乗ってきたのでその様子を紹介します。よろしくお願いいたします。

始発の相模大野駅から豪華通特に乗車

ここは、小田急小田原線と江ノ島線の合流地点、相模大野駅。
写真撮影時の時刻は、5時33分です。早朝であるにもかかわらず急行・快速急行はかなりの混雑を見せています。

この相模大野駅は、新宿から32.3kmで、小田急小田原線の中間地点より少し手前に位置する場所です。

ホーム中ほどに、ロマンスカーの券売機があります。
新宿までの特急料金は420円で、カフェや喫茶店で飲むコーヒー、一杯くらいの値段になります。

モーニングウェイ号やホームウェイ号、はこね号やさがみ号、ふじさん号、えのしま号、どの列車のどの車型でも、同じ区間ごとの料金となっています。

5時52分頃、小田原方向の通過線にこれから乗る通勤特急がやってきました。
今回紹介するのは、フラッグシップロマンスカーだった50000形 VSEです。
多くの方がご存じの通り、先日2022年3月11日を持って定期運行を終えました。

1分ほど停車したのちに、小田原方にある相模大野工場の留置線に引き上げます。

今回乗るのは、相模大野6時12分発 モーニングウェイ92号です。

この日は3月9日、定期運行最終日まで残り二日です。
そのため、VSEが充当されるロマンスカーには、VSE運行終了の知らせが流れました。

ホーム上のロマンスカー券売機では、ロマンスカーのイラスト共に表示されます。
次に来るロマンスカーがどれになるのか、一目でわかるところがなんとなくありがたいですね…

6時08分頃、相模大野の留置線から複数の線路を渡って、3番ホームに入線してきます。

VSEの表示機です。ドア横に縦書きで表示されます。

モーニングウェイ号は2018年3月の複々線化工事完了のダイヤ改正で登場した列車名となります。
そのため、VSE運転のモーニングウェイ号は、わずか4年間しか見られなかったこととなります。

面白ポイントを紹介

連接台車

このロマンスカーVSEは、2022年現在、唯一の連接台車を採用した車両です。
ロマンスカーと言えば、展望席と連接台車のイメージが強いのではないでしょうか?そんな特殊な台車を採用したのも、現在ではこの車両のみとなりました。

中から連接台車の連結部を見ると、こんな感じ!ボギー台車と異なり渡り板が丸い形状をしています。

近づくとこんな感じですね。連結部がごちゃごちゃしています。

一般席

VSEの一般席です。多くの方は、ロマンスカー名物の展望席に注目しがちですが、このVSEの一般席も他のロマンスカーや他社特急と異なる大きな特徴があります。

写真だと非常に伝えづらいですが、座席が5度窓側に傾いて配置されています。
わずか5度ですが、それが意外と大きく効いてきて、通路側からでも車窓がかなり見やすくなります。

テーブルですが、小田急ロマンスカーで唯一の座席背面テーブルが採用。

窓側には、座席を回転させた時に使用ができる壁掛けテーブルが設置してあります。

窓側では、壁掛けテーブルの上に取り付けられている小さなテーブルに小物を置くことが可能です。

このVSEの車内の1番の特徴は、高さ2.55mの高いアーチ型の天井です。これにより、電車内とは思えない開放感を感じさせてくれます。

VSEの由来は、Vault = アーチ型の天井から取られました。

GSE中間車の天井

高さは、MSEでは2.3m、GSEでは2.4mに抑えられましたが、このアーチ型の天井は後継のロマンスカーに受け継がれました。

壁面は、白と木目調になっており、リゾート感を感じさせてくれます。

また、上部にはモニターが設置されています。

展望席

ロマンスカーと言えば、展望席を思い浮かべる方が多いと思います。VSEと、最新型ロマンスカーGSEには、展望席が4席×4列=16席の展望席があります。

真上には運転台があるため、屋根が低く、遊園地のアトラクションのような雰囲気です。

この展望席は、一般席と料金は同じです。

最前部のテーブルです。先頭部の巨大なテーブルに加えて、個別の引き出しテーブルが備わっています。

今回、夜のホームウェイ81号と87号ではこの最前面に座りました。

展望席部の照明は、埋め込み式の照明です。

ロマンスカーと言えば、鉄道友の会 ブルーリボン賞。30000型 EXEを除くすべてのロマンスカーが受賞しています。

展望席と一般席の境目に、ひっそりと飾られています。

サルーン席

3号車にあるのが、VSEにしかない3ボックスしかない特別な座席。サルーン席です。

ガラスで仕切られた4人掛けのボックスシートで、半個室。JR等で言うセミコンパートメントに相当します。
この区画の料金は、「区間ごとの特急料金×4」となります。

サルーン席は、夜のえのしま2号新宿行きで乗車しました。

テーブルは、最近の観光列車・観光特急のボックスシートにありがちな、折りたたみ式のテーブルです。

また座席上には、2段の荷物棚があります。

3号車と8号車にはパンタグラフがあるため、通常座席のような高いドーム型の天井が作れません。
そのため天窓があり、朝や日中には、太陽の光が上から差し込んできて、開放的な車内を演出してくれます。

テーブル下には、EXEαやGSEに付いているコンセントが備わっています。

VSEでコンセントが使用できるのは、このサルーン席のみとなります。

このように、VSEは様々な特別なものが備わっていますが、他のロマンスカーと同じ制度・料金で乗ることができます。

東武特急であれば同じ区間でも、車種や列車ごとに料金が異なったり、
近鉄特急では、しまかぜ料金やひのとり料金のような特別料金が加算されたりなどありますが、この小田急ロマンスカーは、前述の通り、全てのロマンスカーに同じ区間ごとの料金で乗車できます。

デッキ、お手洗い等

VSEの3号車と8号車を除くデッキの床です。色合いは異なりますが、近鉄特急しまかぜのような大理石の床となっています。

3号車には、2021年まで営業していた売店ブースがあります。
また、3号車と8号車のデッキは、木目調の温かみのある床となっています。

サルーン席の横には、何やら細いスペースが…
ここは、2007年まで喫煙室となっていましたが、廃止された後は雑誌等が置かれるスペースとなっています。

吸殻を入れるスペースを防ぐ金属板が貼られています。

デッキ部分も、サルーン席同様の天窓が設置されています。

売店の商品棚には、VSEの模型や写真が飾られており、多くの方がこのスペースを訪れて写真を撮っていました。

こちらはゴミ箱です。

デッキとお手洗い・洗面台エリアの境には、扉が設置されています。

こちらは、車いす対応トイレです。床が大理石となっていて、高級旅館にいるかのような気分になります。

男性用小便トイレです。進行方向に向かって立つ形となります。
他の特急の小便トイレより、若干広い印象です。

また、この他にも女性専用トイレが1台設置されています。

洗面台です。白い陶器でありながらも、鏡の裏から照らす間接照明で、ややシックな印象です。

一般席:モーニングウェイ92号 相模大野→新宿

6時12分 始発の相模大野を発車。車内はほとんどが通勤客で、私のような乗り納めをする鉄道ファンはあまり見かけませんでした。

2分ほどで、小田急で2番目に利用者の多い町田に到着です。ここでも大勢の通勤客が乗車されました。

ということで、次は新百合ヶ丘です。新百合ヶ丘までは、通勤特急らしく急行・快速急行と同じ停車駅となります。
相模大野、町田、新百合ヶ丘の3駅全てに停車するロマンスカーは、この朝の相模大野始発2列車のみです。

そのほかのロマンスカーは、全て or いずれかの駅を通過します。

6時23分 新百合ヶ丘に到着です。新百合ヶ丘から、サルーン席も含め満席となりました。

登戸でインター区間からサバー区間に入り、多摩川を渡ります。登戸~代々木上原の複々線を全力疾走をせず、各停や準急を追い越しながら、60km~70kmの速度で優雅に駆け抜けて行きます。

6時48分前 もうまもなく新宿に到着します。
通勤特急なので、スーパーはこね号やはこね号のような観光案内はありませんでしたが、最後の最後に車掌より、VSEの定期運行終了の案内が流れました。

優雅にミュージックホーンを鳴らして、観光客や小田急ファンに見守られながら新宿駅2番ロマンスカーホームに入線します。

朝の早い時間ということもあり、私のようなVSEが目的の方が少なく、乗り慣れた通勤客でスムーズに下車が行われました。
普段からの利用客で、引退前特有の空気感が少なく、いつも通りの小田急の日常の空間という感じです。

そのため、速やかに誰もいない車内全景を撮ることができました。こうやって見ると、VSEの天井が高いことが分かります。

ホーム中ほどの、ロマンスカー券売機の目の前には、駅員さんが書いたVSEのイラストボードがありました。

新宿駅地下ホームや、ロマンスカーカフェの横には、VSEのイラストやメッセージボードがありました。

また、3号車と8号車のVSEロゴには、定期運行終了に合わせて飾られたロゴがあり、多くの方が撮影されていました。

VSEは急いで折り返し、7時00分発 はこね51号 箱根湯本行きとして、小田急ファンや観光客を乗せてロマンスカーの一番の役割である箱根へ走っていきます。

早朝の時間ってこともあり、意外と席は空いていましたが、他のロマンスカーの魅力を見つけるために、後続のEXEで運転されるさがみに乗車しました。

7時00分に、鉄道ファンや駅係員に見守られて箱根へ向けて発車しました。

この後、さがみ号で小田原へ向かいました。小田原にもVSEのコーナーが設けられていました。

前展望:ホームウェイ81号 新宿→片瀬江ノ島

夜の18時前、小田急新宿駅に戻ってきました。

次に乗るのは、ホームウェイ81号片瀬江ノ島行きです。このホームウェイ81号は、案の定満席でした。

ダイヤ改正前までは、ホームウェイで唯一片瀬江ノ島まで運転される列車。つまりVSEが片瀬江ノ島まで乗り入れる唯一のロマンスカーになります。

満席ということで、ホーム中ほどのロマンスカー券売機でキャンセル待ちが、行われました。

今回は、前展望席の最前列 1列目の席を取りました。VSEは先頭車に乗降扉が無いため、隣の号車から乗ります。

この表示も、もう見られなくなりました。

18時05分 多くの鉄道ファン、小田急ファンに見守られながら、ミュージックホーンを鳴らして入線してきます。

折り返し時間はわずか10分、急いで車内清掃が行われます。

ついに、憧れの展望席に座れると考えるとワクワクします。
VSEの後展望の最後部座席は1回乗ったことがありますが、前展望の最前部座席は初めてです。

発車の2分ほど前に車内清掃が完了、車内に入ります。

ということで、ロマンスカーホームの売店で、コーヒーとプリンを買って、喫茶室ロマンスカーを展望席で開店しました。

感想としては、流れてくる景色を見ながらの喫茶タイムは最高の贅沢でした。

18時15分 新宿駅をミュージックホーンを鳴らしながら発車。そしてお隣の南新宿を通過します。

その後、代々木上原駅を通過。

千代田線の折り返し電車の横を過ぎ去ります。

そして急勾配を下って、地下区間に入り、東北沢を通過。

展望席から流れる下北沢の地下トンネルの景色は、未来感を感じます。

梅が丘手前から一気に勾配を駆け上がり、高架の複々線区間へ…

そして経堂を通過、千代田線からの準急を追い越します。

60kmくらいの少しゆっくりとした速度で走り、成城学園前を通過。

和泉多摩川を通過すると、前を走る急行がいるため、減速現示を受けて走行。

多摩川をゆっくりと通過して行きます。

急行が発車したので、登戸駅を加速しながら通過。ここから神奈川県です。

そして、向ケ丘遊園で、先行の急行小田原行きを追い越します。
ここでサバー区間は終了、インター区間に入ります。

ここから先は、複線のまま小田原・片瀬江ノ島・唐木田へまいります。

この区間はやや丘陵地帯で、都会的な景色から郊外の景色となり、灯の雰囲気が異なります。

読売ランド前を通過したあたりから、新百合ヶ丘の到着案内が流れ始めました。そして注意現示を受けながら新百合ヶ丘に入線します。

新百合ヶ丘では、多摩線ホーム3番に到着。

新百合ヶ丘では、もう一本のVSEとすれ違いました。

18時40分 新百合ヶ丘に到着。

発車直前に、向ヶ丘遊園で追い抜かした急行小田原行きが2番ホームに到着しました。
小田急の過密ダイヤの凄まじさをここでも、感じ取れました。

その後も、柿生、鶴川、玉川学園前を勢いよく通過。

鶴川~玉川学園前の間では、1本目の山岳トンネル、塚境トンネルを潜ります。

そして、町田駅の手前で、減速現示を受けました。
ここらへんで、相模大野の到着案内が流れます。

ゆっくりと町田駅手前まで近づくと、場内信号機が進行を現示…

勢いよく加速しながら、町田駅を通過。町田駅の通過はかなり迫力がありました。

そして、相模大野駅に近づくと、第二場内が停止を現示し、ゆっくりと近づきます。

先行の各駅停車が発車し、注意現示を受けます。

18時53分 相模大野駅に到着。ホームは小田原線乗り場2番ホームに到着です。ここでも多くの鉄道ファンが撮影されていました。

18時54分 相模大野を発車、ポイントを左に曲がって、江ノ島線に入っていきます。

進行方向右側には、大野工場が見られます。朝に乗ったモーニングウェイ92号は、この線路で折り返しました。

快速急行の停車する中央林間をかなりの勢いで通過。快速急行の停車駅を通過するのは、かなりの爽快感です。

次の南林間付近で、減速現示を受けて、少しゆったりめで走ります。

盛り土で高度を上げて、大和に到着。

19時02分 大和に到着しました。自分の家の最寄り駅はここです。

多くの沿線の方や鉄道ファンが撮影されていました。特に新宿方面ホームは、停止位置が少し真ん中らへんにあること、そして列車本数が少ないこともあって、絶好のロマンスカー撮影スポットです。

これは12月に撮影したものです。このように障害物無しで、編成全体をきれいに撮影することができます。

19時04分 大和駅を多くのファンに見守られながら発車。

江ノ島線をかなりの勢いで走って駅を通過。

善行で、閉塞信号機が減速を現示。速度を落としながら走ります。

善行駅を通過すると、江ノ島線唯一のトンネルを潜ります。

そして東海道線を跨ぐと、藤沢駅です。

19時17分 藤沢駅に到着。ここで、進行方向を切り替えてスイッチバックします。

到着すると「キンコンキンコン」と上からチャイムが、そしてロマンスカーの乗務員さんが近づいてきました。
周りの安全を確認して、乗務員が上のドアを叩きます。

すると、上から階段が降りてきます。

さらに、下に梯子が飛び出してきます。

そして、運転士さんが降りてきました。その後、横にある蓋を開いて梯子を格納、急いで反対側の運転台へ向かっていきました。

この光景を車内から見られるのは、原則として片瀬江ノ島行き(発)のロマンスカーとなります。

折り返し作業のため、7分ほど停車し、19時24分:藤沢を発車。ここからは、前展望席扱いの後展望となります。

そして本鵠沼、鵠沼海岸を通過。

19時30分 終点・片瀬江ノ島駅に到着。

数少ない展望席付きロマンスカーが、片瀬江ノ島へ来る瞬間です。せっかくなので、駅名表と一緒に撮りました。

降車確認が行われると、座席の向きが切り替わります。

行先表示機は、特急単体表示となりました。

新宿と異なり、折り返し時間が25分なので、ゆったりと撮影ができました。

折り返しは、19時57分発 えのしま2号 新宿行きです。

空席状況は、以外にも○でした。

VSEの数少ない「えのしま号」表示です。出来ることなら、えのしま号片瀬江ノ島行きが見たかったですが、運用の都合上しょうがないですね…

サルーン席:えのしま2号 藤沢→新宿

ということで、藤沢駅にやってきました。今回は、座席手配の都合で藤沢からの乗車になります。

藤沢駅の車止め付近には、VSE定期運行終了の知られやボードが置かれていました。

藤沢駅の券売機にVSEが表示されるのもあとわずかだったので撮影。

急行発車後、20時04分 えのしま2号新宿行きが入線します。

サルーン席ということで、3号車から乗車。

朝のモーニングウェイ92号を除いて、4人で乗車しました。

サルーン席で、感染対策をしながらも、のんびりとテーブルにスナック菓子を広げます。

20時08分 藤沢を発車。ゆっくりとポイントを通過し、東海道線を跨いでいきます。

そして、わずか13分ほどで大和に到着。

大和では、先行の急行新宿行きを追い抜きます。前述の通り、3号車の売店スペースに、多くの方が撮影に来られてました。

相模大野に近づくと大野工場を見ながら、高度が上がり小田原線を跨ぎます。

相模大野に到着しました。ここから過密な小田原線に入ります。

そして、町田を勢い良く通過。

20時42分 新百合ヶ丘駅に到着。新たなフラッグシップロマンスカーGSEによる、ホームウェイ85号とすれ違います。

そして、インター区間に入り、多摩川を渡って東京都内へ入ります。

小田急自慢の複々線を疾走。ひっきりなしに来る電車を、横から見るのはとてもとても楽しいです。

代々木八幡を過ぎたあたりから、ドコモタワーが見えてきました。
ここらへんで、新宿駅到着放送が流れます。そして車掌より「VSEの旅はいかがでしたか?」「私事ではございますが、この乗務が最後のVSEの乗務となります」と、小田急のホスピタリティ溢れる放送が流れました。

小田急に勤める方々から愛されているのを、ここでも実感します。

21時06分 多くのファンに見守られながら、新宿に到着しました。

新宿に到着です。また、これに乗って折り返します。

前展望:ホームウェイ87号 新宿→藤沢

折り返しは、再び江ノ島線方面、ホームウェイ87号藤沢行きとなります。

ホームウェイ87号は、以外にも空席が若干ありました。

これが、最後のVSEの乗車となりました。

今回は折り返し時間が15分もあり、比較的余裕があったので、普段なら清掃作業時に運転台に乗り込んでいる運転士さんが、やってきました。

そして、運転台へ上がる梯子の様子と、「出来る限り、ミュージックホーンを鳴らしていければと思います」と挨拶が行われました。

観光地へ向かう特急ではなく、帰宅途中の方を大勢乗せる通勤特急で、このようなサービスを行うのを見て、小田急ロマンスカーの乗務員であることに誇りを持っていることを、なんとなく感じました。

とてもいい乗車でした。ありがとうございます。

ということで、21時20分 ミュージックホーンを2回鳴らして新宿駅を発車。その後、複々線を駆け抜けて行きます。

サバー区間が終わり、向ヶ丘遊園です。向ヶ丘遊園では、回送電車が副本線に停まっていました。

21時43分 新百合ヶ丘駅に到着。81号と同じく多摩線ホームに入線します。

向ヶ丘遊園で追い抜けなかったので、到着と同時に急行小田原行きが発車して行きました。

そして、町田駅を勢いよく通過。

21時56分 相模大野に到着。到着ホームは、81号と異なり江ノ島線1番ホームに到着。
先行の急行小田原行きに接続し、海老名・本厚木利用者の利便を図ります。

そして相模大野を発車。急行小田原行きとほぼ同じタイミングで発車します。

22時04分 大和に到着しました。

夜遅い時間ってこともあり、反対側ホーム先端で撮影されている方は、5名程度とかなり落ち着いていました。

81号同様に、江ノ島線を100km近い速度で駆け抜けて…

もうまもなく藤沢に到着します。
東海道貨物線側には、新宿21時30分発 特急湘南23号(2022年3月改正で運転取りやめ)が停車しています。

ホーム手前でポイントを右へ曲がり…

20m車7両までが対応している2・3番ホームに入線しました。

22時18分 終点藤沢に到着です。

到着後、急いで運転台から降りてきます。

反対側には、正式発表が無いものの、もうそろそろ運用離脱が近い1000形未更新車が停車していました。

ということで、近いうちに無くなる車両同士で撮影…

折り返し準備が整ったら、車内照明が落とされます。

22時23分頃、わずか5分ほどの折り返し時間で、相模大野へ向けて回送されました。

反対側は、LED照明となっています。なので、VSEご自慢の白い車体を、はっきり白く照らしてくれるので、大変きれいです…

おわりに 愛されているロマンスカー

今回は、VSE本命の運用ではなく、JRで言う間合い運用のモーニングウェイ号・ホームウェイ号をメインに乗車しましたが…

多くの通勤客を乗せる特急ながらも、粋な放送や運転士からの説明が行われて、小田急ロマンスカーに乗務していることに誇りを持っていることを感じました。

そして、VSEが地元の利用客、小田急ファンや観光客はもちろん、小田急電鉄に勤める従業員の方々に愛されていることを実感しました。

今後も、VSEは臨時列車や団体列車で、2023年秋まで走る予定なので、乗れる機会があったら嬉しいなと思います。

また、地元の小田急なので、今後も小田急ロマンスカーの魅力を伝えて行こうと思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

17年間お疲れ様でした。ロマンスカー 50000形 VSE!

鉄道コム

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