【日本三大車窓】姨捨駅に行ってみた

中部・甲信越・北陸

2020年10月21日

長野・善光寺平からの帰宅の際に、松本経由で帰りました。

そのさいに、一度訪れてみたかった姨捨駅で途中下車したのでその様子を紹介します。

長野駅から松本行きに乗車

長野駅から姨捨駅へ向かうためには、松本方面行きのJR篠ノ井線に乗車しなければいけません。
今回は12時32分発の松本行き普通ワンマンカーに乗車します。

車両はE127系100番台2両編成です。

なお、E127系のワンマン列車だと車両最後方部に立ち入れるため、後面展望を楽しめます。

途中篠ノ井でしなの鉄道線と別れて、山越えに挑みます。

篠ノ井の次の稲荷山と姨捨駅の間には桑ノ原信号場があります。
この信号場は行き違いのための信号場ですが、勾配区間にあるためスイッチバック式となっています。

姨捨駅到着

長野を出て約25分、姨捨駅の場内信号機が見えてきました…
なお、右の丘の上にあるのが姨捨駅です。あれ?….通り過ぎるじゃないですか?
どのように駅に停まるのか?紹介します。

折り返し線に進入

列車は、本線と別れて折り返し線に進入します。

進行方向を逆転しホームに進入

その後、車両後方に設けられた場内信号機の現示を確認して後進します。
なお、運転席の入れ替えは行わず、窓から後ろを確認して後進します。

その他

JR篠ノ井線は、首都圏のJR線等で使われる「ATS-P」と呼ばれる保安装置を使っています。
ATS-Pは、ざっくり説明すると、
車両側が停止位置までの距離を常に把握して、距離に応じてブレーキをかける保安装置です。

ですが、車両側が把握する以上、後退時には停止位置までの距離が把握できなくなります。

そのため、姨捨駅や桑ノ原信号場に停車する電車は折り返し線入線時に、地方のJR線等で使用されている旧来の「ATS-S」が使用されています。

ATS-Sは、地上側がブレーキを指令するため、後退時でも安全上問題なく使用ができます。

同じ写真になりますが、折り返し線入線時には、黄色い看板の地点で保安装置が切り替わります。
そして、ATSの警報音を鳴らしてホームへ進入します。

姨捨駅からの絶景

姨捨駅では、松本行きは2番線に停車します。
2番線からは早速、日本三大車窓に選ばれた絶景を見ることができます。

ズームしてみるとこんな感じです。北陸新幹線とかも見れます。

ホーム上には展望案内図が設けられています。これはありがたい…

姨捨駅を散策

姨捨では次の電車が来るまで約1時間30分、暇なので周辺を散策しましょう。

姨捨駅を出て右へ進むと、下へ降りる階段があります。
そこを進むと、このような場所に出ます。少し待って特急しなの号を撮りました…

姨捨公園

その踏切の横に姨捨公園があります。

姨捨公園を上がると、このような広場が広がっています。

姨捨公園からは、山を走る篠ノ井線を見ることができます。
10月ということもあり紅葉と絡めて撮ることができます。

駅終端部

駅終端部にやってきました。ごく普通の終端部に見えますが…

反対側から見るとこんな感じです。かつては、もう少し先まで伸びていたそうです…
ブレーキが効かなかった場合に備えて上り勾配になっています。
峠の鉄路の工夫ですね…

姨捨駅の中

逆光のため、ものすごく暗いですが、駅舎です。
観光案内所がありますが、駅自体は無人駅です。乗車駅証明書発券機が設置されています。

ホーム側から見るとこんな感じです。
駅舎の中には、姨捨駅の由来や姨捨山の説明がありました。

姨捨駅ホーム上には、絶景を見渡せるように反対側に設置された椅子があります。

列車を撮影

姨捨駅を出て左側の踏切にやってきました。
ちょうど名古屋からの特急しなのが通過していきます。

踏切は、停車線と通過線の2つに分けられています。
そのため、線路と線路の間で合法的に撮影することができます。

踏切と踏切の間から撮影するとこんな感じです。
山を登ってる感がありますね…

長野行きの電車が到着するので撮影してみました。

ホームに停車後、後進して折り返し線に入ります。

そして、駅へ出るところを撮ってみました。

真正面に来るのでめちゃめちゃかっこいいです。レンズは300mmあったほうがいいです。

様になってますね~

20分後くらいに名古屋行きのしなのがやってきました。
長い編成を連ねててかっこいいです…

超かっこいい~(小並感)

姨捨駅出発

ホームにやってきて、松本へ向かう電車に乗ります。
こうやって乗る電車を見るのも、スイッチバック駅の醍醐味ですよね…

というわけで14時37分発の、松本行きに乗って松本へ向かいました。

感想:長野のお手軽観光地

今回、念願の姨捨駅に行くことができました。

姨捨駅は、長野駅から約30分で行くことができ、駅そのものが観光名所のため、行くところを迷ったらここに来るべきです。
なお、本数は1時間から1時間半に一本のため、行く際はスケジュールを立てていくことをお勧めします。

また、姨捨駅は夜景も超有名です。
リゾートビューふるさとを使用した、快速ナイトビュー姨捨号という臨時列車も出ているため、夜景も非常にお手軽に見ることができます。


実は夜に姨捨駅を通過したことがあったのですが、快速電車のため当然、姨捨駅に停車せず…というわけで、今度は姨捨駅から夜景を眺めてみたいですね…
なので、夜にまた姨捨駅に来ます…

ということで、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

前日の長野電鉄に乗った様子はこちら↓

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