【悲運の名車】最古参ロマンスカー「EXE」が楽しすぎる

関東

みなさん、こんにちは!小田急線ユーザー、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

小田急が走らせる名物特急、ロマンスカー。
小田急ロマンスカーでは、2022年3月現在、4種の個性豊かな様々なロマンスカーが走っています。

今回は、小田急ロマンスカーで最も古い車両に乗ってきたので、その様子を紹介します。

大和駅から乗車

今回は、所用で新宿へ向かいます。ということで、eロマンスカーで席を予約、駅の券売機で発券します。

※eロマンスカーで予約の場合は、発車時刻の15分前までに購入しないと自動で予約が取り消されますので、注意してください。

ホーム中ほどには、ロマンスカー券売機があります。
そして、券売機上部には料金表と時刻表があります。大和から新宿までは530円とかなりリーズナブル。
券売機付近を観察すると、10名程度がここで直前購入をしていました。

江ノ島線のロマンスカーは、平日は朝夕のみ、休日は日中の時間帯にも多く走っています。

13時03分 今回乗る「えのしま24号」が入線、使用車両は30000形 EXEです。

6両と4両がそれぞれ7編成走っており、うち5編成がリニューアル車両「EXEα」に更新済み。
リニューアル前の「EXE」は2編成のみ、「EXEα」と共通運用のため、一番乗りにくいロマンスカーではないでしょうか。

EXEの外観・内装

外観

車体は茶色で、シックで落ち着くデザインとなっています。
また、ロマンスカーで唯一、愛称に「Super」が付かない車両となります。

EXEの由来の「Excellent」は優れたという意味、観光にもビジネスにも優れた、これからのロマンスカーとして、今も活躍していることが感じられます。

前面には、列車名の表示機があります。前面に表示機があるのは、この「EXE」車両の2本のみです。

2022年3月ダイヤ改正以降、定期運行のロマンスカーでは唯一、3色LED式の表示機が採用されています。

客室内

比較的暗めの落ち着いた車内となっています。

ロマンスカーと言えば、ワクワクするような車両が多いですが、ビジネス利用、普段使いを意識したものとなっています。

通路にはカーペットが敷かれているので、重厚感を感じさせてくれます。

座席は、他のロマンスカーと比べて、フカフカなものとなっており、コンセプト通り、ゆったりと過ごすことができます。

リクライニングのは、申し訳程度に少ししか倒せません。ロマンスカーは長く乗っても1時間30分程度なので、この程度でも問題はないでしょう。

テーブルは、やや大きめの肘掛けテーブルが備わっています。食事をする分には、十分な大きさではないでしょうか?

車いす対応座席は、5号車と8号車にあります。

仕切り扉の上には、3色LEDの案内表示機があります。

デッキ・お手洗い等

デッキと客室の仕切り扉です。茶色の扉で、少し懐かしい感じです。

2・8号車のデッキには、お手洗い・洗面台があります。また、6両編成側の5号車には、車いす対応トイレがあります。
2・8号車は、男女共用トイレ・女性用トイレ・男性用小便トイレ・洗面台がそれぞれ1台です。

男女共用トイレは、今では数少なくなった、和式のトイレとなっています。
石材で囲われた、落ち着きのある空間です。

男性用小便トイレです。大きめのサイズのものが使われています。

洗面台です。非常にシンプルな構成で、鏡の両サイドに蛍光灯が照らしてくれます。

3号車と9号車には、自販機が備わっています。EXEαやGSEのモノと異なり、交通系ICカードには非対応です。

また、現在は使用されていない、カウンタースペースが備わっています。

えのしま24号 大和→新宿 乗車記

13時04分 大和発車

13時04分 大和を発車。
車内は、鎌倉・江ノ島からの観光客と、所用や買い物等で新宿までの移動をする地元客が半々くらいで、15名弱の乗車。

発車して少しすると、東名高速道路と国道246号と交差。

快速急行が停車する中央林間を通過します。

江ノ島線を100km近い高速で駆け抜けて5分程度で、進行方向左側には、大野工場が見えてきます。

小田原線を跨いだ後、ゆっくりと4番ホームに進入。

相模大野ではこね号と連結 お子さん大喜び

13時10分 相模大野に到着。

到着から1分後くらいに、箱根湯本からのはこね24号が入線。

3mぐらいのところまで近づいた後、一旦停止。

無線や手旗信号等による誘導を受けずに、運転士の裁量で、前4両のえのしまに非常にスムーズに連結しました。

ここで車掌より「このEXEでは、連結幌の接続も全て自動で行うことができます」と案内が行われました。

両方の貫通扉が開き…

ガシャン!と幌が飛び出し、自動で幌が接続されて、連結完了です。

土休日ということもあり、多くのお子さんや観光客が連結の様子を見学していました。
展望席が無いので、人気があまりないと思われがちな「EXE」ですが、連結作業・解結作業があることもあって、意外に「EXE」が好きなお子さんがいるのかもなと感じます。

連結って、よ~く見ると不格好ですが、逆に産業機械らしくてかっこよくて好きです。

13時15分 相模大野発車

13時15分 相模大野を発車。2番目に利用者数が多い、町田を勢いよく通過します。

玉川大学の前を走ると、多くの学生で賑わっています。ここで、春の季節がやってきたことを実感しました。

そして、左から小田急多摩線の高い高架橋が見えてきました。

13時24分 新百合ヶ丘に到着。各駅停車に接続します。

その後、向ヶ丘遊園を通過してインター区間へ

向ヶ丘遊園では、唐木田からの急行を追い抜かしました。

登戸を通過後、多摩川を渡って東京都へ…

急行も追い抜かしたこともあり、急行線の先行は、無料最速種別 快速急行ということで、100km近い高速で、どの駅も駆け抜けて、快速急行との距離を一気に縮めていきます。

下北沢付近の地下区間も80kmくらいの速度で駆け抜けます。

地下区間を抜けて、快速急行に追いつき、少しゆっくり走ります。
進行方向左側には、これから向かう新宿のビル群が見えてきます。

その後、新宿駅の到着放送が流れて、ゆっくりと新宿駅場内に進入。

13時45分 終点・新宿駅到着

13時45分 大和から40分、新百合ヶ丘からわずか20分で新宿駅2番ロマンスカーホームに到着します。

到着後は、折り返し「はこね65号 箱根湯本行き」となります。

小田原から先、箱根湯本までは20m車7両しか入れないので、後ろ4両は小田原止まりです。

分割併合を活かし、細かい需要に対応しているのがここから感じられます。

おわりに 意外とファンも多い隠れた名車

4両+6両=10両編成で、モーニングウェイ号・ホームウェイ号で、多くの通勤利用者を運び、分割併合を活かした需要に応じた柔軟な運転で、日常利用のロマンスカーを作り上げた立役者であることを、乗ってみて改めて実感しています。

ロマンスカーの代名詞とも言える展望席が付いていなくて、お子さんや観光客からすればつまらない車両かと思われますが、相模大野や小田原での連結作業・解結作業で、家族連れの方や観光客が楽しんでいました。

この連結で、EXEが好きになったお子さんも少し入るのかなと思っています。

残る2編成の未更新EXEは、今後「EXEα」にリニューアルされるか、他の新型ロマンスカーの投入による置き換え、どちらになるか分かりませんが、近いうちに無くなるのかなと思います。

小田急ロマンスカーに興味がある方は、今のロマンスカーを作り上げた隠れた名車「EXE」に乗ってみてはいかがでしょうか?

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました