【18きっぱーで混雑】芸備線末端区間 新見~備後落合乗車記

普通列車乗車記

2021年8月03日

山間のターミナルとして知られる備後落合、そこまでのアクセスは

  1. 広島から三次で乗り継ぐルート
  2. 岡山から伯備線で新見で乗り継ぐルート
  3. 宍道から木次線に乗るルート

の3ルートがあります。
今回は、2の岡山から伯備線で新見で乗り継ぐルートの一部である、芸備線の新見~備後落合の乗車記です。
その日は木次線へ乗り継ぐために、この区間を利用しました。

今回は8月の乗車、青春18きっぷ利用です。訪れる方の大半は青春18きっぷ利用なので、確実に役に立つことでしょう。
私のように木次線を訪れる方や、芸備線を全線走破される方の参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。

始発の新見駅

ここは、伯備線、芸備線、姫新線の4方向3路線が乗り入れる新見駅

この新見には、御殿町と呼ばれる古い町並みが残っているエリアがあります。

城山公園からは、高梁川と共に新見の町を眺めることもできます。

芸備線東城・備後落合方面は、地下通路を渡り、駅舎側のホーム1番のりばからの発車です。

今回乗車する備後落合までの芸備線の本数は6本。うち3本は途中の東城止まりです。
つまり、東城~備後落合間は、1日3往復のみの運転です。

少ねぇぇぇぇぇ!!!!

12時45分 岡山からの伯備線が到着しました。
芸備線への乗り継ぎ客も合わさって、ホームはかなり混雑しています。

12時53分 留置線から今回乗車する備後落合行き 443D列車が入線してきました。
ということで、乗って行きましょう!!!

13時02分 新見発車

13時02分 新見駅を定刻通り発車
車内は、私のような青春18きっぷ利用者で満席、立客も多く出ています。青春18きっぷシーズンは、早めに並んでおくといいです。

列車は新見の町を離れ、山の中を進みます。

そして西川が見えてくると…

布原駅に到着。伯備線の駅ですが、芸備線の列車しか停まらない少し変わった駅になります。

その後も西川に沿うように山の中を進み

13時11分 備中神代に到着。

ここで伯備線は米子へ向けて大きく右へ分かれて行きます。

その後、のどかな田園風景を走ります。

備中神代を発車して2分くらいで、夢すき公園の親子孫水車が見れます。

13時17分 坂根駅に到着です。

新見から並走している E2A 中国自動車道を見ることが出来ました。東条まで並行するように走ります。

市岡、八神と停車し、岡山県最後の駅、野馳に到着です。
写真をご覧いただいてわかる通り、木造駅舎となっておりタイムスリップした感覚にさせてくれます。
駅舎が建てられたのは昭和5年(1925年)、築96年(2021年現在)です。

広島県に入って東城到着

13時38分 広島県に入って東条に到着。

ここでは、学生などの地元の利用客が多数下車しました。それでも割と混んでいますが…

東城駅を発車すると、成羽川の渓谷を見ながら進みます。山林の中を分け入るように進むので、景色はかなり暗くなりました。

備後八幡に到着です。交換設備の跡を見ることが出来ます。

そして別名「必殺徐行」と呼ばれる15km~30kmの速度制限を受けながら走ります。

13時57分 内名駅に到着です。

ここ付近では、SoftBank回線の電波が通じませんでした。

14時05分 小奴可(おぬか)に到着です。

駅を発車すると進行方向右側に、見性寺の観音様を見れます。

ヤギを見ることもできました。

14時11分 道後山に到着です。標高624m 芸備線の駅で最も高い場所にある駅です。

次の備後落合は標高452m、道後山駅との高低差172m、25‰の急勾配を山を分け入りながら駆け下っていきます。

駅場内に入り、車内にATSの警報音が鳴ります。

14時25分 終点 備後落合到着

14時25分 終点:備後落合に到着です。

3番乗り場に到着。対面乗換で14時38分発、広島方面三次行きに乗り継げます。
到着後は、14時43分発の新見行きとしてそのまま折り返します。

14時41分 木次線 木次方面宍道行きは、14時33分に入線。この後、私は木次線に乗り継ぎました。

乗り継ぎ客の様子ですが、木次線に乗客が集中することがなく、広島→新見または新見→広島が思ってたより多くいました。

14時33分から14時38分までのわずか5分間、1日1回しか見られない3列車が集結する時間。多くの鉄道ファンがこの風景を写真に収めていました。

備後落合駅の駅舎内には、サボなどの昔使われていた鉄道備品や、写真などが保存されています。

あとがき

当たり前ですが、青春18きっぷのシーズンということで、大半の方が鉄道ファンでかなり賑わっていました。年齢層は意外にもまばらでした。
普段の利用状況は、大体お察しは付きますが、気になるところ…

この区間は、山の中を分け入るように走り、秘境へ連れていかれるワクワク感があって、意外と景色に飽きることはありませんでした。
木次線や芸備線走破の際の参考になれば幸いです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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