【60万ドブ捨て】日本一周・最長片道切符しても人生変わりません【鉄道系YouTuber・ブロガー絶望しろ】

2021年 仕事辞めて日本一周

みなさん、こんにちは。keitrip.blogを運営している須田 恵斗です。

2021年7月20日から9月19日までの、62日間にかけて、全47都道府県を巡る日本一周の長い一人旅に出ていました。

日本一周の旅、死んだとしても後悔が無いくらい、とてもいい人生経験となりましたが、ブログ運営上においては、60万円以上の超大赤字

要するに「ブロガー」と言う名の「インフルエンサー」や「エンターテイナー」としては、
成功しなかった = 失敗した と言えます。

この経験を踏まえ「日本一周」や、交通系インフルエンサーの登竜門となりつつある「最長片道切符」をやっても、
いわゆる成功者になることは簡単には出来ない事をお伝えします。

日本一周・最長片道切符の本質

冒頭でもお伝えした通り、2021年夏に、62日間に及ぶ日本一周の一人旅をしていました。

旅を全体で見ると、47都道府県を一気に巡り、壮大な旅と言う感じですが、
1日単位で見てくと、いわゆる普通の「旅行」「一人旅」でした。

つまり、長い旅の1日1日は、みなさんがやっているような「ごく普通の旅行」であることです。

私が行った日本一周の一人旅は、鉄道やバスなどの公共交通機関をメインにしてきました。
自分の車や、自転車なら違うように聞こえるかもしれませんが、

それらを使ったとしても、その1日1日は「ごく普通のクルマ旅」「ごく普通の自転車旅」になります。

最長片道切符も同様と言えます。
たしかに、JR線の最長距離ルートの片道乗車券であり、切符そのものは、非常に特別な価値を見出せる一生の宝物になりますが…

最長片道切符の道中、1日1日は、乗車券の経路に沿ってただJR線等に乗っていくだけです。

この1日1日も、ごく普通の旅行。
もう少し絞った言い方をすると、普通の鉄道旅行と言っても過言では無いでしょう。

その1日1日を面白くて見るかと言われると、そうでない方がほとんどだと思います。

継続発信での積み上げは、確かに力になるかもですが、その人そのものを見る見ないは、その1つの記事や動画を見て決めるのがほとんどでしょう。

同じようなことをやってる人は、周りにいっぱい居る

日本一周や最長片道切符をしている人は、あなたの周辺の人には、恐らくあまり居ないでしょうが…

これから参戦しようとしている、ブロガーやYouTuberと言った「インフルエンサー」には、たくさんいらっしゃいます。
Twitter等で「日本一周」「最長片道切符」を調べると、たくさんその旅をやられている方がいるのが、すぐ分かるでしょう

つまり、ストレートに言うと「他の人と同じことをやる事になる」と言えます。

道中乗車する列車だったり、食事、泊まるホテル、その他寄り道など、
人それぞれ違いはあるかもしれませんが、コンテンツとしては非常に些細な違いです。

YouTubeで検索してみて「日本一周」と言えばこの人って、出てきますか?
「最長片道切符」と言えばこの人って、出てきますか?

個人の主観では出てくる人はいるかもしれませんが、
誰もが「日本一周」「最長片道切符」と言えばこの人って言うのは、ほぼ無いです。

「最長往復切符」と言えば、「スーツ/交通チャンネル」とか出てくるかもしれませんが、
これに関しては、当時黎明期であったことや、旅に関する様々な知識や、
他のYouTuberと毛色の異なる独特の喋り方やワードセンスが多数使われており面白かったこと..が上げられます。

要するに「スーツ」と言うキャラクター自身が面白く、ただ旅をして終わりではない、
中身のあるコンテンツを積み上げて行ったところにあるものと思われます。

一番列車や最終列車などのネタ列車を取り上げても同様、多数の方が同じようなのを作っているので、
一時的その記事や動画は伸びるかもですが、ファン獲得には繋がりにくいです。

大事なのは、ポジションとコンテンツの面白さ

日本一周の旅を終えて、しばらくしてから、試しに地元の相鉄に関する速報記事を出してみたところ、
その記事のアクセスが、他の記事とは比べものにならないくらい伸びました。

アクセスが伸びた理由として…

普段からいる地元の情報である事 = ポジションが取れている事

だと考えられます。

地元の情報であるため、普段からアンテナを張っており、深い考察が出来ている事や、地元の人が言うからこその説得力が記事に生まれている等が上げられると思います。

例えば、長野県に関して、どちらの人から情報を聞きたいですか?

  • Aさん = 日本全国満遍なく旅行をしている
  • Bさん = 長野県に現在も在住している

パッと情報を聞きだすなら、Bさんを選ぶ方がほとんどだと思います。

観光地情報であればAさんが言っても説得力はあるかもですが、

例えば積雪に関する情報や、交通事情に関するより細かい説明は、
Bさんが言う方が信憑性が高いのは明確ですよね…

なので私は「神奈川県大和市在住の鉄道オタク」という立場で、地元の相鉄の情報を中心に発信していくこととしました。

地元の鉄道情報にフォーカスしていくことで、常にアンテナを張りやすい事や、
沿線民ならではの説得力ある感想や考察をした、中身のある記事を作れるようになったと思っています。

また、神奈川県在住である事をアピールすれば、他の地域に関しても、
神奈川県民独特の視点でコメントができ、上手く活用すれば日本全国でも勝負することができるかと思います。

関西の鉄道を中心に、鉄道に関する面白いコンテンツを作っている、
人気鉄道YouTuber「西園寺チャンネル」はいい例だと思います。

他の地域の鉄道に関して、関西の鉄道に例えられ、多彩に説得力と面白味を感じ
関西の面白鉄道情報を探すなら、できるだけ西園寺チャンネルで検索

と、日本全国で勝負しつつ、関西の鉄道系YouTuberというポジションを確立しています。

ここで言いたいのは、特定の地域に「特化しろ」と言いたい訳では無く、
自分はどういったポジションを取れるのかを、踏まえた発信をしていくことが重要だということです。

また、コンテンツそのもの面白さで勝負も考えた方が良いでしょう。
様々な知識を仕入れ解説をするのでは無く、解説に独特のワードセンスやテンポの良さを取り入れて、面白くする方法です。

【ストーブ列車】古いものを大事に使いましょうLv.99999、津軽鉄道に乗車【VOICEROID鉄道】

最近面白いと見ているのが「にっこーけんチャンネル」です。
定評のある毒舌と下ネタを用いた比喩表現が、非常に癖になります。

それに、様々な沿線に関する雑学もテンポよく紹介され、勉強になる中身のあるチャンネルです。

このように、他にはない、アイデンティティのあるコンテンツを作り上げてこそ、
いわゆる「インフルエンサー」を目指せるのではと思います。

自分ならではのコンテンツを確立しよう

もうそろそろ記事を終えます。

これまでの経験を踏まえて私から言いたいのは、

  • 説得力のあるコンテンツを作る事 = ポジションを確立する事
  • 面白いコンテンツを作る事 = つい最後まで見てしまう物を作る事

「日本一周」や「最長片道切符」などに挑戦をされる方、されない方関係なく、
コンテンツを発信していく方、全員に伝えていきたいです。

また、これから壮大な旅に挑戦される方へ…
ただ単に「日本一周」「最長片道切符」を行ってはダメです。

自分ならではの、説得力や面白さを確立するようにしていきましょう。

おわりに 経験は無駄ではない

本当に、ここらへんで記事を終えますが…

私の日本一周は、ブログ運営上においては大失敗60万円以上をほぼそのままドブに捨てました。

失敗という事実は変わらないものの、Twitterやブログでの発信を通じて、
多くの方と知り合い、お付き合いが出来ました。

この経験に関しては、宝物です。

同じような挑戦をされた方も、その発信の中で出会った仲間だったり、
壮大だった旅そのものの経験は、しなかったら、出来なかった物です。

なので、宝物として大切にしていきましょう。

ブログやYouTubeの運営上では失敗かもですが、
それを認めて、自分ならではの発信をするために、少しずつ前進していきましょう。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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