【宗谷本線】特急サロベツ4号 旭川行き(指定席)乗車記|車内の様子など≪稚内→旭川≫

北海道

乗車日 2021年9月07日

みなさん、こんにちは。keitripです。

道央の都市・旭川から日本最北端の駅・稚内を結ぶ宗谷本線、そこを走る特急サロベツ号、指定席の乗車記です。

日本最北端の岬・宗谷岬へ鉄道でアクセスする際に確実に利用することになる、特急宗谷号・サロベツ号。
車内の設備や車窓など気になっている方も多いでしょう。

今回は、復路となる旭川行き(指定席)に乗ってきました。混雑状況や車窓をお届けいたします。よろしくお願いいたします。

日本最北端の駅 宗谷本線・稚内駅

前日 9月06日 撮影

ここは、宗谷本線の終点・日本最北端の駅、稚内駅です。

ということで、駅構内にある指定席券売機で特急サロベツ号、旭川からの乗換列車、特急ライラック号の席を指定しましょう。

旭川駅で「大雪号・サロベツ号」「ライラック号・カムイ号」に乗り換える際、1本の列車とみなす、通しの特急料金(グリーン車の場合は、グリーン料金も含む)で乗車できます。

また今回のように、北海道フリーパスで当該2つの列車に指定席同士で乗り継ぐ場合も、指定席の回数を1回とみなします。

なので、旭川から乗り継いで札幌へ向かう際は、必ず同時購入しましょう。

12時40分 特急宗谷号(札幌7:30発)の折り返し列車として入線してきました。

12時50分頃 車内清掃が終わり、改札が行われます。特急サロベツ号の車両について見ていきましょう。

特急サロベツ号の車両・車内など

特急宗谷号・サロベツ号に使われる車両は、キハ261系0番台、宗谷本線特急にしか使われていない車両です。

編成両数は4両(増結時は6両)になります。

客室部

座席は、全て789系0番台と同じ、2列+2列=4列の標準的な座席となっています。

同じ座席ですが、号車によってモケットの色が異なるようです。

編成構成はこちら↓

  • 1号車 前寄り グリーン車
  • 1号車 後寄り 指定席 – 青モケット
  • 2号車 指定席 – 赤モケット
  • 3号車 指定席 – 緑モケット
  • 4号車 自由席 – 青モケット

となっています。

特急北斗や特急とかち、おおぞら号の指定席とは異なり、グレードアップ座席には交換はされていないようです。

デッキ等

車いす対応多目的トイレは、3号車の4号車寄り

男女共用トイレと洗面台は、2号車の1号車寄りにあります。

13時01分 稚内発車

13時01分 稚内を定刻通り発車。国道40号と立体交差して行きます。

今回、乗車した2号車(指定席)の車内は、3割程度の乗車率で、前後に他の方がいない席も比較的容易に取れる感じでした。

13時04分 南稚内に停車。こちらも稚内の街の中心になります。

その後、稚内の街を抜けて、原っぱを走り抜けて行きます。

そして案内放送が行われ、少しの間だけ利尻島と利尻富士を見ることができますが…この日は雲がかかっててあまり見えませんでした。

抜海駅通過後は、湿地の中を走り…

13時42分 豊富に到着。世界的に珍しい原油を含んだ温泉、そして日本最北の温泉郷として知られる豊富温泉の最寄り駅です。

その後、国道40号 幌延バイパスと交差し…

13時56分 幌延に到着しました。

幌延駅を発車してすぐ、2021年3月に廃駅となった上幌延駅付近を走行します。

その後、天塩川や天塩川の三日月湖を見ながら、ゆっくりと走行して行きます。

天塩川と並走する区間は長いですが、大半の区間は防雪林で守られているので、キレイに見えるところは意外と少ないです。

14時30分 天塩中川に到着。

再び天塩川と並走

15時02分 そばで有名な町、音威子府に到着

15時13分頃 豊清水信号場を通過、特急サロベツ1号(旭川13:35発)とすれ違い、80kmくらいで通過していくので、一瞬ですれ違います。

国道40号 名寄美深道路と交差すると…

15時28分 美深に到着です。

天塩川と並走後、名寄川を渡って名寄市内へ入っていきます。

15時48分 名寄到着 高速化区間へ

15時48分 名寄に到着です。

H100系が停まっていました。旭川~名寄は、快速なよろなどの普通列車が多数走る区間になります。

旭川~名寄は、2000年の急行宗谷の特急化に伴い、高速化改良が行われた区間。120km近い高速で走り、非常に爽快です。

16時06分 士別に到着。快速なよろ 名寄行きとすれ違います。

16時19分 和寒に到着。次は終点の旭川です。

和寒を出ると、エンジン、ギアを唸らせながら上り勾配を上り、塩狩峠に挑みます。

エンジンがアイドリングになり、ゆっくりと塩狩を通過。

その後「ゴトゴト」と制輪子でこする音を立てながら、勾配を下っていきます。峠道だけあってカーブも多いです。

そして蘭留を通過。上川盆地に入ります。

石狩川を渡って、旭川市内へ入っていきます。

JR貨物 北旭川駅付近。富良野線、宗谷本線、石北本線の気動車のねぐら「旭川運転所」を見ることができます。

その後、新旭川を通過。網走・遠軽からの石北本線と合流…

大きく右へカーブして終点・旭川に到着です。

16時49分 旭川に到着 特急ライラック36号に接続

16時49分(稚内から3時間48分) 終点・旭川に到着です。
対面乗り換えで、特急ライラック36号(旭川17:00発)に乗り換えることができます。

特急サロベツ4号の時刻

停車駅着発時刻備考・乗り換え等
稚内13:01発12時40分 入線
南稚内13:04着
13:05発
豊富13:42着
13:42発
幌延13:56着
13:57発
天塩中川14:30着
14:30発
音威子府15:02着
15:03発
美深15:28着
15:29発
名寄15:48着
15:50発
16:30発 普通旭川行き
士別16:06着
16:06発
和寒16:19着
16:20発
旭川16:49着5番線着
17:00発 特急ライラック36号 札幌行き 6番線発

まとめ

日本最北の駅・稚内から4時間近くの乗車、利尻島・礼文島の景色、天塩川の美しい流れ、北海道の広い平野、険しい塩狩峠などの様々な景色を走り、北海道の雄大さを体験できる列車でした。

9席しかない革張りのグリーン車が、気になるので乗ってみたいところ…

特急宗谷・サロベツ号を利用される方の参考になれば幸いです。

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