【もうすぐ引退】ロマンスカーVSEで帰宅する小田急沿線民

関東

乗車日2022年1月04日

みなさん、こんにちは。小田急江ノ島線、相鉄線沿線、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

今年のダイヤ改正を持って、定期運行から退くロマンスカーのフラッグシップ50000形 VSE。
今回は、VSEの少し珍しい運用「ホームウェイ号」に乗車、大和に帰宅します。

3月11日のVSE、定期運行最終便が今回乗車の「ホームウェイ87号」ということで、VSEを納めに行く方の参考になるかと思います。

始発の新宿駅

小田急のターミナル駅、新宿です。発車の10分前、急いで券売機で特急券を購入します。

新宿駅2番ホームには、乗車案内モニターが設置、車種ごとに細かく表示がされます。この表示が見られるのも今のうち。

側面には大きくロゴが書かれています。

定期運行終了間近ということで、1番ホームには、VSEの写真看板が置かれていました。

現在、小田急で唯一の連接台車。ロマンスカー伝統の連接台車も、このVSEを持って終焉です。

箱根湯本行きではなく、藤沢行きを表示しています。
2016年のダイヤ改正まで、ホームウェイ号に原則として運転されていなかったこともあり、多くの方が違和感を覚えると思います。
デビュー当時のイメージもあって、私も違和感を覚えます。

清掃が終わり乗車

ドアが開き、車内へ入ります。床は大理石で、白と木目調のパネルも相まって、リゾート地「箱根」に行く気分を味わえるでしょう。帰宅する電車なんですけどね…

VSEの特徴である連接台車。車両間の渡り板が丸いことからも感じられます。

VSEの座席の特徴、景色が見やすいように窓側に5度向けられています。通路側に座っている方でも景色が見やすくなっています。

別日に撮影

このVSEの一番の特徴は、ドーム型の天井でリゾート感を感じられます。
天井の高さは、2.55mで開放的な車内空間になっています。

VSEの”V”の由来は、Vault(ヴォールト)=ドーム型の天井から来ています。

高さは2.3mまで抑えられていますが、後年登場のMSEでもこのドーム型天井が採用されています。

地味に大きな特徴ですが、このVSEは現役のロマンスカーで唯一、背面テーブルが備わっています。
また、座席を回転させた時に使用ができる壁掛けテーブルも備わっています。

ホームウェイ87号 新宿→大和 乗車記

21時20分 新宿駅を発車。車内はほとんどの窓側座席が埋まり、5割程度の乗車率。VSEに乗りに来た鉄道ファンの姿も見られました。

6極IMの甲高い加速音を立てながら加速して行きます。このVSEは鉄道車両として初めて、6極IMが採用されました。後に小田急では4000形や3000形の一部、8000形リニューアル車の多くで採用されています。

そしてロマンスカーのCM曲としておなじみの「ロマンスをもう一度」の車内チャイムが鳴ります。
VSEとGSEにしか搭載されていないこのチャイムで、箱根へ行く際は「非日常」を演出するものですが、私がGSEでも頻繁に帰宅することも多いのが相まって、

家に帰宅する「日常」としてのチャイムになっています。多くの小田急沿線の方も同じような感想を抱くでしょう。

代々木上原から複々線区間に入り、60km~70kmで走行して行きます。

多摩川を渡って神奈川県へ。その後、登戸、向ヶ丘遊園を通過して行きます。

21時43分 新百合ヶ丘に到着。多摩線3番ホームに到着し、唐木田行きにスムーズに乗換ができます。

鶴川駅付近で、VSEの回送とすれ違いました。

21時56分 相模大野に到着。急行小田原行きに接続を行います。

相模大野で半分以上の乗客が下車しました。VSEが帰宅客を大勢乗せて走るのもあと少し…

21時57分 相模大野を発車。車内は1割程度の乗車率で、かなり空いています。

その後、東林間、中央林間、南林間、鶴間を順調に通過。

22時04分 大和に到着。40分強の短い帰宅の旅が終わりました。

大和では、ほとんどの乗客が下車。1両に1名しかいない号車もありました。

VSEのもう一つの特徴であるパンタグラフ。この50000形VSEは小田急で唯一、1両にパンタグラフが2基搭載されている「ダブルパンタグラフ」となっています。
3号車と8号車にあります。車体や車内以外に、意外と注目されないパンタグラフも撮っておきましょう。

22時05分 VSEは終点・藤沢に向けて発車して行きました。後展望を見てみると、なんと誰も居ませんね…ホームウェイ号らしい光景です。

おわりに 「非日常の電車」を「日常の電車」として乗っている幸せ

多くの方から憧れの対象とされている「ロマンスカー」、ロマンスカーの中でフラッグシップとして17年間走り続けたVSEを、

箱根へ行く「非日常の電車」としてではなく、自分の家に帰るために使う「日常の電車」として利用できているのが、鉄道ファンとして非常に幸せだなと改めて思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

鉄道コム

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