【追加料金不要】豪華普通列車「アルプスエキスプレス」に乗車 車内はどんな感じ?

中小私鉄・三セク列車乗車記

2020年 11月11日

地鉄全線走破の旅、3列車目です。
立山駅のすぐ近くにある、立山カルデラ砂防博物館を1時間30分くらい見学した後、再び地鉄線に乗りました。

そのとき、乗車したのが16010形のアルプスエキスプレスです。
この日は平日で、本来は運用がない日でしたが、代走なのか知りませんが乗ることが出来ました。

始発の立山駅

地鉄立山線の終着駅であり、立山黒部アルペンルートの立山ケーブルカーが出る立山駅です。
地鉄線は、1階に改札とホームがあります。

今回乗った、11時31分発 普通 電鉄富山行きは、改札に対して奥のホーム2番線から発車します。

車両は、水戸岡鋭治さんによってデザインされていますが、見た目はほとんど変わってないですね…

側面には、このようなロゴがあります。

では、早速車内に乗り込んでみましょう

車内の様子は?

アルプスエキスプレスの乗車口です。
ドアは、元西武5000系の車体をそのまま活用したため、折戸となっています。
無人駅からの乗車できるように、各ドアに乗車整理券発券機とICカードリーダーが備わっています。

2号車

特急電車で走る際は、指定席車として扱われる2号車の紹介をします。
今回のように、普通電車の場合はラウンジカーとして開放されます。

立山連峰などの景色を一望できるカウンター席です。今回、私はここに座りました。

カウンター席という名の通り、大きなカウンターがあります。
のんびり立山連峰を望みながら、お菓子を広げるのもいいでしょう。

他の水戸岡デザインの車両にも言える特徴ですが、席から出やすいように、片方の肘掛けが短くなっています。

こちらは、二人がけのベンチシートです。
簡単に言うとかんたんなテーブルが付いたロングシートみたいな席です。

ベンチシートからの景色です。窓がいい額縁となって景色を望むことが出来ます。

こちらは、カップルシートとなっています。

このような、おしゃれな照明が設置されており、いい旅を演出してくれます。

車端部には、地鉄線の時刻表などの観光パンフレットが置いてあります。

2号車の照明は、デッキを含め埋め込み照明となっています。

乗車当時、2号車には多くの乗客が乗車されていたため、2号車の全景写真とファミリーシートは、撮影ができませんでした。ご了承ください。

1号車・3号車

全景です。
内装はリニューアルはされていますが、元の座席を流用したボックスシートとなっています。

3両編成の全号車に、各2ボックスずつ、4人がけのコンパートメントシートが備わっています。

こちらは、通常タイプのボックスシートになります。
窓側には簡単なテーブルが備わっています。

3号車には、お子様用のカウンター席が3席あります。席が小さいです。

運転台の直後は席が撤去される代わりカウンターが備わっています。

トイレ

このアルプスエキスプレスの1号車には、男女共用トイレが1台設置されています。

中は白を基調としていて明るくキレイです。
水洗も、レバーではなくボタンを押すタイプになっています。

立山駅発車

立山駅を出てすぐに、常願寺川を渡ります。そしてしばらくは常願寺川と並走します。
発車時の車内の状況ですが、20名程度乗車し、大半はラウンジカーとして開放された2号車に集中しています。

電車は7分ほどゆっくり走って、次の本宮駅に到着です。

有峰口では、立山行きの電車とすれ違います。
窓がいい額縁となって、普段とは少し違って見えますね…

有峰口駅を出ると、すぐに常願寺川を渡ります。

途中、砂防堰堤が目の前に来るところを通ります。

岩峅寺到着

電車は、不二越・上滝線(南富山方面)と分かれる駅、岩峅寺に到着です。
岩峅寺では、16010形とすれ違いました。ここで、2編成のみしか居ない電車が並ぶことになりました。
向こうの編成は、2両編成で、観光仕様にリニューアルはされていません。

岩峅寺までは、常願寺川と渓谷に沿って山の中を走っていましたが、
ここから先は、富山平野の中を走り抜けます。

五十石駅に到着しました。この駅では、電車のすれ違いはありませんでした。

岩峅寺から先は、富山平野を立山連峰を望みながら、走ります。

立山駅を出て45分、地鉄本線との合流駅、寺田に到着します。

寺田駅到着

寺田駅に到着しました。ここでは、地元客が多数降車しました。
僕と同じく宇奈月温泉方面へ向かう観光客が2名いました。

寺田駅の全景です。Y字状に線路が分かれています。
このような駅ってなかなか見ないですよね….

料金

特急電車運転時
・2号車 座席指定車両 特急電車運用時のみ 大人・小児関わらず 220円
※普通列車や急行電車の運用時は、自由席として開放。追加料金不要
その他、特急料金も必要

地鉄電車の特急料金(乗る号車に関わらず別途必要)
・電鉄富山~宇奈月温泉・立山 210円
・立山~宇奈月温泉(アルペン特急) 210円
・その他の区間 110円

運転時刻は、時季により変動するため公式サイトをご覧ください。
なお今回のように、運転予定日でない日に走る日もあります。そのさいは、時刻が公表されないのでご注意ください。

富山地方鉄道 アルプスエキスプレス

感想

今回、代走という形で乗ることができ、うれしかったです。
水戸岡デザインは、近年似たようなデザインばっか走っており、苦手な方が多いと思います。正直言うと、私も少し苦手でした。

ただ、水戸岡鋭治さんのデザインの電車は、乗ったときの「ワクワク感」が圧倒的で、このアルプスエキスプレスも例外ではありません。
今回見た限り、鉄道ファンではない方も、純粋に楽しんでおられました。
また、地鉄ではそういった電車を、普通電車として運用しているもの面白いです。
今回は普通電車ということで、2号車にも追加料金無しで乗ることが出来ました。

今度は、アルペン特急などの特急電車で乗ってみたいです…

地鉄のもう一つの観光車両、ダブルデッカーエキスプレスの記事はこちら↓

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