【実は本四連絡路線】ギャップ萌えがじわる!南海和歌山港線乗車記

普通列車乗車記

乗車日 2021年7月28日

みなさん、本州と四国を結ぶルートと言えば、何を思い浮かべますか?
岡山からの瀬戸大橋線、尾道からのしまなみ海道、兵庫からの明石海峡大橋ルートの3つのルートを思い浮かべるでしょう。
他にも広島や三宮からのフェリーなどもあります。

いろいろある本四連絡ルートのうち、大阪から南海線を通して、和歌山から徳島を結ぶ南海フェリーのルートがあります。

そのルートの一端を担うのが、和歌山港線です。その路線は、本四連絡ルートとは思えない独特の雰囲気の路線です。今日はその様子を紹介します。よろしくお願いします。

始発の和歌山駅

ここは南海本線の終点 和歌山市駅 今回乗車する和歌山港線の他、加太線や和歌山からのJR紀勢本線が乗り入れます。

今回乗車する和歌山港行きは7番線からの発車のようです。

床には、ホームへの誘導案内があります。7番線は跨線橋を渡った先にあるようです。

跨線橋を左へ降りて進むと、車止めが対になって設置されています。奥にある線路が7番線です。

この7番線は和歌山港行きしか発着できない構造になっているので、「和歌山港ゆき」と案内が固定されています。

和歌山港線の時刻表です。南海フェリーの時刻に合わせて走っています。一部、難波から直通の特急サザンや急行が走っています。

和歌山港行き入線

12時32分 隣接する住之江検車区和歌山出張場の列車の入換が始まりました。

12時35分 本線上でそのまま折り返して7番線に入線してきました。

今回乗車する電車

今回乗車するのは、7100系7167編成「めでたい電車 かい」です。

この和歌山駅から発着する加太線の「加太さかな線プロジェクト」の一環で生まれた電車になります。

他にも「かしら」「なな」「さち」があり、この「かい」を含め計4編成もの”めでたいでんしゃ”が走っています。

車内全景

さかな柄のモケットとなっています。

この「めでたいでんしゃ」の一番の特徴は、つり革です。

おさかな、かい、かにの形状をしたかわいい吊り革になっています。

樽見鉄道の観光列車「ねおがわ」みたいですね…

「和歌山市-和歌山港」の方向幕になっています。

13時05分 和歌山市駅発車

13時05分 和歌山市駅を発車しました。車内は、20名程度の方が乗車しています。

4・5番線と車両基地の線路が一気に単線にまとまります。

左側へカーブして市堀川を渡ります。

そのまま進み、紀ノ川大橋の真下には、久保町駅がありました。
この付近を境に、線路の所有が「南海電鉄」から「和歌山県」に変わりました。

日本一短い鉄道は、芝山鉄道(営業キロ2.2km)と言われていますが、第三種鉄道事業者を含めた場合は、この和歌山県(2.0km)になります。

築地川を渡ると、右へカーブします。そのカーブの地点にあったのが築地橋駅になります。

その後、直線区間を走り抜けます。

そして上り勾配で高架線に入ります。高架線に入る前にゆるやかなS字カーブがあるのですが、そこ付近には築地町駅がありました。

進行方向右側を見ると、青岸橋(みなと大橋)が見えてくると、終点の和歌山港駅です。

駅直前には、曲線のガーター橋があり圧巻です。

13時09分 和歌山港駅到着

13時09分 和歌山市駅から4分 和歌山港駅に到着です。

この和歌山港駅は、現在は終着の駅ですが、2002年までは途中駅、水軒駅まで続いていました。

ということで、改札の外へ出ましょう。

改札の外へ出ると、そのまま南海フェリーの乗船口まで長い通路で繋がっています。

駅改札には、次の電車の案内が、タペストリー(垂れ幕)で案内されており、ノスタルジックを感じます。

連絡通路の途中には、動く歩道があります。

その後、13時40分発 徳島港行きに乗船

徳島港 15:55 → 南海フェリー前バス停 16:05 に乗換 → 徳島駅前 16:26に到着しました。

感想

和歌山市駅から走る小さな路線、直通電車以外は端の7番線から発車し支線感あふれるのに、大阪と四国を結ぶ1ピースとなっているギャップが面白い路線でした。

町の中心部の近く、和歌山市駅からわずか4分でいきなり景色が変わるのが、驚き。

四国に行かれる際は、和歌山港線と南海フェリーを使って行ってみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

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