乗車日 2021年8月23日
みなさん、こんにちは!keitripです。
日本三景・天橋立、そこまでのアクセスとして京都丹後鉄道が走っています。
その京都丹後鉄道は、新幹線との接続駅である京都まで、JRとの直通の特急列車「はしだて号」を運転しています。
宮津・天橋立を訪れる際は、大半の方は京都または福知山から、はしだて号を利用することになるでしょう。
今回はその帰りの便、天橋立から京都までの特急はしだて6号の自由席の乗車記です。
お帰りの際の、混雑状況や乗り場、接続など気になる方の参考になれば幸いです。よろしくお願いいたします。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/6a6346cf4545c81383cf64c2f2f328a3-1024x576.jpg)
始発の天橋立駅
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1651-1024x683.jpg)
ここは日本三景・天橋立の最寄り駅、天橋立です。
今回乗車の特急はしだて6号は、階段渡って1番線からの発車。乗り場間違いにご注意ください…
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1631-1024x683.jpg)
駅から徒歩5分、駅裏手にあるリフト、ケーブルカーに乗れば、天橋立を眺めることが出来る遊園地、ビューランドを訪れることが出来たり、
駅から同じく徒歩5分くらいで、天橋立の松の木の中に入ることができ、多くの観光客で賑わっています。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1652-1024x683.jpg)
発車の20分くらい前までは、駅に隣接する留置線の停まっていました。
15時38分頃 1番線に入線
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1654-1024x683.jpg)
15時38分頃(発車の13分前) 1番線にゆっくりと入線してきます。
ドアが開き乗車 外観・車内などを紹介
外観
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1656-1024x683.jpg)
車両は、北近畿特急(こうのとり、きのさき、はしだて、まいづる)に使用される、287系4両編成(福知山電車区所属)。
福知山方 1号車(京都・新大阪基準)の前半分は、グリーン車。その他の号車、客室は普通車です。
287系 or 289系(JR車両)で運転される「はしだて号」の自由席は4号車のみ。その他は指定席です。
内装
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1655-1024x683.jpg)
車内に入っていきましょう。座席が進行方向と逆向きにセットされています。
次の宮津駅で、進行方向が切り替わるためです。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1664-1024x683.jpg)
シートピッチは970mm、標準的な広さ。リクライニンは少し深く倒れます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1660-1024x683.jpg)
テーブルは、13インチのPCが置ける程度の大型の背面テーブルと
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1661-1024x683.jpg)
座席を向かい合わせにした時にも使用できる、肘掛けテーブルの2つが備わっています。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1662-1024x683.jpg)
2つのテーブルを展開すると、肘掛けテーブルに飲み物が置けないので、同時使用は想定されてないようです。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1737-1024x683.jpg)
お手洗い洗面等の設備は、
287系車両の場合
- 1号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ
- 2号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ、多目的トイレ
- 3号車 女性専用トイレ、男性用小便トイレ
- ※5号車 女性専用トイレ、男性用小便トイレ
- ※6号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ
※7両編成時(増結車両 or 特急まいづる号)の設置号車
289系車両の場合
- 1号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ
- 3号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ、多目的トイレ
- ※5号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ
- ※6号車 男女共用トイレ、男性用小便トイレ
※7両編成時(増結車両 or 特急まいづる号)の設置号車
になります。
15時51分 天橋立 発車
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1667-1024x683.jpg)
15時51分 天橋立駅を発車。車内は3割程度、窓側の半分くらいが埋まる乗車率。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1668-1024x683.jpg)
天橋立駅を発車して、少しの間は宮津港の海を見ながら進みます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1672-1024x683.jpg)
15時56分 宮津駅に到着。早速、進行方向を変えて福知山・京都を目指します。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1675-1024x683.jpg)
16時01分 宮津駅を発車。先ほど走ってきた宮豊線と分かれて、宮福線を進みます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1677-1024x683.jpg)
この宮福線は1988年 当時の宮福鉄道として開業した区間。高規格の線路で100kmを越える高速で走行して行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1680-1024x683.jpg)
次の宮村駅通過後、E9 山陰近畿道とすれ違います。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1682-1024x683.jpg)
高架橋とトンネルで丹後山地を一直線に貫いていくので、爽快感が半端ない!!!
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1685-1024x683.jpg)
16時16分 大江駅に到着。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1686-1024x683.jpg)
牧駅ではMF100形の宮津行きとすれ違い。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1688-1024x683.jpg)
城崎温泉からの山陰本線と並走し、荒河かしの木台駅を通過。徐々に福知山の市街地へ入っていきます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1697-1024x683.jpg)
到着放送が行われて、ゆっくりと京都丹後鉄道からJR山陰本線に転線し、福知山駅へ入線。
16時32分 福知山停車 こうのとり22号と接続
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1703-1024x683.jpg)
16時32分 京都丹後鉄道との連絡駅、福知山に到着です。
特急こうのとりとの接続のため、12分停車。発車は16時44分
16時34分発 舞鶴線 東舞鶴行きが隣のホームから発車していき…
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1707-1024x683.jpg)
城崎温泉(15:30発)からの、福知山線 特急こうのとり22号と接続、相互で乗換が行われました。
特急こうのとり22号の新大阪到着は18時28分着。のぞみ48号東京行きに接続します。
車内は、福知山からの乗車と、こうのとり(城崎温泉・豊岡)からの乗り換え客で6~7割とやや混雑してきました。
福知山駅では、山陰本線京都着発の特急と、福知山線新大阪着発の特急の相互接続が行われ、相互で列車を乗り継ぐ場合でも、特急料金を1本の列車とみなす乗継制度があり、大変便利です。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1712-1024x683.jpg)
16時44分 定刻通り福知山を発車。福知山線と分かれて行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1716-1024x683.jpg)
列車は福知山盆地を120km近い高速で駆け抜けて行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1720-1024x683.jpg)
もうすぐ綾部のところで、停止信号のため1度停止。連結作業のため、誘導信号機でゆっくり構内へ進入して行きます。
16時54分 綾部に到着 まいづる12号と連結
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1725-1024x683.jpg)
一旦停止を3回繰り返し、16時54分 綾部に到着です。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1726-1024x683.jpg)
東舞鶴からのまいづる12号と連結、幌の取り付けが行われます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1741-1024x683.jpg)
そして、はしだて号とまいづる号の通り抜けができるようになりました。
まいづる号の自由席号車(5号車)は、はしだて号よりは空いているので、そちらに移動するのもいいかもしれません。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1730-1024x683.jpg)
16時59分 綾部を発車しました。次の停車は園部で、40分弱ノンストップで走り抜けます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1734-1024x683.jpg)
速度が60km~75kmまで落ちて、山地を越えて行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1750-1024x683.jpg)
渓谷を見ながら由良川を渡り
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1754-1024x683.jpg)
集落を見ながら、のんびりと進みます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1759-1024x683.jpg)
カーブが多く、割と揺れるので、車内を移動する際は気を付けてください。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1769-1024x683.jpg)
17時38分 園部に到着です。ここから嵯峨野山陰線と呼ばれる区間、列車本数が増えて行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1768-1024x683.jpg)
ちょうど隣には、普通京都行きが停まっていました。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1771-1024x683.jpg)
ここから複線、高速化整備が行われた区間、また100km近い高速で飛ばします。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1772-1024x683.jpg)
馬堀までは、トンネルが少なく比較的盆地の区間を駆け抜けます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1777-1024x683.jpg)
17時50分 亀岡に到着。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1779-1024x683.jpg)
馬堀駅通過後、1989年の電化の際に線路が切り替えられた、保津峡の新線を130km近い高速で駆け抜けて行きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1787-1024x683.jpg)
ロングレールも相まって「ゴー」と新幹線のような音を立てて通過、一直線に保津峡を一瞬で駆け抜けてます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1794-1024x683.jpg)
馬堀からわずか4分程度で、嵯峨嵐山を通過。園部からの普通京都行きを追い抜きます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1799-1024x683.jpg)
高架橋を上がり、東映太秦映画村の横を走ります。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1801-1024x683.jpg)
18時03分 二条に到着。二条では15名程度の乗客が下車されました。京都の重要地点なだけあります。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1814-1024x683.jpg)
丹波口、京都梅小路西と通過。京都の新スポット「京都鉄道博物館」の横を走ります。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1818-1024x683.jpg)
園部からの複線区間は、京都駅を目前にして終わり単線に。貨物線を含めたJR京都線とゆっくりと並走します。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1822-1024x683.jpg)
そして25kmくらいの速度で、京都駅入線。
18時08分 終点・京都 嵯峨野線31番乗り場着
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/2021/12/DSC1824-1024x683.jpg)
18時08分(天橋立から2時間17分) 終点・京都に到着、乗り場は嵯峨野山陰線乗り場31番線です。
東海道新幹線から最も遠い位置にあるホームのため、新幹線の乗換は15分程度の余裕を持ってお乗り換えください。
感想 意外と多くの需要の担う特急列車
この特急はしだて号は、名前からすると「天橋立」からの乗客を運ぶだけの列車と、思いがちですが…
- 「北部京都の都市・福知山」からのビジネス需要
- 「城崎温泉・豊岡」からの「こうのとり」との乗り継ぎ需要
- 「まいづる号」との併結で、「舞鶴」からの観光需要
それらと、新幹線を乗り継ぎ各地へ連絡する役割を担って。鉄道は線輸送であることを実感させられる特急列車でした。
最後に気が付きましたが、天橋立~福知山~京都と、全部京都府内でしたね…
次は、1日2往復の京都丹後鉄道車 KTR8000系 丹後の海 による「はしだて・まいづる」に乗ってみたいですね…
天橋立へお越しの際は、ぜひ特急はしだて号をご利用ください。
はしだて号 運休情報
- 京都10:25発 はしだて3号
- 京都14:25発 はしだて7号
- 天橋立13:47発 はしだて4号
- 天橋立19:10発 はしだて10号
は、利用者減少に伴い、原則運休となっています。
運転予定日は、2021年11月現在
- 2021年12月1日~31日
- 2022年1月1日~31日
となっています。その他の丹後方面の特急の運行状況は、JR西日本の公式ページをご覧ください。
別のページへ飛びます。
![](https://www.keitrip.blog/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/a9bbbee1bbddbdf6dce698923427892f.png)