【気動車最長編成】朝の左沢線が長すぎた件≪山形→左沢≫

旅行記事:青春18きっぷ旅

2021年3月16日

青春18きっぷで行く、東北ローカル線の旅2021春…最終日の今日は山形から先、仙台と常磐線経由で東京まで帰りました。
仙台へ向かう前に、左沢線に寄り道したのでその様子を紹介します。

みなさん左沢線といえば、何を思い浮かべますか?鉄道に詳しくない方は、特段思い浮かばないかと思いますが…
詳しい方なら、ローカル線にしてはめちゃくちゃ長い6両編成の列車が走っていることをご存じでしょう。
この左沢線は、2021年ダイヤ改正現在、気動車普通列車で最長の6両編成を組んでいます。今回はその最長の6両編成の列車に実際に乗ってきたので、その様子を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

ちなみに、字は普通ですが、かなりの難読地名となっており…
左沢の読み方は「ひだりざわ」ではなく「あてらざわ」と読みます。

始発の山形駅

始発の山形駅です。お目当ての6両編成のキハ101が停まっています。めちゃめちゃ長いですね~….

7時28分…改札に入る前ですが、跨線橋から山形駅に到着する列車を見れました。

左沢線は原則6番線から発着するようです。

山形駅6番線は、切り欠きホームとなっています。ローカル線感があって個人的に好きです。

使用車両

使用車両は東北地方の非電化路線で主に使われてるキハ100系の派生形式のキハ101です。
車両長は17mと全長が短くなっています。

行き先表示器です。フルカラーLED式に交換されてる編成は、行き先の左横に左沢線の車両が描かれています。

今回、完全に撮り忘れてましたが、寒河江で切り離される後ろ4両は、寒河江(さがえ)と表示されています。
寒河江行きの場合は、横にフルーツが描かれています。その理由は後述します。

左沢線のロゴです。出羽三山と最上川をイメージしたと思われるデザインとなっています。

側面に大きくFRUITS LINERと大きく書かれています。
左沢線は、フルーツライン左沢線という愛称が付けられています。

必殺!スーパーロングシートォォォォォォ
車内は、キハ100系・キハ110系で唯一のオールロングシートとなっています。
また、左沢線は乗車時間が長くても45分から50分程度と短いため、トイレは備え付けられていません。

運転台です。ごく普通の運転台です!

7時50分 山形駅発車

7時50分、山形駅を発車しました。乗車具合は、各号車に4名から20名程度とかなり余裕です。

山形駅を出ると、仙山線と同じ線路を走り、奥羽本線(山形新幹線)と並走し、次の北山形まで走ります。
途中、山形城跡のお堀の横を通ります。

列車は北山形に到着します。左沢線ホームは、分岐してすぐの左カーブの途中にあります。

北山形駅は、6番線まである意外と大きな駅です。

7時54分に到着して7分間停車し、発車は8時01分です。

発車を待っている間に、5分後に発車の仙山線の仙台行きが到着しました。

発車直前に、左沢線からの山形行きが到着です。

北山形を出ると、住宅街が広がってる光景が見れます。

次の東金井駅に到着です。住宅地が駅の目の前まで広がっています。

須川橋梁を渡ります。2003年に架け替えられました。

左にカーブをすると羽前山辺駅に到着します。
これの一本前の山形駅7時03分の列車に乗れば、6両編成同士の左沢線のすれ違いが行われます。

山形盆地を囲む山々を見ることができます。

羽前金沢駅に到着しました。読みは「うぜんかねざわ」です。

羽前長崎駅に到着です。近くには中山町体育館があります。

列車は最上川橋梁を渡ります。この最上川橋梁は、明治20年に旧東海道本線の木曽川に架けられた橋を大正10年に移設したもので、現役で活躍する日本最古の橋梁です。
これの片割れは、山形鉄道の最上川橋梁(荒砥鉄橋)になります。

次の南寒河江駅に到着しました。ここも駅周辺に住宅地が広がっています。

8時24分 寒河江駅到着 後ろ4両切り離し

8時24分 寒河江駅に到着です。6両編成の内、後ろ4両が切り離されます。

行き先表示器もワンマンに切り替えられました。ここまでは車掌が乗っていましたが、ここからはワンマン運転です。

寒河江駅には、左沢線の拠点となる左沢線営業所があります。
なお、左沢線のキハ101は13両しかなく、朝は6両×2で12両が使われるため、車両運用は非常にカツカツです。

それぞれの車両には、連結器カバーが掛けられました。

8時30分、寒河江駅を発車します。

列車は西寒河江駅に到着します。

わかりづらいですが、寒河江までは平坦で走ってた左沢線も、ここから上り勾配を登っていきます。

国道の下をくぐると、羽前高松です。
左沢線は羽前の後ろに、各県の県庁所在地の名前が付くことが多いですね。

山の斜面に近づいてきて、山岳路線の雰囲気になってきました。

E48 山形自動車道の下をくぐると、柴橋駅です。

柴橋駅を出ると、トンネルを2本通ります。

最上川を見ながらゆっくりと左沢の街へ降りていきます。

8時44分 終点左沢に到着

8時44分 終点の左沢駅に到着しました。

左沢駅の駅名標です。梨をイメージしたものになっています。通常タイプの駅名標も、もちろんあります。

左沢駅の車止めです。終着駅らしい単純な終わり方です。

折り返しは、8時52分発の山形行きになります。

山形行きの表示は、山形新幹線が描かれています。

6両編成で運転する理由は?

車窓をご覧いただいてわかる通り、左沢線沿線は基本的に平野部を走り住宅街が広がっていること、沿線には数多くの高校があることなどから、特に朝の山形行きがものすごい混雑を見せます。

今回は、下りの左沢行きでかつ遅い時間のため、混雑は見せませんでした….
増結車両を寒河江までの回送を兼ねている感じです。
帰りに乗った2両編成の折り返しの山形行きは、編成が短いってこともあり、部活等の学生さんで特に羽前長崎駅の辺りから混雑を見せていました。

夜も、この手のローカル線にしては長い4両編成で運転されています。

感想

17mの短い車体とはいえ6両編成の気動車普通列車は圧巻でした!
今度は一本前の列車に乗って羽前山辺での、6両編成同士のすれ違いを見てみたいですし…
左沢線の撮影スポットで、6両編成を撮り鉄して優勝したいです。3日~4日くらい山形に滞在しないとな~….

帰りの山形行きも後面展望という形で紹介しますので、ぜひご覧ください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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