【四国のエース】予讃線特急いしづち28号乗車記|まるでジェットコースター≪松山→高松≫

特急乗車記

乗車日 2021年7月31日

みなさん、こんにちは!keitripです。

今回は、予讃線の特急いしづち号に乗車してきたのでその様子を紹介します。
岡山から松山を結ぶ特急しおかぜ号と、宇多津または多度津で連結・切り離しを行うこの特急いしづち号、気になっている方がいるでしょう。

また、松山と高松の重要都市を結ぶだけあって、今後利用する方も多いかと思います。

そんないしづち号の車窓と車内の様子を紹介します。よろしくお願いします。

先にちょっとした感想を言っておきますが、他の四国特急同様に「ジェットコースターのような特急列車」でした。

始発の松山駅

ここはJR松山駅です。特急いしづち28号・しおかぜ28号は改札に面する乗り場 1番線から発車します。

17時23分 入線

17時23分 発車の14分前 しおかぜ15号・いしづち15号の折り返しとして列車が到着します。
使用車両は8000系車両です。

しおかぜ号・いしづち号の編成について

特急しおかぜ号といしづち号の連結部。特急いしづち号は、前寄りの3両になります。

しおかぜ号といしづち号で通り抜けが可能です。

グリーン車は1号車の松山寄りの半分です。扉の色は赤色です。

指定席は黄色の扉から乗車です。

  • しおかぜ号ー1号車後方(岡山寄り)~3号車
  • いしづち号ー8号車

自由席は青色の扉となっています。

  • しおかぜ号ー4号車~5号車
  • いしづち号ー6号車~7号車

今回は、JR四国の特急列車自由席が乗り降りし放題の「四国フリーきっぷ」を利用したので、こちらの自由席に乗って行きます。

車内

いしづち号の自由席の座席です。2004年から2006年にかけてグリーン車と指定席は、内装のリニューアルを行いましたが、自由席は登場当時のままとなっています。

自由席の6号車のトイレです。こちらは和式トイレとなっています。
しおかぜ号の自由席のトイレは5号車ですが、そちらは洋式に改造されているようです。

6号車の洗面台です。平成初期特有のシックさを感じます。

指定席の8号車のトイレです。

こちらは洋式にリニューアルされており、明るい木目調で清潔な印象がありました。

洗面台もリニューアルされており、木目調で少しモダンな印象です。

また8号車のデッキには、自動販売機が設置されています。なお、自動販売機以外の車内販売はないので注意してください。

17時37分 松山駅発車

17時37分 定刻通り松山駅を発車、工事中の高架橋の横を通り抜けて行きます。

左へのカーブを終えると、伊予鉄道高浜線とわずかながら並走します。

そして右へ旋回する飛行機のように曲がっていきます。

まだ、松山の郊外ですが早速本領発揮!
自慢の振り子装置を機能させて、120km~130kmの速度でジェットコースターのように駆け抜けて行きます。

松山駅を発車してわずか8分 堀江駅通過後に瀬戸内海を見ることができます。

ずっと海岸線に沿って走るので、相変わらずジェットコースターのような走りです。

17時48分 最初の停車駅 伊予北条に到着です。

伊予北条発車後も海岸線に沿うように駆け抜けて行きます。

18時ごろ 伊予亀岡駅通過前に、太陽石油 四国事業所を見れます。

大西駅通過後、新来島どっくの社員寮を見ることができます。造船が盛んであることが伝わってきますね….

しまなみ海道の来島海峡大橋が見えて

市街地に入り高架橋を走っていきます。

18時12分 今治停車

18時12分 タオルで有名な今治に到着です。ここで松山からの帰宅客が大勢降りていきました。

今治から先、伊予三島の少し手前までは、平野部の区間を走行していきます。段々と日が落ちてきましたね。

18時25分 次の停車駅 壬生川(にゅうがわ)に到着です。

18時33分 伊予西条に停車します。

伊予西条駅目の前には、鉄道歴史パーク SAIJOがあります。2代目フリーゲージトレインを見ることができました。

18時41分 新居浜に到着です。各駅共に数名程度が入れ替わるように乗車してきました。

新居浜の次の、多喜浜~関川のちょっとした峠を越えると、相変わらずの130kmでかっ飛ばします。

再び瀬戸内海の目の前を通ります。奥には製紙工場が見れます。

18時58分 伊予三島到着
伊予三島と次の川之江の間には、JR貨物の伊予三島駅があり、工場から出荷した紙製品を輸送する貨物が、当駅から高松貨タの間に1往復設定されているようです。

19時03分 川之江駅到着 松山方面の貨物列車とすれ違いました。

川之江駅発車後 瀬戸内海に沈む夕日を見ることができます。まるで観光列車に乗っているような気分です。

19時13分 観音寺駅に到着しました。

観音寺駅発車後は一度平野部を走行したのちに、多度津駅到着直前に、再び海を見ることができます。

津島ノ宮の本殿を一瞬ですが見れます。

19時28分 土讃線との合流地点 多度津に到着です。

多度津駅発車後、讃岐塩屋を通過して高架線を走ります。

19時32分 丸亀に到着です。

19時36分 多度津駅到着 しおかぜ号と切り離し

19時36分 丸亀のお隣 宇多津に到着です。

ここで、いしづち28号としおかぜ28号の切り離し作業が行われます。

貫通路の締め切り作業が行われて 19時38分 多度津を発車です。

宇多津駅発車後、坂出・高松方面を短絡する線路と合流します。電車に乗っているのに、高速道路のJCTにいるような気分です。

19時42分 坂出駅に到着です。駅発車直後にはイオンが見えます。

讃岐平野を振り子全開で相変わらずの速度で、ぶっ飛ばしていきます。

坂出駅発車後、自由席号車は特急券の回収が車掌より行われました。

10分程度で高松駅のホームに入ります。

19時56分 終点:高松駅到着

19時56分 松山から2時間19分 四国の玄関口 高松に到着です。

宇多津からこのいしづち28号を追いかけるようにやってきた、岡山始発のうずしお29号(20:04発)に乗り換えができます。

いしづち28号・しおかぜ28号の運転時刻

停車駅運転時刻備考・乗り換え等
松山17:37発1番線発
宇和島16:02発 宇和海22号から接続
伊予北条17:48着
17:49発
今治18:12着
18:13発
壬生川18:25着
18:25発
伊予西条18:33発
18:34発
18:56発 普通観音寺行き
新居浜18:41着
18:42発
伊予三島18:58着
18:59発
川之江19:03着
19:03発
観音寺19:13着
19:14発
19:23発 普通高松行き
多度津19:28着
19:29発
19:33発 土讃線琴平行き
19:51発 南風23号高知行き
丸亀19:32着
19:33発
宇多津19:36着
19:38発
しおかぜ28号岡山行きと切り離し
坂出19:42着
19:43発
高松19:56着20:04発 特急うずしお29号徳島行き 3番線
20:26発 普通三本松行き 3番線
停車駅運転時刻備考・乗り換え等
宇多津19:39発いしづち28号高松行きと切り離し
児島19:52着
19:53発
20:19発 普通岡山行き
岡山20:12着6番線着

岡山駅乗り換え情報

新幹線20:15発 のぞみ62号東京行き
20:36発 ※1 のぞみ64号東京行き
20:23発 のぞみ53号博多行き
20:43発 ※2 みずほ615号鹿児島中央行き
20:51発 こだま871号広島行き
山陽本線20:28発 普通姫路行き
特急スーパーいなばは運転終了
20:15発 普通三原行き
20:31発 ※3 快速サンライナー福山行き
赤穂線20:40発 普通日生行き
21:23発 普通播州赤穂行き
伯備線21:01発 普通新見行き
21:40発 ※4 特急やくも29号 出雲市行き
津山線21:01発 普通津山行き
吉備線20:32発 普通総社行き

※1 のぞみ64号 東京行き最終列車
※2 みずほ615号 鹿児島中央行き最終列車
※3 快速サンライナー福山行きは土休日運休
※4 特急やくも29号 出雲市行き最終列車

感想 海岸線ジェットコースター

前日に乗車した特急宇和海同様に、ジェットコースターでした。四国の振り子特急全般に言えることですが…

特急しおかぜ号といしづち号は、瀬戸内海の海岸に沿って走る区間が多いので、峠攻めじゃなくて海岸攻めという感じです。

海岸線の急カーブを大して減速せずに突っ込んでいき、直線区間では加速してトップスピードで駆け抜けて、とにかく唸り上げながら走るのは爽快で気持ちがよかったです。

四国と言えば2000系や2700系などの気動車特急を思い浮かべがちですが、この8000系電車の走りもめちゃくちゃ楽しいので、四国を訪れた際にはぜひ乗ってみてください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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