【旭川接続】特急ライラック36号 札幌行き(指定席)乗車記|車内の混雑状況は?≪旭川→札幌≫

北海道

乗車日 2021年9月07日

みなさん、こんにちは。keitripです。

北海道の代表都市で、積雪量が世界一多い100万都市の札幌から、道央・旭山動物園などがある旭川を結ぶ、特急ライラック号札幌行き 指定席の乗車記です。

札幌から道北・稚内、道東・北見、網走へ向かう際に、この列車で旭川で乗り継ぐ方も利用する特急ライラック号。

車内の様子や車窓などを紹介して行きます。今後、北海道の旅で利用を検討される方の参考になれば幸いです。

先にちょっとした感想を述べておくと、今夏の私のような「旭川駅の特急乗り継ぎ利用」でなければ、自由席でも余裕だなと思いました。

旭川駅で乗換

16時49分 特急サロベツ4号に乗車して、終点・旭川に到着です。

旭川止まりの宗谷本線特急サロベツ号、同じく旭川止まりの石北本線特急大雪号とは、階段を使わない対面乗換で迷わず、スムーズに乗り継ぎができるようになっています。

旭川駅で「大雪号・サロベツ号」「ライラック号・カムイ号」に乗り換える際、1本の列車とみなす、通しの特急料金(グリーン車の場合は、グリーン料金も含む)で乗車できます。

また今回のように、北海道フリーパスで当該2つの列車に指定席同士で乗り継ぐ場合も、1回とみなします。

駅にあるモニターで、乗降口・号車の確認ができます。

特急ライラック号は、原則として

  • グリーン車指定席 1号車前寄り
  • 普通車指定席 1号車後寄り・2号車
  • 普通車自由席 3号車~6号車

となります。

なお、今回のように旭川で、サロベツ号・大雪号の接続がある便は、3号車指定席となります。

特急ライラック号の車両・車内について

特急ライラック号に使われる車両は、789系0番台。
2016年3月の北海道新幹線開業までは、函館から本州方面を結ぶ特急スーパー白鳥として使われていた車両でした。

この区間には、789系1000番台を使用した、特急カムイ号が走っており、一緒に合わせて30分 or 1時間おきに札幌~旭川を運行しています。

行き先表示機は、3色LED式。号車番号と座席区分が表示されていて、情報の過不足がない表示となっています。

個人的に、かなりすっきりした印象です。

客室

今回は、電動車の2号車の座席を指定しました。

2号車と5号車の座席は、赤色のモケットが採用

1号車の普通車部分、3・4・6号車は緑色のモケットが採用されています。

座席は標準的な背面テーブルが一つあります。

チケットホルダーがあり、車内改札の際に、特急券を取り出す手間がなくなり便利です。

デッキ等

デッキの紹介です。乗降扉は、内側も外側も緑色に塗装がされていて、THE JR北海道って感じです。

乗降扉付近には、ステップがあるので、乗り降りの際は気を付けてください。

お手洗い等の設備は、1号車・4号車・6号車のデッキ部分にあります。

1号車には、車いす対応多目的トイレがあります。

ウォシュレットではありませんが、センサー水洗で衛生的で、列車トイレとしては十分な設備です。

こちらは男性用小便トイレ。古いトイレにありがちな、小型の便器で、一部の人にとっては使いづらいかも…

洗面台も備わっています。自動水栓でこちらも衛生的。

黒い化粧板で、ややシックな印象です。

1号車には、多目的室があります。

2号車の1号車寄りには、小さめのデッキがあります。座り疲れたら、ここで休憩するのもいいでしょう。

17時00分 旭川発車

17時00分 始発の旭川を定刻通り発車。2号車の車内は5名程度の乗車で閑散としています。

そして勢いよく120kmまで加速して石狩川を渡り…

お隣、近文駅を通過。

全長4523mの神居トンネルを含む、新線ルートを超高速で走り抜けます。

789系0番台の駆動装置の小歯車に起因する音程も相まって、新幹線に乗っているかのようでした…

17時19分 深川に到着。留萌本線に乗り換えができます。

深川駅発車後。E62 深川留萌自動車道と交差します。

再び、石狩川と交差

17時32分 滝川到着

17時32分 滝川に到着。富良野からの根室本線が合流してきます。

滝川では、3名程度の方が乗車されました。

キハ40の観光列車「山紫水明」の「紫水号」が停まっていました。

そして空知川を渡り、国道12号と並走。

国道12号の滝川から美唄の間は、日本一長い直線道路として知られていて、距離は29.2kmに渡ります。

17時38分 砂川に停車。

砂川を発車。日本一長い直線道路とぴったり並走…

17時49分 美唄に停車。

外が暗くシャッタースピードの関係で、写真がブレていますが、
美唄駅発車直後、日本一長い直線道路の標識を一瞬だけ見ることができます。

18時00分 岩見沢到着 終点・札幌までノンストップ

18時00分 岩見沢に到着。室蘭本線・追分、苫小牧方面は乗り換え駅。

岩見沢の次は、終点・札幌まで25分間ノンストップです。

列車は暗くなった北海道の大地を駆け抜けます。

進行方向右手 国道337号線、美原大橋が見えてくると、江別市内に入ります。

江別から先は、人口密集地。住宅街が連続して広がり、都会にやってきた安心感を覚えます。

厚別駅を通過し千歳線と合流、複々線となります。

JR北海道の車両工場、苗穂工場の横を通過し、いよいよ終点・札幌です。

18時25分 終点・札幌 到着

18時25分(旭川から1時間25分) 終点・札幌に到着。

到着ホームは2番線。到着後は回送列車として、札幌運転所に引き上げます。

感想 旭川で乗り継がなければ”自由席”でも十分!

この日は、9月の平日ということもあり、かなり閑散としていました。

運転間隔は、前述の通り「カムイ号」と合わせて30分 or 1時間間隔での運転。
旭川まではわずか1時間30分程度、自由席は3両もしくは4両(カムイ号は5両中4両)で、繁忙期を除いて確実な着席ができます。

結論としては、今回の私のように、宗谷本線サロベツ号・石北本線大雪号で指定席同士で乗り継ぐ以外は、はっきり言って自由席で十分でしょう。

北海道旅行で、特急ライラック号の利用を検討される方の参考になれば幸いです。

最後に、1月に北海道に訪れる機会があるので、乗車できればの話ですが、特急カムイ号に乗って、ライラック号と比較してみようと思います。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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