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相鉄21000系 導入予定の残る5編成はどのように増備されるのか?

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神奈川県大和市在住、相鉄線沿線民のkeitrip/須田 恵斗です。

来年3月に、東急との直通運転開始が予定されている相鉄線。相鉄では、東急直通用車両20000系・21000系が増備されています。

この20000系・21000系は、東横線方面10両が7編成、目黒線方面8両が4編成製造され、21000系8両はさらに5編成増備される予定です。

今年度(2022年度)は、残る5編成の内3編成が投入される予定となっています。
直通運転開始後の来年度以降に増備される予定の2編成は、どのように増備されるのでしょうか?

これまでの20000系・21000系の増備

相鉄20000系・21000系の増備の過程をまとめて行きます。

  • 2017年度 20000系10両 – 1編成増備
  • 2020年度 20000系10両 – 6編成増備
  • 2021年度 21000系8両 – 4編成増備

2017年に先行製造された20000系20101×10は、2017年7月31日に、製造元の日立製作所を出場。
各種性能試験が行われたのちに、2018年2月11日に、営業運行が開始されました。

2020年度は7月27日、同年度初の新造車両20000系20102×10が日立製作所を出場し、8月12日より営業運行が開始されました。
それ以降、順次20000系10両が6編成投入され、年を跨ぐ直前である12月23日には、同年度最後の増備車20107×10が日立製作所を出場、翌年1月13日より営業運行を開始しています。

2021年度からは、目黒線規格8両編成の21000系が増備を開始。
最初の増備車21000系21101×8は、6月28日に日立製作所を出場、その後はしばらく営業運行に就かずに乗り入れ先の東急に貸し出されます。
21000系8両の初営業編成は、2本目の増備である21102×8で、9月6日より営業運行を開始しています。

同年最終増備車である21104×8は、10月25日に日立製作所を出場、12月2日より営業運行を開始しています。

2020年度、2021年度共に、7月から1カ月に1本~2本ペースで日立製作所を出場していることが分かるでしょう。
また、これまでの増備は、7000系・8000系・9000系在来車両の置き換えも行っています。

2022年度製造予定の3編成はいつ出場?

21000系は、最終的に8両9編成が製造される予定で、2022年時点では残りは5編成です。

今年度の増備予定編成を見てみましょう。
プレスリリースには、8両×3編成 = 24両が導入予定、これにより全9編成導入予定のうち、7編成が導入済みになると記載があります。

これまでの例を見ていると、7月頃には21105×8が出場していてもおかしくはなさそうですが、いまだに日立製作所を出場していません。

というのも、前年2021年度を持って、在来車両の置き換えはすべて完了しています。
今年度以降は、新線開業に伴う運用増加に対応する純増編成という事になります。

そこを考えると、乗り入れ開始直前の増備でも十分であると伺えます。

今年は3編成導入予定なので、1カ月1本ペースで考えると、最初の増備は11月末から12月に行われ、
21107×8は、2月中旬頃に日立製作所を出場しそうです。

最後の2編成はどう増備される?

写真は20000系10両編成20105×10

今年の増備計画を見ると、最後の2編成 21108×8・21109×8は、直通運転開始後に増備されることがわかります。
そこで、最後の2編成は、いつ頃行われるのでしょうか?

一つ目として考えられるのが、12000系12106×10増備の時のように、直通運転開始直後に線内運用と乗入運用双方の予備車を確保するような増備です。

12106×10では、2020年2月11日にJ-TREC横浜を出場、3月5日より営業運行を開始しました。
JR直通線開業から4カ月が経ってからの運行開始です。

製造ペースとしては、21105×8~21107×8に立て続けで出場するものとして考えられます。
3月頃に車両基地に搬入された後、2023年度に切り替わった直後に営業を開始するものです。

もし仮にそうであった場合、残る2編成が営業運行を開始するまでは、線内限定8両運用は10両編成が、ほぼ常に代走しているような状態になるものと考えられます。

二つ目として考えられるのが、直通運行開始の翌年に東急乗入運用増による必要本数増加に対応するための増備です。
簡単に言えば、2023年の開業時は本数が少なめの事実上の暫定ダイヤ(様子見のダイヤ設定)で、
2024年度以降からは、本数が少し増えた本ダイヤになるものです。

列車本数が増加により運用数が増加、それに対応するための増備を行うものです。
もし仮にこのケースになった場合は、ダイヤ改正直前の2023年12月頃から3月頃に、車両基地に搬入されるものと見られます。

また、このようなダイヤ改正が行われた場合、再び他社局の車両動向に関して大きな動きが行われる可能性も考えられそうです。

おわりに

直通運転を開始した後も、また大きな動きが行われるような事を示唆しているように感じますが、私の気のせいでしょうか?

直通運転開始後も、各他社局の車両動向に注目していきたいですね。

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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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