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直通運転でまさかの復活を遂げた、相鉄線の青い各停とは

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現役プロ相鉄線ナーのkeitrip/須田 恵斗です。

3月18日より始まった、相鉄と東急の直通運転。
多種多様の車両がそれぞれの乗り入れ先を走るようになり、相鉄線側・東急線方面側双方で、これまで見ることが無かった様々な行き先が見られるようになりました。

様々な行き先表示が見られる点が面白いのも醍醐味の直通運転ですが、
相鉄線ユーザーからは、新鮮なのにどこか懐かしい「青い各停」の表示も見られるようになりました。

2色あった相鉄の各停

相鉄の各駅停車の表示は、西武線と同じように、灰色の表示となっています。

2014年の特急が出来る以前、幕式の行先表示機を設けた車両では、白い各停と青い各停の2種類がありました。

白い各停の表示は、新6000系・7000系では、白地で黒文字の表示。
新7000系・8000系・9000系では、黒地で白文字の表示となっていました。
青い各停の表示は、形式問わず、青地に白文字です。

この2色の各停は以下のように使い分けられていました。

路線使われた行先
本線横浜・大和・かしわ台など
いずみ野線湘南台・いずみ野
現在の、他社線直通電車と同じような形で、方面によって使い分けらています。

新7000系以前の車両は、側面の表示機は、種別のみの表示となっていました。
種別のみを見て、本線方面かいずみ野方面が分かるように、白い各停・青い各停で分けられていました。

8000系・9000系では、側面にも行先表示機が付きますが、
以前の名残で、いずみ野線の行き先表示部分は青で表示されていました。

2023年5月現在、3編成が在籍してる8000系の3色LEDの行き先表示機を搭載している編成では、
幕式の行先表示器の表示の名残で、「いずみ野」や「湘南台」は、緑色で表示されています。

しかも3種 復活した青い各停

2019年11月より始まったJR線との直通運転と、2023年3月より始まった東急線との直通運転では、
直通する上り列車に関して、相鉄線内の種別【特急・通特・各停】を問わず、乗り入れ先に合わせた文字色で表示が統一されています。

  • JR線 = 緑字
  • 東横線 = ピンク字
  • 目黒線 = 青字

そのため、目黒線に直通する相鉄線内各駅停車の電車では、表示方式は違うものの、青い各停が相鉄線内に復活したことになります。

下りか上りかの方向の違いはあるものの、行き先方面によって、各停の色が変わるのは、かつてのいずみ野線各停を彷彿とさせて、懐かしい感じです。

続いて、東急線内とその先の地下鉄線内での表示です。
東急目黒線と都営三田線では、青い背景に白文字で「各停」と表示がなされます。
相鉄線内の快速表示にも見えますが、相鉄車や相鉄線方面の電車に関しては、
いずみ野線各停を重ね合わせ、どこか懐かしい印象を覚える相鉄線ファンもいることでしょう。

特に目黒線からいずみ野線へ直通する各停湘南台行き(平日3本、休日2本)は、
全て東急車ですが、赤い帯を配していることもあって、10年前の相鉄になぜか戻ったかのような感覚になります。

なお、東京メトロ線内(副都心線・南北線)では、青い背景に白文字で「各駅停車」での表示です。
青い各停であることには変わりないものの、相鉄線内では見られない4文字で表示するため、こちらは新鮮な印象を抱きます。

おわりに

方面は違うものの、同じ役割で青い各停が復活したのは、地味に胸アツです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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