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【祝 開業3周年】相鉄・JR直通線は、開業以降どのような変化をしたのか

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みなさん、こんにちは。神奈川県大和市在住、相鉄線沿線民のkeitrip/須田 恵斗です。

本日2022年11月30日、相鉄線は、JR東日本との直通運転を開始してから3年を迎えました。
相鉄線では、初めての東京都内への進出で、相鉄線沿線で大きな盛り上がりを見せました。

今回は、この3年間で、相鉄・JR直通線はどういう変化が起きたのかを紹介していきます。

2019年11月30日 開業初年時点

2019年11月30日 相鉄とJRとの直通が始まって、最初の頃の運行形態です。
運行本数は46往復の運転で、下記の6往復を除いて、新宿~海老名間を往復する運行形態です。

平日 海老名駅発車時刻

  • 6時31分発 特急川越行き
  • 6時48分発 特急武蔵浦和行き
  • 7時07分発 特急大宮行き
  • 7時24分発 特急大宮行き
  • 7時40分発 特急川越行き
  • 7時55分発 特急赤羽行き

休日 海老名駅発車時刻

  • 6時28分発 特急大宮行き
  • 6時40分発 各停大宮行き
  • 7時08分発 特急大宮行き
  • 7時20分発 各停川越行き
  • 7時45分発 特急武蔵浦和行き
  • 7時50分発 各停武蔵浦和行き

平日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 武蔵浦和発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時07分発 特急 武蔵浦和発
  • 8時21分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時36分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時55分発 各停 指扇発

休日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 武蔵浦和発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時08分発 特急 川越行き
  • 8時22分発 特急 大宮行き
  • 8時38分発 各停 指扇発
  • 8時55分発 特急 武蔵浦和発

日中の相鉄線内での運行形態ですが、特急と各停の交互の運転となっていました。

夕方時間帯 
平日は、上下とも特急で運転していたのに対し、休日は上下とも各停で運転していました。

運用数は、

  • 71ゥ~74ゥ 4運用 相鉄車運用
  • 81ゥ~86ゥ 6運用 JR車運用 相鉄線滞泊
  • 91ゥ~96ゥ 6運用 JR車運用 埼京線出庫

の合計16運用です。

相鉄・JR直通線そのものには変化はありませんが、開業から3カ月が経った、2020年3月に251系スーパービュー踊り子が廃止。E261系 サフィール踊り子がデビュー。
同年12月より、横須賀線新型車両E235系1000番台がデビューし、鶴見からのすれ違い車両に変化が生じました。

また、早速ですが、新宿駅の発着番線に大きな変更がありました。
開業して約1カ月が経った、2020年1月6日(月)より、2番線から発車している始発の相鉄直通電車の内、
17時以降に発車する始発の相鉄直通電車は、曜日問わず3番線から発車するようになります。

それに伴い、3番線から発車していた、始発の埼京線電車が2番線から発車するよう変更になりました。
要するに、17時以降は、始発の相鉄直通電車と始発の埼京線電車の発着番線を入れ替えたということです。
これにより、利用者の多い埼京線の利用客が、全て集中していた3・4番線の混雑緩和が図られました。

2020年6月1日より、渋谷駅3・4番線ホームが、山手線ホームと並列する位置に変更となり、乗換の利便が大幅に向上しました。
このホーム移動工事は、5月30日・31日の2日間に渡り行われ、工事期間中の相鉄線では大崎行きが見られるなど、普段とは違う面白い光景が見られました。

2021年3月13日 開業後初のダイヤ改正

JRとの直通運転が開始されて、最初のダイヤ改正である、2021年3月13日の改正を見て行きます。

このダイヤ改正で、横浜発着の電車では、日中の急行運転取りやめと、いずみ野線快速の運転取りやめが行われ、比較的シンプルなダイヤ構成となりました。

JR直通電車では、日中時間帯の利便性向上のため、上下列車共に相鉄線内の種別が各停となります。
休日の夕方時間帯も、平日同様に相鉄線内は特急で運行されるようになりました。

相鉄線内~JR線新宿までの運行本数は46往復までしか変わりません。新宿駅を跨いで運転される列車は以下の通りです。

平日 海老名駅発車時刻

  • 6時31分発 特急川越行き
  • 6時48分発 特急武蔵浦和行き
  • 7時07分発 特急大宮行き
  • 7時25分発 特急大宮行き
  • 7時40分発 特急川越行き
  • 7時55分発 特急池袋行き
  • 8時12分発 特急池袋行き
  • 8時19分発 各停池袋行き

休日 海老名駅発車時刻

  • 6時28分発 特急大宮行き
  • 6時40分発 各停大宮行き
  • 7時08分発 特急大宮行き
  • 7時20分発 各停川越行き
  • 7時43分発 特急武蔵浦和行き
  • 7時50分発 各停武蔵浦和行き

平日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 武蔵浦和発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時07分発 特急 武蔵浦和発
  • 8時21分発 特急 武蔵浦和発
  • 8時36分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時56分発 各停 指扇発
  • 9時28分発 各停 川越発

休日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 指扇発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時08分発 各停 川越発
  • 8時22分発 特急 大宮発
  • 8時38分発 各停 指扇発
  • 8時55分発 各停 武蔵浦和発

平日は、新宿を跨いで運転される列車が増加。

3本設定されている池袋行きの内、太字で表記した2本は、相鉄車12000系の運用です。
これにより、新宿以北を走る12000系の列車ができたことになります。

7時55分発(池袋9時05分着)の列車は、到着後に回送となり、埼京線板橋電留線に入線。
10分ほどで折り返して、新宿まで回送し、新宿9時36分発 各停海老名行きとなります。

8時19分発(池袋9時38分着)の列車は、到着後に旧池袋電車区に留置。
14時04分に出庫して、後述するJR車97ゥと入れ替わる形で、直通線運用に戻ります。

なお、この改正で、相鉄線からの赤羽行きが無くなりました。

平日海老名方面行きは、新宿を跨いで運転される列車が6本から7本に増加、全てがJR車の運用です。
埼京線出庫のJR車が、6運用から7運用に(97ゥまで)増加したことになります。
なお最後の97ゥは、新宿14時25分着を以て、前述の12000系と入れ替わるように池袋に入庫します。

休日の特徴的な列車としては、新宿発2番目の直通電車(12000系運用)が、各停大和行きとなりました。相鉄・JR直通線で、唯一の途中駅止まりの電車です。

この改正による相鉄・JR直通線の、JR線内でのすれ違い列車の変化は、湘南ライナーの廃止で185系・215系とすれ違うことが無くなりました。
以降、朝の貨物線は、E257系と一緒に走る事となります。

2022年3月12日改正 現行のダイヤ(最後の東急直通前のダイヤ)

2022年3月12日改正 現行のダイヤになってからの変化を紹介します。

この改正での大きな変化としては、ホームドア設置に伴う運転時分の増大による、海老名駅での折り返し時間確保のため、日中時間帯の海老名行きの種別が、各停から特急に変更されました。

相鉄線内~JR線新宿までの運行本数は、全く変化が無く46往復です。新宿駅を跨いで運転される列車は以下の通りです。

平日 海老名駅発車時刻

  • 6時31分発 特急川越行き
  • 6時47分発 特急大宮行き
  • 7時05分発 特急大宮行き
  • 7時25分発 特急大宮行き
  • 7時40分発 特急川越行き
  • 7時55分発 特急池袋行き
  • 8時11分発 特急池袋行き
  • 8時18分発 各停池袋行き

休日 海老名駅発車時刻

  • 6時28分発 特急大宮行き
  • 6時39分発 各停大宮行き
  • 7時08分発 特急大宮行き
  • 7時19分発 各停川越行き
  • 7時44分発 特急武蔵浦和行き
  • 7時50分発 各停武蔵浦和行き

平日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 武蔵浦和発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時07分発 特急 大宮発
  • 8時21分発 特急 武蔵浦和発
  • 8時36分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時55分発 各停 指扇発
  • 9時28分発 各停 武蔵浦和発

休日 新宿駅発車時刻

  • 7時39分発 特急 指扇発
  • 7時52分発 各停 武蔵浦和発
  • 8時08分発 各停 川越発
  • 8時22分発 特急 大宮発
  • 8時38分発 各停 指扇発
  • 8時55分発 各停 武蔵浦和発

一部の列車で、埼京線内行き先・始発駅の変更が行われています。
その他は、細かい時刻変更以外の、変化はみられていません。

平日のJR直通線初発が、相鉄車からJR車運用(86ウ)に変更になりました。
そのため、平日86ゥは、新宿~海老名を1往復したのちに、新宿を跨いで埼京線運用に戻ります。

まとめ

  • 2020年1月  17時以降の新宿駅発着ホームが2番線から3番線に
  • 2020年6月  渋谷駅のホームが山手線と同じ位置に
  • 2021年改正 平日に相鉄車12000系の池袋行きが2本設定
  • 2021年改正 休日にJR線からの大和止まりが1本設定
  • 2021年改正 日中の直通電車 相鉄線内各停化
  • 2021年改正 平日の9群運用数が6運用から7運用に変化
  • 2022年改正 平日のJR直通線初発が相鉄車からJR車に
  • 2022年改正 日中の海老名行き直通電車 相鉄線内特急化

おわりに

来年から東急との直通運転が始まり、相鉄線のダイヤは、さらに大きく変貌を遂げるでしょう。
それに伴って、JR直通電車の時刻や運用はどのように変化していくのか、東急直通と比べると、目立たないものですが、個人的にすごく気になりますね。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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