本線の様々なところで立体交差化事業が計画され、かつ近年にかけて踏切が無い新路線が2路線開通した相鉄線。
2022年1月には、鶴ヶ峰駅~二俣川駅付近の立体交差事業が都市計画決定され、今後も地上を走ら無くなる区間が増える見込みです。
外観・駅構造問わず個性的な駅の割合が多い印象の相鉄線の、高架駅と地下駅はどこの駅なのでしょうか?

偏りが少ない高架駅
路線距離も短く、高架区間のイメージが無い相鉄線。
2018年に上下線の高架化が完了し、2023年に長らく続いたプロジェクトが完了した星川駅のイメージが強い方が多いでしょう。
では、実際に高架線上にある駅を見てみましょう。
- 天王町 (本線)
- 星川 (本線)
- 緑園都市 (いずみ野線)
- いずみ中央(いずみ野線)
- ゆめが丘 (いずみ野線)
以上5駅となっています。
本線は星川駅と一つ手前の天王町駅の2か所のみです。
天王町駅は、1968年に高架化された駅で、2017年の星川駅下り線高架化完了まで、本線で唯一の高架駅でした。
新しく開業したいずみ野線、高架駅が多そうなイメージですが、意外にも3駅のみとなっています。
南万騎が原、弥生台、いずみ野の3駅は、掘割にある駅で、緑園都市のみ高架駅となっています。
なお、緑園都市に谷間に位置しており、駅の前後はトンネルとなっているため、ホームに降り立つまでは高架駅だという印象はあまり持ちません。
いずみ中央、ゆめが丘は、2次延伸、3次延伸時に開業した駅で、典型的な島式の高架駅の印象を持ちます。
連続立体交差事業が完了した、小田急や西武池袋線では、事業区間が長い区間連続しているため、似たような高架駅を、何駅も連続で通り過ぎて行く印象を持ちますが、
相鉄の高架となっている駅を路線図で見ると、一定の区間に偏らず、ある程度散らばっている事が分かるかと思います。
新線開業で増えた地下駅

2022年1月に、立体交差事業が都市計画決定された鶴ヶ峰駅~二俣川駅間。
それに伴い、鶴ヶ峰駅が将来的に地下駅になる予定です。
2023年現在、地下駅となっているのは以下の通りです。
- 新横浜 (新横浜線)
- 羽沢横浜国大(新横浜線)
- 大和 (本線)
- 湘南台 (いずみ野線)
大和駅は、相鉄本線で唯一の地下駅で、1993年8月1日に地下化されました。
2023年現在、相鉄線全体で唯一、元々地上だった駅を、地下に移した駅となっています。
その他3ヵ所は、新路線の駅という事で、開業当初から地下であることが知られています。
羽沢横浜国大駅は独特で、相鉄の地下駅で唯一の相対式ホームの駅となっている事と、
新横浜・JR武蔵小杉方面は、コンクリートの白壁に囲まれた掘割となっており、日光が入ってくると、まるで半地下構造のような雰囲気となっています。
おわりに
現在、地上となっている鶴ヶ峰駅。
地下化工事の進行で、見慣れた風景が無くなるのは、寂しいものであると同時に、地下化後が楽しみであります。
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