横浜を起点に海老名と湘南台を走る相鉄線。西谷からは新横浜線と合流してきます。
相鉄のすべての電車が、海老名や湘南台までは行くことはなく、途中駅止まりになる電車や、ダイヤ乱れで途中駅までの運転になることがあります。
その際に必要になるのが、横浜方面へ折り返せる設備です。
相鉄線で横浜方面へ折り返せる設備がある駅は、どこの駅なのでしょうか?
今回は、複雑な入換はせずに、1回で折り返すことができる駅のみに絞ります。

逆線出発や逆線入線で折り返せる駅

駅名 | 逆線出発 | 逆線入線 |
---|---|---|
星川 | 下り副本線(1番)→上り | 下り→上り副本線(4番) |
相模大塚 | 下り→上り本線(2番) | |
かしわ台 | 下り→上り副本線(4番)・留置線 | |
いずみ野 | 下り副本線(1番)→上り | 下り→上り副本線(4番) |
の4駅に設けられています。
星川駅は、横浜方に設置されている留置線(下り側1線・上り側2線)に電車を留置されるため、毎日逆入出線を見ることが出来ます。
いずみ野駅は、回送を含め定期列車の折り返しはないものの、ダイヤが乱れた際に、逆線入線・逆線出発が行われます。
近年だと2021年12月4日の朝、ゆめが丘~湘南台間で発生した停電・車両故障により、下り線→上り副本線(4番線)への逆線入線による折り返し運転が行われました。
いずみ野駅での下り線→上り本線(3番線)への逆線入線は、現在行えるかは不明です。
引上線で折り返せる駅

駅名 | 引上線の数 |
---|---|
西谷 | Y字2線 |
大和 | Y字1線 |
引き上げ線が設置されている駅は上記の2駅です。
西谷駅の引き上げ線は、本線・新横浜線双方から入出線が可能です。
2022年現在、早朝深夜の西谷~羽沢横浜国大間の列車のみと、ダイヤが乱れた際のみ使用されています。
大和駅の引き上げ線は、2019年11月30日ダイヤ改正以前は、夕方ラッシュ時に大和発着の電車が頻繁に設定されていた関係で、高頻度で使用がされていました。
現在は、指で数えられる程度の本数のみで使用されています。
留置線でのみ折り返せる駅

留置線でのみ折り返せる駅は、横浜から2駅目、西横浜駅です。
現在、西横浜駅には4線の電留線と、横浜方に上下線から入線が可能な入出庫線が1線設けられています。
横浜方面から回送されてくる電車は、平沼橋と西横浜のちょうど中間地点にある渡り線で、上り本線を跨いで入出庫線に入り、そこで電留線への入庫を行います。
出庫して横浜へ回送する電車は、電留線から入換信号機によって入出庫線へ移動し、入出庫線の出発信号機の指示を受けて、横浜駅へ向けて発車していきます。
おわりに
相鉄線は、駅数の割に折り返し設備が充実していることが感じられますね…
そして、通常時でも非常時でも、それらをうまく活用していることもわかります。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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