横浜と新横浜等から海老名・湘南台までを結ぶ神奈川のローカル私鉄「相鉄線」
多くの方がご存じの通り、2019年11月にはJR線との直通運転を開始し、今年2023年3月には東急線とその先の地下鉄線等との直通運転を開始。
念願の東京都心乗り入れを果たし、様々なところから注目を集めています。

この東京都心乗り入れによる具体的なメリットの一つとして、直通電車に乗れば、JR山手線に一回で乗り換えられる点があげられます。
JR線新宿方面の他、東急と地下鉄3路線への直通を行う相鉄の直通電車から、一回で乗換ができる駅は何駅存在するのでしょうか?
相鉄直通電車停車駅から、JR山手線に乗り換えができる駅
相鉄線の直通電車が停車する駅から、JR山手線に乗換ができる駅を線区ごとに表にまとめました。
駅によっては、複数の相鉄と直通する路線が入ってきますが、路線ごとの表では考慮しません。
なお、合計駅数からは、1カウントとします。
違う駅名でも、乗換駅として公式に案内されていえる場合はカウントします。
乗換可能な距離であっても、公式に乗換駅として案内されていない場合は、カウントしません。
東京メトロ南北線・都営三田線の共用区間である目黒~白金高輪間は、東京メトロが第一種鉄道事業者として管理する区間であるため、当記事では東京メトロ単独として取り扱います。
【相鉄・JR直通電車】
- 大崎
- 恵比寿
- 渋谷
- 新宿
- 池袋
乗換可能駅数:5駅
【東急東横線・東京メトロ副都心線】
- 渋谷
- 明治神宮前〈原宿〉 → 原宿
- 池袋
乗換可能駅数:3駅
【東急目黒線・東京メトロ南北線】
- 目黒
- 駒込
乗換可能駅数:2駅
【都営三田線】
- 三田 → 田町
- 日比谷 → 有楽町
- 巣鴨
乗換可能駅数:3駅
これらを全て足し合わせると、13駅になりますが、渋谷と池袋の2駅が2回カウントしています。
そのため、全ての直通系統を合わせた乗換可能駅数は、11駅となります。
実際の使い勝手は?

相鉄線直通電車から1回で、JR山手線に乗換ができる駅は11駅と紹介しましたが、実際の使い勝手となると話は変わってきます。
地下鉄からの乗換の場合、地下深くから地上まで上がってこなければならず、駅によっては深い位置にある事や、長い通路を通らなければいけない場合が多いです。
そのため、JR直通電車に乗り、そこから直接乗り換えた方が結果的に楽になるケースがほとんどです。
JR直通電車であれば、改札の外に出なくて済むので、案内が分かりやすく迷うことがほとんどないためです。
東急直通線は、山手線への乗換は不便である一方、地下鉄等の乗換はこちらが圧倒的に有利です。
例えば、都営新宿線へ乗り換える場合、JR直通電車であれば、JR新宿駅を降りた後に東西自由通路から京王モールを通り都営線改札へ。
もしくは、2階改札から長い階段・エスカレーターを降りて都営線改札に行かなければならず、比較的長い距離を移動します。
東急直通電車であれば、都営三田線神保町駅で降りて、行き先に合わせて階段を1階分上がれば、都営新宿線のホームに到着するため、JR新宿と比較するとわかりやすく圧倒的に便利です。
このように、相鉄線から一本で行けない場合は、行先に合わせて路線を使い分けることによって、より便利に利用できると言えます。
おわりに
相鉄線利用者には、都心の乗換駅の構造を覚えるなどの相応のスキルが求められているのを実感しています。
これに関しては、実際に駅で何回も降りて覚えるしかなさそうです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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