【車齢94年】普段は走らない戦前生まれの古すぎる電車が凄すぎるww

関東

みなさん、こんにちは。神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

現役の古い電車と言えば、どういう電車を思い浮かべますか?
古くても40年~50年前の電車を思い浮かべる方がほとんどだと思います。そしてこういった車両は現在も場所によってペースは異なりますが、置き換えが進んでいるのが多いでしょう。

今回は戦前生まれで、まだ置き換えの計画が無い、日本でトップクラスに古い電車が走るので、それを見に行ってみました。

その、貴重な走行シーンをお伝えいたしますので、よろしくお願いいたします。

古い電車が走っている路線とは?

2022年3月31日
ここは、JR東海道線、東海道新幹線、小田急小田原線、箱根登山線が乗り入れる小田原駅です。

その古すぎる電車が走るのは、この小田原駅を起点に大雄山駅までの9.6kmの路線、伊豆箱根鉄道大雄山線です。
小田原駅の乗換放送で、耳にした方は多いかと思います….が、関東ではトップクラスで知名度の低い路線という印象を持つ方が多いのではないでしょうか?

小田原駅から電車に揺られること21分、大雄山線の終着駅・大雄山駅に到着です。この大雄山駅には車庫があります。

古すぎる電車を紹介 その役割とは?

反対側を向くと、何やら茶色い古い電車が…

それが今回紹介する古すぎる電車「コデ165」です。
現在、車両基地で約1時間後に行われる運転準備が行われていました。

このコデ165の役割は、夜間の工事列車の牽引と、駿豆線大場工場へ入出場をする、検査車両の牽引です。

大雄山線内には、大規模検査を行える設備がありません。
そのため、小田原~三島間をJR貨物による甲種輸送で、検査車両を駿豆線大場工場まで輸送します。
そして、その検査車両を送り迎えする役割を、このコデ165が担います。

大雄山線は、全線単線の12分間隔の高頻度運転で、これ以上増発の余地がありません。
そのため、検査車両の輸送を行う日には、回送列車の運転と、小田原駅での入れ替えを行うため、2往復の電車が運休となります。

そのため、車両検査が行われる際には、駅やホームページなどで、事前に大々的に告知が行われます。

小田原駅には、大雄山線と貨物線を結ぶ渡り線があり、ここを通じて検査車両の授受作業が行われます。

このコデ165は、車歴上は昭和3年製(1928年製)で、2022年現在車齢94年です。

  • 1928年 ー 鉄道省モハ30166として川崎車輛にて製造
  • 1960年 ー 相模鉄道に譲渡 相模鉄道2000系として活躍
  • 1976年 ー 伊豆箱根鉄道へ譲渡 モハ165として営業を開始
  • 1997年 ー 旅客営業を終了 コデ66の代替として事業用者として運用を開始
  • 2018年 ー 塗装を黄色の事業用車カラーから昭和初期のカラーに塗装変更

と言う説があります。つまり、戦前生まれの旧型国電なのです。

伊豆箱根鉄道社内の車両詳説では、他に2説あります。

つまり、車両としてはあまりにも古すぎて、先ほどの説明を含めて社内で3つの説があり、正確な生い立ちが分からない、とてもとても古い電車であることが伺えます。

単行で小田原へ回送されるコデ165

大雄山線の途中駅・飯田岡駅に到着しました。

近くに流れている狩川の土手から、キレイに大雄山線を撮影できます。
ということで、ここから小田原へ向かうコデ165と、検査車両を牽引し大雄山へ向かうコデ165の姿を撮影します。

10時37分頃、吊り掛け駆動特有の音を唸らせながら、通過して行きました。

運休となった、大雄山10:26発→小田原10:50着の時刻での運転です。

拡大してみるとこんな感じ…
事業用車両ということで、扉は真ん中のみに設置されています。

そして、台車が静態保存展示でしか見たことが無い形状となっています。

博物館で保存されてそうな車両が、現役で走っているのを見るのは、とても不思議でした。

かなり猛烈な音を立てて走り過ぎ去っていきました。

普段は撮影することが無い大雄山線、様々な5000系車両を撮影していました。
5501編成「赤電塗装」が一番カッコよかったです。

大雄山へ向けて、検査車両を牽引する様子

11時45分頃 大雄山へ向かうモハ165が、検査した車両を牽引してこちらに向かってきました。

運休となった、小田原駅11:36発→大雄山11:57着の時刻です。

電車が電車を牽引して本線を走行しているのは、なかなか見られないですよね…

牽引されている車両のパンタグラフが上がっていないのが確認できます。

この日牽引したのは、3月29日に大場工場を出場した5502編成です。

大雄山線の車両検査では、駿豆線内は1947年の戦後直後に製造されたED32/ED33が三島から大場工場まで牽引します。
茶色の凸型電機で、こちらも日本の中では、貴重な存在と言えます。

JR貨物による甲種輸送では、小田原駅の渡り線に架線が敷かれていないので、検査車両を機関車に直接繋げることができず、控車代用のコンテナ車3両の後ろに連結されます。
貨車と電車が繋がるとても珍しい姿を見ることができます。

要するに、大雄山線の車両検査は、珍しいことだらけなのです。

大雄山駅で回送を終えた車両の様子

コデ165の12分後の大雄山行きに乗って、大雄山駅までやってきました。

回送を終えた5502編成が停まっています。後部標識板が設置されているのが印象的です。

車内にはブレーキ管に空気を送るための、タンク等が置かれているのが確認できます。

そして駅舎側に回ると建屋内部を覗くことができます。
コデ165が建屋内で停車しているを確認できました。

約3時間後、再び大雄山駅に戻ってきました。5502編成が営業運転に入れるようための準備が、早速行われています。

コデ165はさらにお隣の線路まで移動していました。

おわりに

まだ関東には乗車することはできないけど、現役の戦前生まれの電車が居ます。
その列車が走る際には、事前に告知がされるので、気になった方はぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか?

次の大雄山線車両の検査の際は、駿豆線内を走る凸型電気を撮ってみたいですね。

あと、同じく昭和3年生まれの上毛電気鉄道のデハ101に乗ってみたいところ…

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

鉄道コム

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