【衝撃】8両編成化でカオスな編成が爆誕しました 東急5080系 5189F・5190F

関東

目黒~日吉までを結ぶ東急目黒線。東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線・都営三田線と直通運転が盛んに行われており、車種や行き先に富んだ路線です。

その目黒線を走る5080系は、2003年から2008年にかけて6両編成が10本製造されました。

5080系は2008年に製造を終えて以降は、仕様変更や複雑な組み換えが多かった同系列の5000系・5050系・5050系4000番台・6000系とは異なり、しばらくは大きな動きはありませんでしたが、2022年になって大きな動きを見せるようになりました。

5080系が走る東急目黒線は来年2023年に相鉄線との直通運転が予定されており、それに伴う対応機器の設置が行われ、さらに混雑緩和のため、6両編成から8両編成への増結が行われました。

その8両編成への増結により、面白い編成が登場しましたので紹介いたします。

都営三田線・高島平駅

ここは、都営三田線高島平駅です。板橋区にある高島平団地の中心駅です。

この高島平駅は、三田線の車両基地・志村車両検修場の入出庫線が接続する駅となっており、
入出庫のため、当駅始発・当駅止まりの列車も多数設定されています。

今回乗車するのは下段 16:43発の白金高輪行き8両編成です。

この三田線は、5月14日に新型車両6500形がデビューし、念願の8両編成の運行が実現しました。
デビューから約1か月近くが経ったこともあり、8両編成の比率が少しずつ高くなってきています。

そして6月11日には、4月に運行を開始して以来、南北線・埼玉高速鉄道線運用にしか入ってなかった、8両編成の東急車の運行も三田線で始まりました。

16時35分頃 電車接近のランプが点滅。

ゆっくりと西台方の入出庫線から入線してきました。車番が隠れていますが、今回紹介する5080系5190Fです。

この5190Fは、6月3日に営業運転に復帰したばかりの編成です。
取材を行った6月14日は、8両編成になって以降、初めての三田線運用でした。

1号車~3号車、6号車~8号車 既存車両

この5190F増結前の6両は、2008年に東急車輛横浜事業所にて落成されました。
5080系の内、5188F~5190Fの3編成は、7次車として製造されています。

座席はピンク系のモケット。曲線を描いたスタンションポールと、くぼみのある大型の袖仕切りが特徴です。

優先席です。モケットの色は、一般座席と同じになっています。

2号車の優先席とフリースペース

フリースペースは、

1号車と2号車は、目黒・赤羽岩淵・浦和美園・西高島平方に設置。
それ以外の号車は、武蔵小杉・日吉方に設置されています。

網棚は、前期型車両と同様、金網上の網棚となります。

扉は、若干クリーム色みがかった白色の化粧板が取り付けられています。

TOQビジョンと列車案内モニターです。相鉄線直通対応機器取付時に、17インチのものに交換されています。

列車案内モニターには、三菱電機が開発したグラフィック描画回路「セサミクロ」が搭載されており、滑らかなアニメーション表示が行われます。
後ほど紹介する4号車と5号車も同じものが取り付けられています。

2号車 赤羽岩淵・浦和美園・西高島平方の車端部

車端部の壁面、貫通扉の化粧板は、薄い紺色となります。

最後につり革です。この7次車から、低い方のつり革持ち手の高さが、50mm程度高い位置に取り付けられました。(床面上1,530mm→1,580mm)

5号車 新造車両 サハ5590

2021年に増結用に新造された、現5号車 サハ5590の車内全景です。パット見2020系列に近い内装デザインとなっています。

車内照明も2020系列同様、黄色味がかった昼白色の照明となっています。

床のデザインは、2020系列、東横線5050系5178F、4111Fの6号車・7号車(デハ4611・サハ4711)と同じ木目調のものとなっています。

2015年以降製造された、田園都市線5000系の中間増備車(6ドア車両置き換え用)とは、床のデザインが大きく異なることに、この記事を書いてて気が付きました。

参考 田園都市線5000系 中間増備車

端の2席にある枕が付いているのも特徴ですが、床のデザインも異なることが分かります。

車内照明は、わずかに青味がかった昼光色に近い色味をしています。

座席の色は、2015年以降製造の5000系列と同じ緑色系のモケットです。
ただし、座席形状はハイバックシートでは無くなり、従来通りの座席形状となっています。

また、座席中間にあるスタンションポールには、滑り止め加工が施されています。

なお、袖仕切りの形状は、2015年以降製造の5000系列と同様のモノが採用されています。(形状に変化はなし)

日吉方に設置されている優先席です。一般座席と同じモケットとなります。

赤羽岩淵・浦和美園・西高島平方にあるフリースペースです。車端部にはクッションが設置されています。

床面にはフリースペースを示すピクトグラムが描かれています。

貫通扉は、2020系と同じデザインです。

網棚は、5050系4000番台などの8次車と同じ、プレート状のものが採用されています。

扉です。普通の白色の化粧板が取り付けられています。

モニターが設置されている鴨居部の色も、扉と合わせて白色のものが採用されています。

つり革は、一部の5000系中間増備車や2020系列と同じ、クリーム色の二等辺三角形のものとなっています。

優先席も、二等辺三角形となっています。前方から高高高低高と、従来車両とはつり革の高さ配置が逆順です。

また、2019年に東急電鉄の分社化に伴い、社紋が「TOKYU CORPORATION」から「TOKYU RAILWAYS」に変更されています。

参考・今までの社紋

4号車 転用車両 デハ5490 (元デハ6302)

4号車のデハ5490です。5080系の増結後の4号車のうち、5189Fと5190Fの2編成は、元大井町線6000系車両が転用されています。

6000系

元となった大井町線6000系は、2008年に急行用車両として6両編成が6本デビュー。

デビュー後、大きな動きは無かったものの、2017年下期より輸送力強化のため、1両を新造し7両編成化を行いました。
その際に、現在のデハ5489・デハ5490が製造されます。当時の車番は、デハ6301・デハ6302でした。

その後、2018年に大井町線で6020系がデビューし、同年秋より指定席サービス「Qシート」が営業を開始。
翌年、2019年には6000系車両の内、6101Fと6102Fにも「Qシート」を組み込みます。

それにより、2両の新造車両が余剰となり、その後製造元のJ-TREC横浜事業所(旧東急車輛)に搬入。
2021年に新デハ5489・デハ5490(当時の書類上の車番は、デハ6991・デハ6992)として再出場し、それぞれ5080系5189F・5190Fの編成に組み込まれ、現在に至ります。

座席は、大井町線時代と変わらず、オレンジ色系のモケット。

袖仕切りは、5000系列7次車以降と同様、くぼみのある大型のものが取り付けられています。

日吉方にある優先席です。一般座席と同じモケットとなっています。

赤羽岩淵・浦和美園・西高島平方にあるフリースペースです。構造は5080系の従来車両と全く変わりません。

妻面部と貫通扉の化粧板が、木目ちっくな温かみのある物となっています。

網棚です。元々は2017年の7両編成への増結用車両として製造されたため、5050系4000番台などの8次車と同じ、プレート状のものが採用されています。

デハ5489・デハ5490の扉です。製造当時、廃車が行われていた田園都市線5000系6ドア車両の扉が、そのまま流用されています。
そのため、化粧板の色が青みがかっていて、暖色系でまとめられた車内に対して、少し不釣り合いな印象です。

5000系中間増備車(6ドア置き換え車両)の一部車両も、6ドア車両の扉が流用されています。

デハ6301・デハ6302として製造された当時は、液晶モニターと鴨居部も5000系6ドア車両のモノが流用されており、青系のものでした。

5080系に転用するにあたって、セサミクロ搭載の17インチモニターに交換、鴨居部の色合いも白色のものとなりました。

つり革です。持ち手形状と高さ、つり革配置は、5000系7次車に準じています。

優先席のつり革配置です。手前から高低高高高です。

転用車両デハ5489・デハ5490のみ、車側灯の位置が行先表示器から離れたところにあります。

参考:他の車両の車側灯

サハ5590の車側灯。行先表示器のすぐ右手に設置されている。

元大井町線車両は、10編成中2両のみ

5080系の元大井町線6000系車両は、前述の通り5189Fと5190Fの4号車のみです。

目黒線5080系の運用範囲 将来は相鉄にも?

2022年6月現在の運用範囲

  • 東急目黒線    日吉~目黒
  • 東京メトロ南北線 目黒~赤羽岩淵
  • 埼玉高速鉄道線  赤羽岩淵~浦和美園
  • 都営三田線    目黒~西高島平

メトロ線・都営線双方走行可能な東急の電車ですが、
運用番号が偶数が南北線方面、奇数が三田線方面と完全に分かれています。

2023年に、東急目黒線は相鉄線との乗り入れが予定されています。
来年に、バリエーションがさらに増えた5080系に、相鉄線内でも乗れることが非常に楽しみです。

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