相鉄線ユーザー、神奈川県大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。
2019年11月30日に、JRとの直通運転が開始された相鉄線。
新ダイヤ平日初日12月02日より、通勤急行と通勤特急の運転が開始され、地味ながらも注目を集めました。
両種別ともに、平日の朝ラッシュ上り(横浜行き)のみの設定ですが、今後夕方時間帯に、海老名行きや湘南台行きでの運転はあるのでしょうか?

横浜行きのみの通勤急行

前述の通り、この通勤急行は、平日の朝のみの運転となっています。
停車駅は、海老名または湘南台から二俣川の各駅と、鶴ヶ峰、西谷、終点:横浜です。
本線ユーザーからすると、鶴ヶ峰と西谷に停車する急行、いずみ野線ユーザーからすれば、星川を通過する快速と言った印象です。
本線海老名発は、
- 海老名 5:48発 → 横浜 6:21着
- 海老名 6:48発 → 横浜 7:28着
- 海老名 8:06発 → 横浜 8:45着
いずみ野線湘南台発は、
- 湘南台 7:02発 → 横浜 7:36着
- 湘南台 7:22発 → 横浜 7:56着
- 湘南台 7:37発 → 横浜 8:11着
- 湘南台 7:52発 → 横浜 8:26着
- 湘南台 8:09発 → 横浜 8:42着
で、海老名発が3本、湘南台発が3本設定されています。
夕方ラッシュ時に同じ役割を、星川に停車する快速が担っています。
新しく設定されたこの種別は、今後活躍の幅を広げるのでしょうか?
下り 海老名行きや湘南台行きは設定されるのか?

多くの方がご存じの通り、2023年3月には相鉄・東急直通線が開業予定となっています。
そのため、直通運転開始以後、西谷駅で直通線(新横浜線)電車と接続を行う電車が必然的に増えます。
2022年3月ダイヤ改正時点で
横浜駅夕方ラッシュ時 毎時58分、04分、18分、24分、38分、44分発で運転されている
急行のうち、西谷にて接続を行う電車を通勤急行に置き換え、
西谷で直通線からの特急への乗換で、大和・海老名への最速達列車としての役割を担うことが可能でしょう。
横浜駅夕方ラッシュ時 毎時13分、33分、53分発で運転されている快速海老名行き(本線)は、
星川で各駅停車を追い抜かし、西谷でJR線からの特急海老名行きと接続を行うダイヤとなっています。
そこで、上りラッシュ時の通過種別同様、星川付近の列車の流れをスムーズにし、遠近分離を図るため通勤急行化する可能性も否定できなくはないです。
東急線方面との直通に際し、夕方ラッシュ時間帯のダイヤサイクルを変更する可能性も十分考えられます。
そこで、どのような運転時刻になるのかの予想は立てられませんが、
- 西谷で接続を行わない海老名行き優等は急行
- 西谷で接続を行い、かつ星川で各停を追い越す優等は通勤急行
- 西谷で接続を行い、星川で各停と接続を行わない優等は快速
- 西谷での接続の有無にかかわらず、星川で各停を追い抜かない湘南台行き優等は快速
といった形での設定が合理的だと考えられます。
ポイントは、星川駅での各駅停車の待避は、全て通過待ちとなるところです。
最初の述べた、現状の20分サイクルのダイヤをそのまま種別変更する場合と異なる点は、
58分発、18分発、38分発の急行をもし、西谷接続と仮定しこの条件に当てはめたとすると、
星川での接続が無いので、通勤急行ではなく快速となるところです。
(04分発、24分発、44分発の急行を、西谷接続とした場合は通勤急行)
おわりに
多くの方が楽しみに待っている相鉄と東急との直通、当サイトで何度も言っている通り、直通運転によって、横浜発着の電車の運転形態がどう変わるのかとても楽しみです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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