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相鉄線の直通運転 他の直通運転とは違う特殊すぎる点とは?

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みなさん、こんにちは!相鉄線ユーザー、神奈川大和市在住のkeitrip/須田 恵斗です。

2023年3月に開業予定の相鉄・東急直通線、まれに見る広大な直通運転で、相鉄線ユーザーはもちろん、日本各地の鉄道ファンから注目を集めています。

そんな相鉄線の直通運転は、他社と異なっている部分があります。その点に関して紹介をいたします。

神奈川東部方面線の路線図です。

こちらをご覧いただくと、相鉄の直通運転が把握できるかと思います。

JR直通電車の特殊な点

2019年11月30日に、直通運転を開始した、相鉄線とJR線。
ここに関しては、日本で唯一の”料金不要列車”での大手私鉄とJR線同士の、直接の直通運転を行っているという点が、他大手私鉄との直通運転の違いです。

現在、相鉄を除く、大手私鉄のJR線乗り入れは…

  • 東武鉄道ーJR東日本(有料特急日光、鬼怒川、スペーシア)
  • 小田急電鉄ーJR東海(有料特急ふじさん)
  • 小田急電鉄ー東京メトロ千代田線ーJR東日本

となっています。

前者二つは、私鉄とJRが直接の乗り入れを行っていますが、どちらも有料列車のみ。

最後の小田急とJR東日本(常磐線各駅停車)の乗り入れですが、間に地下鉄千代田線を挟んだ、3社による相互乗り入れ運転となります。

そのことから”料金不要列車”で大手私鉄とJR線の直接の直通運転が行われている唯一の例であるということがわかります。

東急との直通運転の特殊な点は?

来年2023年3月に開業が予定されている、相鉄・東急直通線。
現在、JRとの乗り入れのために羽沢横浜国大駅で止まっている、相鉄新横浜線を新横浜まで延伸。
東急側は、日吉から新線の東急新横浜線を開業し、新横浜で接続をして、直通運転を開始する予定です。

この直通運転の特殊な点は、JRと同様に直接乗り入れを行っているところにあります。

現在、大手私鉄同士(東京メトロを除く)での直通運転は、

  • 東急東横線ー東京メトロ副都心線ー東武鉄道
  • 東急東横線ー東京メトロ副都心線ー西武鉄道
  • 東急田園都市線ー東京メトロ半蔵門線ー東武鉄道
  • 京急電鉄ー都営浅草線ー京成電鉄

となっており、すべて間に地下鉄を介しての直通運転となっています。
※東京メトロは、大手私鉄に分類されますが、この記事では地下鉄として取り扱います。

そのため、この直通運転が行われれば、相鉄と東急で関東唯一の大手私鉄同士の直接の乗り入れとなります。

関西では、2009年に開業した阪神なんば線を通じ、近鉄と阪神が相互直通運転を行っています。
2022年7月現在、日本で唯一の大手私鉄同士の間に地下鉄等を介さない相互直通運転となります。

同一方面の2社双方への直通

この相鉄線直通のそもそもの特殊なところは、同一方向に走る競合する2社へ直通している点です。

JR直通線も東急直通線もどちらも、発着するホームは異なりますが、武蔵小杉駅は必ず通ります。
その先、JR直通線も東横線・副都心線直通どちらも、渋谷・新宿(副都心線は新宿三丁目)・池袋の3駅に停車します。

2社への直通運転そのものは、特段珍しいものではありませんが、同じ駅へ向かう2社双方に乗り入れるのは非常に珍しいです。

同じ駅と言っても路線によって、乗り換えの利便性が変わってくるので、行きたい駅によって細かい使い分けが行えるのは、かなりの強みになります。

JR直通電車であれば、山手線に乗り換えがしやすく、逆に地下鉄への乗換は不便になりがち、

東急直通電車であれば、その先の地下鉄で乗り入れ直接都心へ、駅によって極端に変わってくるものの、他の地下鉄線へ乗り換えがしやすく、逆にJR線への乗換は、JR直通電車と比べると不便になります。

今後、利用状況を見て、こういった強みを生かすためのダイヤを設定することを、期待したいと思います。

おわりに

首都圏の大手私鉄で唯一、東京都内に路線を持たない相鉄。
そんな地元の相鉄線内で、東急車とJR車が同じ線路を走り、すれ違うという非常に珍しい光景が見られることを楽しみにしています。

来年開業の東急線方面はもちろん、JR線方面の今後の動きも注目ですね…

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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