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【法則が2種類】相鉄の車両番号はどのように付けられているの?

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鉄道車両は、新幹線もJR在来線も路面電車も、必ず識別するための固有の番号である車両番号【略して車番】が付けられています。

その車両番号も、この役割の車両は○○○番台と言ったような、各社独自のルールに基づいて付けられています。

相模鉄道では、どのようにして付けられているのでしょうか?

相模鉄道の車両体系

相模鉄道では、ある一定のルールに基づいて車両番号が割り振られています。
そのルールは残念ながら、会社から外部に向けて、当然ながら公表はされていませんが、
車両ごとの役割と番号を照らし合わせれば、そのルールがほぼ分かります。

調べて行くと、大まかに10000系以前の車両と11000系以後の車両で、ルールが全く異なることが分かります。

車両の役割ごとに付けられるパターン

車両の役割ごとに付けられるパターンの車両は、2022年現在、8000系・9000系・10000系で見られます。

8228

写真に写っている8710×10で見て行いきます。

5・4桁目の8000はもちろん車両の系列名です。単純ですね…

3桁目は200となっています。この3桁目は車両の役割を表しています。
この役割に応じて付与される番号は、1行飛ばして下記の通りです。

2・1桁目の28は、製造番号です。該当する形式に応じて、順番に番号が割り振られています。

  • x500 = 海老名方制御車
  • x100 = ユニット電動車の制御機器(VVVFインバーターなど)搭載車両
  • x200 = ユニット電動車の制御機器非搭載車両
  • x300 = 単独電動車
  • x600 = 付随車両
  • x700 = 横浜方制御車

となります。

そして車両の組み込み方法も、固定編成となっている8000系~10000系では、横浜方から若い番号順で組み込まれていきます。
なので、8228は、8000系のユニット電動車の制御機器非搭載車で28番目に作られた車両ということになります。

相鉄7000系では、

  • 7100 = ユニット電動車 奇数が主制御器と抵抗器搭載、偶数が補助電源装置・コンプレッサーを搭載 奇数車と偶数車でユニットを組成
  • 7300 = 7050番台(VVVF制御車)の単独電動車

となっており、系列によって、電動車に関しては割り振りが異なっていたようです。

号車ごとに付けられるパターン

号車ごとに車両番号が付けられるパターンです。11000系以降で見られます。

これに関しては、表を見てもらった方が早いのでご覧ください。

こんな感じです。3桁目が号車に応じた番号が割り振られ、1・2桁目は、JRでいう製造順に割り振られた編成番号になります。

11000系は、横浜方1号車より、0・1・2~9と、1つずつ割り振られて
12000系、20000系・21000系は、横浜方1号車寄り、1・2・3~0と、号車と一致するように割り振られています。

来年からの乗り入れ先である、東急電鉄の5000系列以降と全く同じ付番方式です。

おわりに

相鉄も含めどの鉄道会社も同じですが、車両の固定編成化が進み、組み換えはほとんど行わなくなったから、号車ごとに順番に番号を振るようになったのだなと実感しています。

だけど、そういえば直通先の東急では、まだ増結やら組み換えやらをして、ものすごい勢いで改番してますね…

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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相鉄グループ情報および直通線情報(鉄道コム)

掲載日コらム
2024年3月10日相鉄10000系、始動する「リバイバルプロジェクト」
2種類の復刻カラー実現なるか!?

【復刻決定おめでとう!!!】
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